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「はりつけ」ではありません。「礫」の読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2023年9月11日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「礫」です。

「礫」の読み方は?

「はりつけ」と読んだ人がいるかもしれませんが、「はりつけ」は漢字で「磔」と表します。「礫」という漢字は以下の意味を表します。

小石を投げること。また、その小石。礫石(レキセキ)。

出典:※

例文には、返事のないことを表す「なしの礫」や当たらないこと、目標の定まらないことを表す「闇夜の礫」などがあげられます。

正解は……

「つぶて」です。

「礫」の読み方は「つぶて」に留まりません。まず漢字そのものの読み方は以下の通りです。

  • 音読み レキ
  • 訓読み こいし・つぶて

各国語辞典には他に「ざれ」「たびいし」という読み方が掲載されています。いずれも小石や砂利などを表す言葉です。

泥・砂・礫(レキ)

さまざまな読み方がある「礫」ですが、中でも「礫(レキ)」は、堆積物を大きさで分類した際、粒径が直径2mm以上の岩石の破片を表します。それをさらに細かく区分すると、

  • 粒径256mm以上 巨礫
  • 256~64mm 大礫
  • 64~4mm 中礫
  • 4~2mm 細礫

となります(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)。

ちなみに、川や海に堆積する粒子は大きさによって「泥・砂・礫」に区分されます。直径2mm以上は「礫」と区分されますが、直径0.0625(1/16)mm〜2mmの範囲の粒子からなるものは「砂」、直径0.0625(1/16)mm以下のものは「泥」(大きさによりシルトと粘土に分けられる)を表します。

  • 直径2mm以上 礫
  • 直径0.0625(1/16)mm〜2mm 砂
  • 直径0.0625(1/16)mm以下 泥
    (0.004〜0.0625mm シルト)
    (〜0.004mm 粘土)

 

※つぶて|言葉|漢字ペディア

参考文献

  1. 泥・砂・礫の区分|絵で見る地球科学|地質を学ぶ、地球を知る|産総研地質調査総合センター
  2. 株式会社平凡社 百科事典マイペディア
  3. 朝倉書店 岩石学辞典
  4. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

 

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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