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こんな治療方法もあるんですよ!「尿もれ」の外科治療について【尿もれオンライン取材・全文ログ】#10

OTONA SALONE / 2023年9月16日 21時31分

更年期世代から始まり、閉経後の女性の約半数に起こると言われている「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」。

ひらたく言うと尿漏れ、頻尿、性交痛など「おシモ」の諸症状のことですが、なかなか周囲に相談しにくく、ひとりで悩んでいる女性も多い問題です。

そこで今回オトナサローネでは、編集長イノイチ&編集部ノゾミに加え、「尿もれ師匠」SAY(セイ)さんをゲストとしてお招きし、読者30名の皆様と一緒に「尿もれ」の問題に関してオープンに話す公開オンライン取材を開催しました。

1時間半の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は10本目です!

 

基本的な治療で駄目なら、レーザーや外科手術を検討しても

イノイチ:ここまでは通常の治療を紹介しました。次は外科的な治療をご紹介します。

Er:YAGレーザーを腟内にあてる「インティマレーザー治療」は、粘膜・膣壁の厚さが増えて、膣の緩みや尿失禁などの症状を改善します。

次にフラクショナルCO₂レーザーを腟壁や外陰部に照射する「モナリザタッチ」。これは性交痛の治療としてメジャーですよね。膣萎縮を改善して、外陰部のシワ、たるみにも効果的なものです。

 

あとは「ボツリヌス療法」(ボツリヌス毒素膀胱壁内注射療法)。顔のシワ取りやけいれん止めに用いるボトックスを膀胱の筋肉に注射します。過活動膀胱、切迫性尿失禁治療に行われ、保険適応となっています。注射は局所麻酔下に行われ、注射時間は10分程度。1年に1回行います。

 

一番強いというか、最終的なものとしては、ポリプロピレンテープを用いた尿失禁手術(TOT,TVT,TFS手術)があります。毎日1回以上尿がもれる、尿もれの量が多く尿もれパッドからももれて下着が濡れてしまうなどの尿トラブルで、外出する気になれない人に向けた手術です。

ポリプロピレンでできた特殊なテープを尿道の下に留置し、尿道のたるみや下りをなおして尿もれを防ぎます。手術は日帰り~1週間入院で、保険適応の手術と自費手術があります。

 

これは結構もう、大変だったらこういう手もあるよ!というお話です。

 

SAY:すごい。最悪の場合は、ここまでできるのね。初めて知った!

 

イノイチ:意外と知らないよね。私もこの取材をするまでは、こんなにいっぱいできるんだって、全然知らなかったですよ。関口先生のところでは、磁気刺激療法と、骨盤底リハビリテーションを、同じフロアでやってくれるんだと思います。

 

SAY:私、最初に出てきた「骨盤底リハビリテーション」が気になります。正しくやってもらえるんだったら、やってみたい!

 

イノイチ:関口先生の「女性医療クリニックLUNA」は、横浜元町のクリニックです。

 

ノゾミ:探せば、同じ治療をやってくれるクリニックが近所にあるんじゃないですか?私は、座ってやれる磁気刺激療法が気になります!

 

イノイチ:レーザーに関しては、術者の慣れの度合いとかが仕上がりに影響があるということも聞くので、症例の多いお医者様にかかるのがいいかもしれませんね。

まだなかなか口にしにくいことだから知られていないけれど、今回これほど治療法があるっていうのをお話できてよかったです。

 

次のページ▶▶結局、尿もれ対策どうする?メンバーの意見は9月17日21時半公開!

<<前の記事:「外科より前」の基本的な治療法はこちら

 

文/星雅代

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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