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【後編】夏の冷えが危ない!お疲れボディのために取り入れたい3つのこと

OTONA SALONE / 2023年7月14日 21時1分

40~50代になり、「冷房にあたりすぎて手足が冷える」「おなかや腰が冷たい」などの悩みがありませんか?

日本の女性は、平均で50歳頃に閉経を迎えることが多く、閉経を挟んだ前後5年間は「更年期」と呼ばれています。

この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性によくあるお悩みのひとつに「夏の冷え」があります。

今回は、夏の冷えを改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師、碇 純子さんに教えてもらいました。

前編はこちらから
夏の冷えの特徴は?放っておくとでどうなる!?

夏のからだを労わる冷え取りグッズ3選

写真/PhotoAC

夏の冷えを改善するためにおすすめの冷え取りグッズをご紹介します。

 

1.重炭酸入り入浴剤

重炭酸は、血行をよくしたり疲労を回復したりする効果があります。

重炭酸入りの入浴剤を使えば、からだがじんわりと温まり、リラックスした入浴時間を過ごせるでしょう。

 

2.冷え取り靴下・レッグウォーマー

からだ全体の冷えを防ぐためには、脚元を温めるのも効果的です。

冷え取り靴下やレッグウォーマーは、保温性の高い素材が用いられていたり特殊な編み方が施されていたりするので、脚をしっかりと温めてくれます。

 

3.シルク素材のインナーや腹巻

シルク素材のインナーや腹巻も、夏の冷えを防ぐために有効です。

保温性に優れているだけでなく、吸湿性や放湿性もあります。汗をしっかり吸い取って快適な状態を保ってくれるのです。

更年期の冷えと夏の冷えは漢方でも対策できる

漢方薬は不調の根本改善と体質改善をすることで理想の健康へ導くことを目的としており、医薬品としても効果が認められています。

「夏の冷えが起こりにくい体質になりたい」という方には漢方薬がおすすめです。

冷えは、ホルモンバランスの乱れや血行不良、水分代謝の低下、胃腸の働きの低下などが原因で生じると考えられています。

さらに、冷房によって室内外の温度差が大きくなる夏は、体温調節をコントロールする自律神経の乱れから冷えが悪化しやすい時期です。

冷え対策には、

・ホルモンバランスや自律神経の乱れを整える

・血流をよくして熱を巡らせる

・水分の循環をよくして冷えを解消する

・胃腸の働きをよくして熱をつくりだす

などの働きをもつ生薬を含む漢方薬で、根本改善を目指します。

自然の生薬で作られた漢方薬は、毎日飲むだけでからだにやさしく作用していき、理想の健康を目指せます。

夏の冷えの改善には、以下の漢方薬が使われることがあります。

 

<夏の冷えにおすすめの漢方薬>

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):「血(けつ)」を補って血行を促し、余分な水分を排出することで冷えを改善する作用があります。手足が冷えやすく、頭痛やめまい、耳鳴りなどを伴う方に。

・八味地黄丸(はちみじおうがん):「腎(じん)」の働きを補ってからだを温める作用があり、からだ全体の機能低下を改善することで、下肢痛やしびれ、頻尿などによい作用があります。疲れやすく四肢が冷えやすい方に。

漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。

うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。

「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

相談もスマホで完結しますので、対面では話しにくい悩みも気軽に相談できますよ。

アイテムを活用して夏の冷えを防ごう

写真/PhotoAC

夏の冷えを放っておくと、健康や美容に悪影響を及ぼすことがあります。

冷え取りグッズや漢方薬を上手に活用して夏の冷えを防ぎましょう。

夏の冷えを防ぐことで、心地よい夏を過ごすことができるはずです。

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師

碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)

神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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