【無料招待】「今月の生理をラクにするアイテム」から「女性管理職を増やすヒント」まで【フェムテックトーキョー】が変える「とってもいい明日」を担当者に聞きました
OTONA SALONE / 2023年9月27日 11時0分
10月5日(木)から7(土)まで東京ビッグサイトで開催される展示会「フェムテックトーキョ―」。オトナサローネは昨年に続き本年もメディアブースでの出展を予定しています。
今年も最終日の7日(土)を一般公開デーとして解放。この記事末尾のリンクから無料招待券の申し込みが可能です! この日は産婦人科医の高尾美穂先生を招いての講演会が予定されているので、高尾先生のお話で知識を深めたうえで、最先端のフェムテック・フェムケアに触れることができるのが魅力です。
「昨年の1回目開催で、社内にもよい変化が起きました」と語るのは、展示会事務局担当者のRX Japan(株)第一事業本部 福島美咲さん。現在30歳の彼女の目を通じて、フェムテックが社会をよりよく変えていく期待について伺いました。
社内にも変化が起きた
![](https://otonasalone.jp/wp-content/uploads/2023/09/1810-400x300.jpg)
RX Japan(株)第一事業本部 福島美咲さん
「2021年の冬、普段はAIなどテック分野の展示会を手がけている男性社員の発案がきっかけでした。先端テクノロジー動向を追う中でフェムテックという言葉を目にして、女性の健康課題に特化した分野に将来性を感じる、やってみてはどうかと」
メンバーは手ごたえを感じたものの、可否を判断する社内の幹部層男性は生理・月経という言葉そのものに耳なじみがありません。本当にこれが展示会としてうまくいくのか? 大丈夫なのか? 女性は本当に生理に悩んでいるのか? と疑問の声も聞こえたそう。ひとつひとつ社内ヒアリングや有識者見解で確認、社内意識を高めて「理解」を促す点がスタートだったそう。
「フェムテックトーキョーの開催を通して、社内の精度にも変化がありました。たとえば、今まで従来から無給の生理休暇はありましたが、言い出しにくいため活用されていませんでした。これを『フェムケア休暇』に名称変更し、同時に月に1回まで有給の休暇に変更。この名称になったこと、また体が辛いときには無理せず体を休めようという意識が社内に浸透したことで、休暇が取得しやすくなりました」
結果、部下がフェムケア休暇をとりますと口にするように変わったため、男性管理職が不調の原因を把握できるようになりました。チーム全体が女性特有の健康課題を理解し、受け入れるムードに変わっていったそうです。
もうひとつ、女性同士でも「お互いの不調の重さの違い」を知る機会は実はそれほどないと認識できたことも発見だったと福島さん。
「生理の辛さは人それぞれ違い、軽い人からすれば重い人の生理休暇は『さぼり』と感じられることすらあることがわかっています。でも、辛さは人それぞれだということを女性同士でも認識しなおすと、お互いさまねと寛容度が上がる。ひとりひとりがもっと働きやすい社会をつくることができるのです」
今年の注目ポイントは?
「座って試せるブースが増えると思います。これだけの数のマシンを座って比べる機会はまず他にありませんから、ぜひどんなものなのか、自分にもできそうなのか試してもらいたいです」
今回は全ジャンルで200社以上の出展を予定していますが、一般デイはサンプリングが非常に多いのが特徴です。一度にいろいろなフェムテックアイテムを実際に見て触って確認できるのは大きなチャンス。健康に悩みを持つ人は解消のための答えが見つかると思いますから、滞在時間を長めにとって隅々まで楽みたいもの。
「いろいろなアイテムがあって、私たちを助けようとしているということを知るだけでも元気が出ます。私は一人で苦しんでいるわけではないとわかるから。たとえばナプキンひとつとっても、素材のバリエが増えて選択肢が増えることて、生活しやすく輝ける人が増えるはず。そのお手伝いができたらうれしいなと思うんです」
今後20年、30年と社会と接し仕事を続けていく福島さんにとっては、展示会は自分の将来に関わる学びの場でもあると言います。
「これまでの女性は、選択肢の少ない中、辛さを抱えながら過ごしてきたのだと思います。でも、決して孤立しているわけではないんですよね。さまざまな商品やサービスを通じて、この辛さを誰かが、社会が受け入れてくれていることがわかる。頼る先があり、一緒に解決していけるんだと知ることができたことは、これから自分が仕事を続けていく中で大きなプラスです」
たとえば従来、更年期障害の辛さを誰にも相談できず、ひたすら我慢し続け辞めていく「更年期離職」は大きな社会課題でした。
福島さんの世代の女性の間でも、たとえば学生時代に生理アイテム何を使ってるかなんて話はやっぱり口にしづらい、恥ずかしいことだったと言います。
「でも、この数年のフェムテックブームで吸水ショーツはどこのを使っているよ、ここの会社の月経カップは使いやすかったよ、なんてことを友人同士で話せるようになりました。そうか、生理の話は恥ずかしくないんだなって自分自身の意識が変わりました。
自分のからだについて興味を持ち、知っていく中で、より快適に過ごせるアイテムを生活に取り入れてみたいと思うようになりました。
自分の体の不調や悩みをサポートしてくれるアイテムやサービスが世の中にはたくさんあるということを知ることで、もしかしたら明日がもっといい日になるかもしれません。皆様にとって、フェムテックトーキョーがそんなアイテムと出会える場になると嬉しいです」
Femtech Tokyo 2023
「広げようFemtech」
2023年10月5日(木)~7日(土) 10:00~17:00
会場東京ビッグサイト(東展示棟)入場無料(要事前申し込み)
【ビジネスデー】10月5日(木)~7日(土)
【一般公開デー】10月7日(土)
≪OTONA SALONE編集長 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫
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