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更年期の尿もれ・腟のゆるみトラブル。予防&改善のために、座ってできるトレーニング法

OTONA SALONE / 2023年9月28日 20時30分

女性ホルモンの減少で訪れる更年期。オトナサローネ世代から徐々に骨盤底筋(こつばんていきん)は衰えていきます。

尿もれや腟まわりに小さな不調を感じても、相談するのはなんだか恥ずかしい、婦人科は敷居が高い、と躊躇してしまう人もまだ多いようです。けれど、これから先もいきいきと過ごすためには、自分の身体のコンディションを整えていかなければいけません。

50年以上の長きにわたり、不妊治療、妊娠・出産、思春期・更年期医療で女性の身体と心に向き合い続けている産婦人科医・松峯寿美先生にお話を伺いました。

【50歳からの婦人科 #4】

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いすに座ってできる簡単トレーニング

【1】ひざを閉じて息を吐くと、前側の尿道口と腟口が締まる

 

イラスト/内藤しなこ

背筋を伸ばしていすに座ります。両ひざとかかとをつけて、息を吐きながら3 ~ 5 秒間ほど骨盤底筋を締めてみましょう。両ひざとかかとをつけることで、ももの内側の筋肉と尿道口、腟口が連動して、キュッと締まりやすくなります。キュッと締める感覚がわかりにくい場合は、丸めたフェイスタオルを股に挟んで行ってもよいでしょう。1 セット5 回行いましょう。毎日続けると効果的です。

 

 

【2】ひざを開いて息を吐くと、後ろ側の肛門が締まる

 

背筋を伸ばしていすに座り、両ひざを肩幅よりやや広く開いたまま、3 ~ 5 秒間ほど息を吐きましょう。ひざを開いた状態で骨盤底筋をキュッと締めると、肛門のあたりが締まるのが感じられます。両足を開脚すると、良い姿勢を保つことができて、上半身と下半身をつなぐ腸腰筋、内臓を包み込む腹横筋などが呼吸に合わせて動くのが感じられま
す。1 セット5 回、毎日行うと効果的です。

 

 

『50歳からの婦人科 ~こころとからだのセルフケア~』
松峯寿美・著

デリケートゾーンのトラブルとケア、尿漏れにも関係する骨盤底筋の変化やトレーニング法、骨のエイジング対策、全身のビューティーケア、こころの持ち方など……50歳からの自分自身をいたわりケアする方法を、読み物とイラストでやさしく紹介した一冊。
大切なのは、正しく知る、前向きにつき合うこと。50歳からはもちろん40代の方も知って欲しいことばかり。

 

【お話】

松峯寿美 (まつみねひさみ) 先生
1946年生まれ。産婦人科医。70年、東京女子医科大学院卒業。医学博士。(婦人科)とくに不妊治療、思春期・更年期医療に力を注ぐ。
卒業後は女子医大に10年間勤務、〝不妊外来〟を創設。80年東峯婦人クリニック(東京・木場)院長に就任。女性専門外来の先駆けとなる。著書やマスメディアへの登場、からだの不調で悩む女性へ向けた講演なども多数。
妊娠・出産・更年期・老年期まで、婦人科系QOL(生活の質)を保つ医療を実践。骨盤底筋トラブルの治療や子宮脱を改善する経腟手術も行い、高齢女性の健康管理を見守り支える一方、2018年3月第一回「日本産前産後ケア・子育て支援学会」では、大会長をつとめた。 女性の一生を支える存在でありたい、こころもからだも美しくいきいきと過ごせる人生であるように、との思いで日々診療に向き合っている。

 

※記事の内容は書籍刊行当初の情報です。

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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