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源泉徴収票、面倒でも「ココをチェック」しないと損してる!(後編)

OTONA SALONE / 2023年11月3日 10時1分

今回は、謎多き源泉徴収票の見方を解説します。後編です。

<<この記事の前編:源泉徴収票、面倒でも「ココをチェック」しないと損してる!(前編)

「控除」を説明できますか?

次に、「所得控除の額の合計額」とあります。また、謎の呪文が現れました。

 

「所得控除」とはなんでしょう。

 

控除とは「引けるもの」です。所得から引けるのが「所得控除」です。

 

所得税の計算にあたっては、所得からさまざまなものを控除できます。年金や健康保険、介護保険の保険料の支払いは、社会保険料控除の対象です。

 

生命保険料を支払っていれば、少額ですが生命保険料控除の対象です。ふるさと納税は寄附金控除ですし、医療費が10万円以上あれば医療費控除、扶養家族がいれば扶養控除、配偶者がいれば配偶者控除が受けられる可能性があります。

 

誰でも受けられる基礎控除38万円もあるので、他に控除がなくとも、所得控除の額の合計額には38万円が記載されています。

 

「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引いた金額に所得税の税率を掛けて、所得税を計算します。所得税は累進課税なので、簡単には計算できません。勤務先が計算してくれた1年分の所得税が、「源泉徴収税額」に記載されています。

 

▶所得税と源泉徴収税額の違いは?

所得税と源泉徴収税額の違いは?

さて、源泉徴収税額とはなんでしょう。

 

源泉徴収された所得税のことです。

 

「源泉徴収」とは、お給料から天引きすることです。あなたが1年間働いて、会社がお給料から天引きしてくれた所得税、その一部を年末調整によって一部還付し(納付の場合もあります)、最終的な所得税の額を、「源泉徴収税額」に記載しています。

 

その下を見ると、「(源泉)控除対象配偶者の有無等」など、さらにわけのわからない言葉が出てきます。難しいので、添付した画像でご確認いただければと思います。配偶者控除や配偶者特別控除の金額は、あなたや配偶者の所得で変わります。自分の受ける控除がどのくらいなのかは、「配偶者(特別)控除の額」のところでご確認ください。

 

毎年、勤務先から交付される源泉徴収票。大切なものなのに、その見方は誰も教えてくれません。正しく理解して、友人や子供や親に聞かれた際に、答えられるようにしましょう。

 

(本記事は2020年1月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)

 

<<この記事の前編:源泉徴収票、面倒でも「ココをチェック」しないと損してる!(前編)

 

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≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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