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これ言うと嫌われる!40代が職場で気をつけたい「決めつけ」言葉って?

OTONA SALONE / 2017年9月11日 11時30分

これ言うと嫌われる!40代が職場で気をつけたい「決めつけ」言葉って?

思っていることを相手に伝えることは悪いことではないけれど、状況も考えず思ったままの言葉を口にして良いかどうかは別の問題。今日は代表的な言い回しを3つ取り上げて、相手が、特に男性が、どうしてこのような口癖の女性を嫌うのか考えてみましょう。

 

こういう言葉遣いをする女性はイヤだ、嫌いだ、萎える……など、ネットや雑誌でよく目にします。また仕事柄、男性に言葉遣いについて質問するのですが、どうやら言葉遣いそのものではなく、そこからにじみ出てくる本性や、そこから垣間見える生活の様子などがイヤなのだという印象を持ちます。つまり、言葉を表面的に丁寧にすればいいというものではなく、性格や生活を見直さなければいけないような意味合いです。文字を見ただけでは、それほど悪いと思われない文言でも、人前では言われたくないものもあります。

 

 

決めつけ1「使えない」

これは、自分が雇用主ならば、まあまあ許される表現? いえ、例えそうであったとしても聞いていて気持ちの良い言葉ではありませんよね。

いつも遅刻する、大事な書類を忘れる、仕事が遅い、そういう部下や同僚もいるでしょう。意見を上に上げてくれない、部署全体をうまくまとめられない、そんな上司もいるでしょう。それでも「使えない」なんて言うのはNG。

第一、自分に向けて使われたらとてもイヤな気持ちになりますよね。まして大勢の前で言われたら言葉以上のダメージを受けます。

この言葉は、人を決めつける言葉です。たった5文字で人を否定し、そういう人間なのだと決めつける言葉です。似たような言葉に「役立たず」がありますが、まだこちらの方が多少「品」があります。

「使える」「使えない」は、本来、物品やアイデアなどに対して使う言葉で、例えば「使える」は、「利便性がある」「機能面に優れている」という場合に使います。「この塩はどんな料理にでも使える」「この理論は何にでも使える」のように使います。それをいつの間にか人間に対しても使うようになりました。確かに、上手な比喩ですよね。ただ、女性がそれを、しかも人前で使って良いかどうかは別の問題です。

そして「こいつ、使えねー」なんて心で思っていると、そういう言葉はふとした瞬間に口から出てしまいます

 

 

決めつけ2「あなたっていっつもそう。絶対〇〇しないよね」

これも決めつける言葉ですよね。「絶対」とはかなり強い言葉です。「性格を直さないと、今後もありえない」というような意味になってしまいます。

「あなたっていっつもそう。絶対に自分から言わないよね」
「あなたっていっつもそう。絶対におごろうとしないよね」
「あなたっていっつもそう。絶対にあやまらないよね」

とても仲が良く、このようなセリフをわざと言うことにより、このあと笑えるような関係なら、この言い回しは効果的ですが、そうでない場合、特に何かを注意する時にこのような言葉は致命傷です。第一「絶対に」なんて決めつけられたら、解決策も出てきませんよね。そして、こんな言い方をする女性に対してはもう「降参」か「決別」しかないような雰囲気を持っています。

ここまで読んでドキドキしているあなた、次の言葉も口癖になっていませんか?

 

 

 

決めつけ3「だから言ったじゃん!」

先日スーパーで小さい女の子が、弟と思われる男の子に向かってこう言っているのを耳にしました。おそらくお母さんの口癖なのでしょうね。

例えば、紙を揃えている時に、「手を切らないように気をつけてね」と注意したのに、「痛っ!あー、指切っちゃった」という事態になった時「だから気をつけてねって言ったのに」という流れがあるとします。論理的には合っているように思いますが、ここで相手に伝えなくてはいけないのは、指を切ったことに対するいたわりの言葉。そして取るべき行動としては、手当てです。言われた方も気をつけていなかったわけではありませんからね。第一、言っただけで失敗しないなんてことはあり得ないわけです。

仕事でミスをした人に対しても、何か約束のようなものを守れなかった人に対しても、相手にまず伝えなくてはいけないのは、共感と対応策です。「だから言ったじゃん」は決めつけ言葉なので、返す言葉が言い訳と謝罪以外にないのです。まして人前で言われた人、特に男性は、母親に叱られたような気分になるでしょう。言いつけを守らないといけないような気分になるでしょうね。

そもそも、あなたが言ったからといって、全てのことが失敗なく進むのなら、それはもう魔法です(笑)

 

 

特にみんなの前で言わないこと

言葉は、思わぬ瞬間に口から出てしまう時もありますが、ほんの少し思いとどまることが大切です。特に女性は、口にする前に「この世に生み出して良い言葉かどうか」考える余裕がほしいものですね。確かに、言論の自由はありますが、日本人は周囲の状況や場の雰囲気をとても大切にします。「口を慎む」という言葉からも分かるように、特に女性にはそのようにしてほしいという雰囲気があります。これを女性蔑視と捉えるのではなく、女性にはこれくらいできてほしいと求められているスキルと考えてみましょう。

中には「言葉遣いなんて多少悪くても、性格が良ければいい」と言う男性もいますが「親や上司に紹介する時はちょっと注意してほしい」と思っていることもあるようです。もちろん普段着とよそ行きを着分けるようにしても良いのですが、ボロが出ないように、普段から気をつけることも大切だと思います。

 

最後に素晴らしい女性の言葉を引用します。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザーテレサ

「言葉」が重要な位置にあることが分かると思います。

 

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