彼の言葉にすがって待ち続ける「自称カノジョ」 。男性の本音が透けて見える、言葉以外のものとは
OTONA SALONE / 2023年10月25日 11時0分
79.8%……この数字、なんだと思いますか? この20年で約18ポイントも上昇した、25~44歳女性の就業率です(令和5年こども家庭庁 資料)。今や、約8割が働く女性ということです。それに合わせて増えているのが、女性の生涯未婚率。この20年で約10ポイント上昇し、16.4%に達しています(2020年国勢調査)。
「婚活沼」からの「婚活ウツ」を経験。そこから見えてきたこと
はじめまして! アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美です。
結婚相談所の代表を務めながら、婚活塾を開催したり、婚活カウンセラーを育成したりしています。
私自身も30歳から婚活を始め、9年間でたくさんの方とお会いしました。その間、婚活をこじらせる人が陥る「沼」にことごとくはまり、一時は「婚活ウツ」状態になりましたが、独自のメソッドでこれを克服。39歳で理想どおりの相手と出会い、40歳で結婚しました。
自分の経験をもとに勉強を重ね、婚活カウンセラーとして独立して今年で9年目。これまでに数多くの女性のお悩みと向き合ってきました。
「婚活中」という共通点はあるものの、彼女たちが抱えている悩みはさまざまです。そんな「多種多様な婚活ストーリー」を、婚活カウンセラーの視点から紹介させていただこうと思います。
第1回は、39歳女性の婚活ストーリーです。
※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。
ハイスペックな年下男性「好き」とは言ってくれるけれど…
39歳の会社員R子さんは、清楚で可憐な雰囲気で年齢より若く見えるタイプ。職場では、丁寧な仕事ぶりで一緒に仕事をする人に安心感を与える女性です。
あなたのまわりにもいらっしゃるであろう、笑顔が素敵で感じの良い女性をイメージしてください。
R子さんは、会社でも友達の間でも「なぜ結婚してないのかわからない」と言われるそうです。ご本人も「なぜだろう?」と思っているとのことでしたので、ここはひとつ、大きなお世話ですが、私が勝手に「R子さんが結婚していない理由」を解説しましょう。
R子さんには、実は1年ほどお付き合いしている彼がいます。
婚活のために登録したマッチングアプリで出会った、大手商社に勤務する「ハイスペック年下男性」です。
しかし、そのY介さんは仕事がとても忙しい様子で、デートの時間もなかなかとれません。
連絡するのはいつもR子さんのほう。彼からは「今は忙しくて無理。ごめんね。時間ができたら連絡するね」という返事がほとんどで、出会ってから1年経っているのに、デートの回数は数えられる程度…。
よくよく話を聞いてみると、そのほとんどが平日の夜にR子さんが手料理を用意する自宅デートで、彼は終電で帰っていくのだそう。休日にどこかへ出かけたり、旅行したりすることはこれまで一度もありません。
「とても忙しい人なので、頻繁に会えなくても仕方ないと思っています。彼のことを応援したいですし、私の存在が少しでも彼の癒やしや支えになればうれしいです」とR子さん。
なんともケナゲです。
そんなR子さんに、「もう少し頻繁に会える人で、いい人はいないの?」と聞いてみたところ、
「彼から時間ができたら連絡すると言われているし、会ったときには私のことを好きだと言ってくれます。それはウソじゃないって思えます。だから、いずれもっと頻繁に会えるようになることを信じています。ほかの人を探すつもりはありません」との答え。
ますますケナゲです。
ですが、一見ケナゲなR子さんの思考こそが、結婚を遠ざけてしまっているのです。
「婚活アプリで出会った人は、結婚を考えている」という妄想
Y介さんがR子さんに「好き」と言ったのは事実です。
しかし、彼はR子さんに「結婚しよう」と約束したわけではありません。会うのは平日の夜だけ。しかもその機会も、ここ数ヶ月はない状態とのこと。
R子さんに「彼に、結婚するつもりがあるか聞いたことはある?」と問うと、
「まさか、そんなこと自分からは聞けません。でも、いい歳のふたりがつきあっているんだから、彼は当然結婚のことを考えていると思います。だって婚活アプリで出会った人ですよ。結婚する気があるってことですよね?」
これは、かなりキケンな解釈です。むしろ「妄想」といっていいレベルです。
厳しい言い方をすると、いまのR子さんは、「自称カノジョ」です。
R子さんは、彼との間に「実際に起きていること」ではなく、自分が見たい部分だけを見て、彼の「言葉」を都合良く解釈してしまっている可能性があります。
このまま事実確認を怠ったままズルズル時が過ぎ去れば、貴重な時間を無駄にしてしまうことになりかねません。
では、実際に起きたことを整理してみましょう。
・彼が「好きだ」と言った。
・会うのはR子さんの自宅で、終電で帰るまでの3時間ほどを共にする。
・最近はほとんど会えていない。
起きていないことも整理してみます。
・結婚の約束はしていない。
・結婚に向かう具体的なアクションは、特にない。
・彼から「時間ができたら連絡する」と言われたまま、連絡がない。
以上が、事実です。
彼の「行動」からは、既婚者である可能性も捨てきれない⁈
婚活女性がこれからお付き合いする相手、または現在付き合っている相手を見極めるために、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
それは、男性の本音は「言葉」ではなくて「行動」にあらわれるということ。
もちろん言葉も大事ですが、行動が伴っていないなら、信用しないほうが身のためです。
Y介さんの「行動」からは、現時点でR子さんのことを結婚相手として見ているとは考えられません。R子さんのことを「カノジョ」だと思っているかどうかも怪しいです。
それどころか、平日夜の自宅デートしかしたことがないなら、既婚者である可能性も捨てきれません。
R子さんが、「彼の都合がつくときに会えればそれでいい、結婚はどうしてもしたいわけではない」と思っているなら、このままの関係を続けていてもいいでしょう。
なかなか会えない彼とはいえ、誰もいないよりはマシ。友達に「どんな人と付き合ってるの?」と聞かれれば、自慢できる相手だし…。
R子さんの心の中には、どこかにそんな思いがあったのかもしれません。
だから、あいまいな関係を1年も続けられたのですよね。
本当の結婚相手に出会うためにとるべき行動はこの2択!
![](https://otonasalone.jp/wp-content/uploads/2023/10/shutterstock_2299867753-400x266.jpg)
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R子さんは、これまで忙しい彼に気を遣って「けなげなカノジョ」を演じてきました。
「もっと会いたい」とごねて彼から嫌われたくない、忙しい彼を理解して受け入れる姿勢を示すことで彼に好かれたい、そんな気持ちがあったからこそ、「彼にとって都合のいい女性」を演じてしまっていたのです。Y介さんはそんなR子さんの態度に便乗して、ますますR子さんを都合良く扱ってきたのでしょう。
けれどその演技は、R子さん自身を苦しめていました。
R子さんは、彼との将来に不安や焦りを感じるようになり、私のところへ相談に訪れたのです。
「二人の関係に未来はない」という答えは、このときすでに出ていたような気がします。
R子さんのように、
・彼の言葉にすがって、相手からの連絡を待ってしまう。
・あいまいな関係を自分から断ち切れない。
こんな経験があるかた、今まさにその状態にあるかたに向けて、「これさえやれば(今の彼よりずっといい)本当の結婚相手に出会える」方法をお伝えします。
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とるべき行動はこの2択とは? 具体的な方法を解説します。
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