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ただの頭痛だと甘く見ないで!【更年期】と決めつけてはいけないコワい理由(後編)

OTONA SALONE / 2023年10月6日 21時1分

頭痛は、40~50代の女性に起こる更年期の代表的な症状です。

しかし、頭痛は重篤な病気のサインなこともあるため、はじめから更年期だと決めつけるのは危険かもしれません。

そう話すのは、漢方薬製剤の研究開発を手がけている碇純子さん。
症状に隠れている病気と、更年期との見分け方のポイントをズバリ教えていただきます!

 

▶この記事の【前編】を読む
更年期の頭痛の特徴、病院を受診する目安とポイント、更年期の頭痛を和らげるには?

 

Q.更年期の頭痛には漢方薬がいいと聞きますが本当ですか?

更年期は女性ホルモンの変動がさまざまな不調を引き起こします。

とくに、「何となく体調が悪いのに、病院で検査しても異常がみられない」という不調の改善は、漢方薬の得意分野です。
漢方は崩れたバランスを整え不調の改善をめざすので、慢性的な頭痛の緩和にも向いています。

更年期の頭痛の改善には、以下のような漢方薬が用いられます。

 

<更年期の頭痛におすすめの漢方薬>

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血行が悪く、貧血傾向で、頭重や肩こりが目立つ方に処方されます。血液の流れを促し、全身に栄養を届け、更年期障害などの婦人科系の疾患を改善します。

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

血液や栄養の流れを改善し、体内の余分な熱を発散させます。血行不良による頭重や肩こり、更年期障害がある方に適しています。

 

漢方は、薬と体質との相性を重要視します。同じ頭痛の悩みでも、体質によって処方が異なります。適切な体質判断と処方は、医師や薬剤師などの漢方のエキスパートにしかできません。

「もっと気軽に、漢方を身近にとり入れたい」という方におすすめなのが、あんしん漢方です。体質診断から漢方薬の購入まで、スマホ1台で完結できるのが大きなメリットです。

専門の医師による定期的な経過観察もあるので、実際の病院に通院する感覚で利用できます。

 

まずは頭痛の原因を理解しましょう

更年期に起こる頭痛は片頭痛や緊張型頭痛が大半です。日々の生活から見直し、セルフケアを行うことで頭痛の軽減を期待できます。

しかし、それとは別に病気が原因となっている症候性頭痛もあります。異常を感じた場合は、医療機関を受診しましょう。

 

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師

碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)

神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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