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滝汗が秋になっても止まらない!発汗×冷えに苦しむ50代女性のからだ

OTONA SALONE / 2023年10月13日 21時0分

「急に滝のように汗がでる」「下半身は冷えるのに、顔はのぼせて汗が止まらない」などの悩みはありませんか?

日本の女性は平均で50歳頃に閉経を迎え、閉経前後の5年間は更年期と定義されます。

この時期は、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性のお悩みに「発汗・多汗」があります。今回は、更年期の汗の悩みの改善法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

大量の汗は気温のせいじゃない?

イラスト/lely

薫さん(50歳)は、最近、異常なほどたくさんの汗をかくようになったと悩んでいました。

「半年ほど前から急に汗をたくさんかくようになって、この夏は1日に何度も着替えをしないといけないほどでした」

あふれる汗を拭くために、常にタオルが手放せない状態という薫さん。

「とくに顔の汗がひどいので、メイクもすぐに落ちてしまい最悪です。夏だからしょうがない、猛暑のせいと思っていたのですが……」

秋になり涼しくなっても薫さんの多汗は変わらないままでした。

 

 

 上半身は汗だくなのに下半身は寒い

イラスト/lely

薫さんがおかしいと思ったのは、顔などの上半身は大量に汗をかくのに、下半身はむしろ冷えるという状態になったからです。

「うすら寒くて靴下を履いていないと落ち着きません。上半身は暑いのに、足もとは冷える、このちぐはぐな感覚がとても不快で……」

涼しげな上半身と暖かそうな下半身、上下の季節感が一致していない恰好の薫さん。

「アンバランスで変ですよね。今までになかったことなので、年齢的にこれってまさか更年期のせい? と疑っています」

 

 

 更年期の発汗の特徴とメカニズム

写真/PhotoAC

更年期は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、血管の収縮や拡張、体温調節をコントロールしている自律神経が乱れるため、ほてりや発汗などが生じやすくなります。

また、顔や頭などの上半身はほてりや暑さを感じる一方、足先などの下半身は冷えるという状態もよくみられる症状です。

これは、自律神経の乱れが血行不良を引き起こし、下半身は血流不足で冷え、下半身に循環するべき血液が上半身に集まり、寒熱のアンバランスが生じることが原因と考えられています。

 

つづきの【後編】では、更年期の汗の悩みにおすすめの漢方薬や専門医を選ぶ時のポイントについてお伺いします。

【後編】はこちら

 

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師 

清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

 

≪あんしん漢方 薬剤師  清水 みゆきさんの他の記事をチェック!≫

 

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