「なんで私は○○できないの?」と先週1回でも思った人は読むべし
OTONA SALONE / 2017年9月4日 21時0分
キャリアカウンセラーとして、女性のさまざまなキャリアに関わってき小島貴子先生が、アラフォー世代のさまざまな悩みに答える新連載『女のキャリア一刀両断!』。キャリアを重ねてきた分、仕事も私生活も充実しているのがアラフォー世代。とはいえ仕事に恋愛、結婚問題など、悩みもつきないもの。もちろん、今までの人生に後悔はなくても、このままでいいの? これからどう生きていくべき? そんな疑問を持つあなたに、人生の先輩でもある小島貴子先生が、びしびしアドバイスをしていきます!
友人は結婚しているのに……
20代後半くらいから30代にかけて、周りの友人が結婚しはじめ、35歳をすぎて、このまま一緒に独身でいくと思っていた友人たちもバタバタと結婚し、自分一人だけ取り残された気分になった経験は、アラフォー世代ならだれにでもあるのではないでしょうか?
さらに、40歳をすぎて、バツ1の友人が、2度目の結婚をしたり、50歳近い女性の上司が、まさかの結婚をしたり。そのたびに、「なんで自分は結婚できないの?」と、落ち込んでしばらく立ち直れなかった人もいるかもしれません。
さらに、SNSには、毎日、結婚、妊娠、出産、子どもの入園&卒園など、次から次へと幸せの押し売り??が発表されています。
でも、人の状況を、いちいち気にしていては、自分の感情と未来がもったいないのです。今さら人と比べてどうなるのでしょうか?もちろん何か学べる事があるならば、どんどん吸収しましょう。しかし、ただ単に自分との比較で終わるならば、「私は私、人は人」ときっぱり境界線を設け、人の結婚や妊娠、出産といった事情に自分の感情を動かされるのはやめましょう。
そもそも、そこまで本気で結婚したいわけではないのではないですか? 誰とでもよかったら、とっくの昔に結婚しているわけだから。せっかくここまで自分が選択して生きてきた道を、自分自身で否定しないであげてください。
友人は出世しているのに……
私は、来年60歳。30代のときのクラス会は様子眺め。40代のときのクラス会は比較合戦。50代からは、今の自分に満足している人のみが参加。というのが、これまでのクラス会を振り返ってみての実感です。
何と言っても、30、40代は、人と競い、人に評価され、人の中で生きている時代ですから。
身近では、同期のほうが先に出世したり、大きなプロジェクトを任されていたり。キャリアアップの転職のお知らせは、ある意味、結婚報告よりも落ち込むという人もいるかもしれません。
そんな比較をして、得ることは、自分に足りない事を知る事です。
何かを得ている人は、やっぱり見えるところでも、見えないところでも、得るための努力をしているのです。
比較する時は、負の感情をはさまず、冷静に。友人にはなく、自分にはあるものを、どんどんリストアップしていきましょう。そして、その時の自分には、無かった理由や出来なかっただけであるという事を理解しましょう。足りないものがあるなら、これからそれを磨くことに時間をかけましょう。
気が小さくても大胆に行動を!
結婚でも仕事でも、人と自分を比べて引け目を感じてしまう人は、自分で行動を起こしていないことに負い目がある場合も多いのです。もし、何でも自分から行動をする人であれば、他人が結婚しようが、出世しようが、興味なし! のはずですから。
また、よく自分自身のことを「気が小さいから、行動できない」と言う人がいますが、「気が小さい」ということと、「行動しない」というのは、実は全く別の物。「気が小さい」というのは、石橋をたたくということ。つまり用心深いということなのです。そしたたいてから「渡る」、つまり用心深くきちんと行動できることをいうのです。つまり、行動するためには、小心であることが重要だったりするのです。ぜひ自分をディスカウントせずに、細心の注意をもって「行動」を起こしてみましょう。
また、「経験がないからとか、失敗したらどうしよう」と迷っている人は、まず、それが「やってみなければ分からないこと」なのか、「今までやってきたから(失敗しそう、難しそうなのが)分かっていること」なのかに分けましょう。
前者なら、まずやってみればいい。後者なら、改善策を考えて、もう一回やればいい。それでも躊躇しているなら、なぜ躊躇しているのかを、考えてみましょう。
そうすると、本当はやりたくないことかもしれません。結婚も出世も同じこと。それなら、やめればいいのです。そうやって自分が出した結論なら、他人がどうであれ、関係ないと思えるはずではありませんか?
50歳からは自分が主役の人生を送る!
『女50歳からの100歳人生の生き方』 小島 貴子・著 さくら舎・刊 1,512円+税
日本女性の平均寿命は87歳を超え、多くの女性が100歳を超えて生きる時代に入りました。
これまでは余生といわれていた50歳以降ですが、そこには「未来」があります。著者の専門のキャリア心理学を駆使して、自分で100歳人生のシナリオが書けるように導いてくれる本!
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