「子どもの有無」で女の友情に溝?約6割は話が合わない
OTONA SALONE / 2017年8月14日 16時0分
学生時代から仲良しだった友人と、子どもができてから疎遠になってしまった。
女同士の間では、取り立ててめずらしい話ではない。どちらが悪いわけではなく、一方が結婚して子どもが産まれると、生活が一変する。すべてが子ども中心に動き出し、自分のことは二の次。気楽に子どもが置いて出かけられないのが、一般的なママのライフスタイルだ。
子どもができて会えなくなるのは女性だけ
子どもがいようか、いまいが、付き合うのは本人同士で友情には響かない。ただ物理的に小さな子どもがいると、以前のように飲みに行く機会は減り、一緒に旅行に出かけられないなど、時間の空白は生まれる。
子どもが幼い頃までは、会えても昼間の限定された時間帯。久しぶりに会うランチに子連れでやってくるママもいるが、置いて行けないので当然の行動である。子どもがいない“おこなしさま”は、その点は自由だ。パートナーの束縛がよほどきつくなければ、夜に出かけることの不便さは感じない。でもこれは、女性特有ではないだろうか。
イクメンという言葉が浸透し、育児に積極的に参加する男性が増えてはいるが、「子どもがいるから夜は飲みに行けない」と断る男性を、あまり見たことがない。また、男性同士で「あいつは子どもができてパパになったから、もう頻繁には会えないな」といった声も聞いたことがない。
昨今、実質一人で家事や育児の大半をこなさざるをえない女性の「ワンオペ育児」が問題視されている。男性は長時間労働になりがちで、女性に比べて時短勤務は取りづらい。加えて、いまだ日本では家事や育児は女性がメインという価値観が根強く残っているため、女性の負担が重くなってしまうのだ。
ワンオペ育児が女性同士の友情にも影響?
昔はほとんどの女性が、結婚して子どもを産むライフコースを歩んでいたので、みんな一緒だった。育児や家事など主婦としての共通の話題であり、それが主な関心事だったが、いまは立場によって興味や知りたいことが異なる。
結婚している人、独身の人、子どもがいる人、いない人。割合は多少違えど女性の生き方は多様化し、圧倒的なマジョリティはなくなりつつある。
生き方の選択肢が増えたことは喜ばしいことだが、女性は共感能力が高い傾向にあるため、同じ立場の方が理解しやすい。なかでも女性にとって、子どもの有無の違いは大きい。子育てしている女性と、していない女性とでは、必然的に関心事が違ってきてしまう。
そのせいか、子どもができると友人との距離感を感じてしまう女性も少なくない。久しぶりに会ったとき、話題が子どものことばかりだと、話が合わないと感じてしまう。するとさらに隔たりを感じて、結局同じ境遇の友人と仲良くしてしまうのは、女性ならではの感情かもしれない。
子どもの有無で距離を感じる女性たち
実際、子どもの有無で違いを感じている女性の割合は、どれくらいいるのだろう。
子どものいない女性を対象にアンケートをとったところ、「子どもがいる人と話が合わない」と回答したのが約6割。「子どもがいる友人との距離感」を感じている女性は、5割以上いた。正直、予想していたよりも多い割合だった。
女性は子どもの有無で、考え方、働き方、遊び方、生き方、すべてに影響するため、女性間で溝ができやすいのだろうか?みなさんは、どう感じていますか?
子どもの有無での違い、子どもがいない女性が感じている思いを、ぜひお聞きかせください。
◆「子どもがいない女性」の意識調査アンケートのお願い
「子どもがいない大人の女性」を対象に、思いや悩みなどを浮き彫りにし、子どもを持たないライフコースの現状を捉えて発信していきます。
無記名によるアンケート調査ですので、率直なご意見・お気持ちをお聞かせください。
「子どもがいない女性」の意識調査アンケート( https://goo.gl/forms/K8atMJcZc4dEfFb02 )
*アンケートの回答は統計的に処理され、個人が特定できる形で利用されることはありません。
(2017年8月14日~8月31日までアンケート実施)
「子どもの有無」で女の友情に溝?約6割は話が合わない 【おこなしさまという生き方 Vol.51】
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