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【無意識のマナー違反】あなたの「大丈夫です」「結構です」の返答は肯定?それとも否定? 相手がモヤモヤする、トラブルを生む言葉えらび(後編)

OTONA SALONE / 2023年11月12日 11時16分

「大丈夫です」や「結構です」は、現代ではさまざまな意味をもつ便利な表現として多用されています。日常生活では特に意識せずに使っている人も多いでしょう。
しかし、さまざまな意味を持つだけに、相手によって受け取り方や解釈が変わるなど曖昧さがあるので注意したいですね。(一社)日本プロトコール&マナーズ協会の松田玲子先生にお聞きする【後編】です。

 

この記事の【前編】を読む

 

【 気品を身につけるシンプルな教え#82「大丈夫です」や「結構です」モヤモヤ編 】

 

会議で「この方向性で問題はありませんか?」と尋ねられたとき、「大丈夫です」と答えてよい?

 問題がないときは「大丈夫です」という表現をする方が多いように見受けられますが、積極的な肯定や賛成だけに使われるわけではない点には注意が必要です。

できるだけ、「問題ありません」「問題ございません」などを使用しましょう。異論がない意思を表現できます。

会話の流れやシチュエーションによっては、承諾の意味でも使われます。
消極的なケースも含め、了承の意思を伝える際にも使われることがある点は頭に入れておきましょう。

 

 

上司やクライアントから「これお願いできるかな」と頼まれごとをされた場合、「大丈夫です」でOK?

 「大丈夫です」と答えて作業に取り掛かる人もいるのではないでしょうか。しかし、「大丈夫です」という表現は敬語とはいえません。フランクすぎて失礼な印象を与えてしまう場合があります。そのため、ビジネスシーンでは使用を控えるべきでしょう。

 

特に上司など目上の人に対しての使用は適切ではありません。商談や交渉などでも使用は控えなければいけません。

了承や可能の意思を伝える場合には、「かしこまりました」や「承知しました」に言い換えられといいですね。

 

 

体調が悪く、同僚に仕事上で心配をかけてしまった。回復後に「大丈夫ですか?」と聞かれたら何と答える?

「大丈夫です」とこたえることが多いかと思われます。

 

しかし、それだけだと、しばしば冷たい印象を与えてしまう場合があるので、ビジネスシーンでは「おかげさまでよくなりました。ありがとうございます」と謝意を伝えるとともに、「もう熱も下がりました」や、仕事上で心配をかけた場合は「無事に契約することができました」などと具体的に伝えるといいですね。

 

 

何気なく口にしている言葉、あるいは気を使ったつもりの「結構です」や「大丈夫です」。自らの意思を明確に伝えなければならないビジネスの場においては使い方に十分注意する必要があります。ビジネスレディとして気持ちのいいコミュニケーションをしていきたいですね。

 

≪エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美さんの他の記事をチェック!≫

 

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