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1つでも被ったらNG。28歳で借金250万円をつくった芸人の3つの悪習慣(後編)

OTONA SALONE / 2023年9月19日 10時1分

(本記事は2018年12月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)

ギャンブルもやらず、酒も飲まず、女性と遊ぶこともないのに借金を250万円作った “西日本”という芸人がいます。彼の借金を減らすべく、月1回のミーティングで彼の生活習慣や考え方を詳らかにしていますが、そこには彼がなるべくして貧乏になった考え方や知識がありました。後編です。

 

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2・年金が50歳からもらえると思っている

彼の借金を返すに当たって、ライフプランを書いてもらいました。

何歳で結婚して、何歳で子供を作って、何歳まで働くか。そのためには、借金を何歳までに完済しなければいけないかを認識してもらうためです。彼は35歳で結婚して、36歳で子供を作り、50歳から年金をもらい、60歳まで働くというプランを提出してくれました。
50歳から60歳までは年金をもらいながら働くつもりのようです。ちなみに彼の相方である東日本にも確認してみたところ、「60歳から」との回答でした。類は友を呼びますね。

「年金が50歳からもらえる」とどこかで聞いたわけではありません。なんとなく「50歳くらいからもらえるだろう。いや、むしろ50歳から当然のごとくもらいたい」と考えています。

そのような情報収集能力の低さと甘い考えは、リスクやコストに備える思考を奪うので、貧乏の礎となります。

 

▶どんな人にも当てはまる悪い思考のクセとは

3・自分が一番つらいと思っている

西日本の月収は、20万円程です。アルバイトで稼いだものですが、この月収では、250万円の借金を減らすのに10年くらいかかってしまいます。そこで、節約もさせつつ、アルバイトを増やしてもらうことにしました。

まず、現在のアルバイトの勤務日数を増やすように提案しました。

しかし、西日本は激しく抵抗します。2ヶ月ほどかかって、やっと重い腰を上げシフトを増やしましたが、それでも月収は微増だったので、かけもちでアルバイトをすることになります。週に1回3時間のコンビニのバイト。月に12,000円程度にしかなりません。

週3に増やしてはどうかと言うと「どうして自分ばかりこんなに働かなければいけないのか」と言います。
そこで、一般企業に務める大人を呼んで、話を聞くことにしました。まず、月の勤務時間は残業を含めて、最低でも200時間とのこと。さらに、今月は毎日終電を超えてタクシーで帰り、15連勤中でした。これを受けて、月に160時間しか働いていない西日本は衝撃を受けます。

「みんなそんなに働いているんですね」

彼は、自分が一番働いていると思っていたようです。自分が一番つらい、自分がこんなに苦労しているのに、みんなは遊んでばかり、なんてずるいんだ、そう考えていたのです。

 

彼の貧乏は、 “自分に甘い”考え方や無教養によって引き起こされています。貧乏を避けるためには、他者との比較のために正しいものさしを持ち、最新の知識と情報を持って備えなければいけません。

 

 

 

 

≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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