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ひみつの社内不倫、10歳年下の慶應ボーイに溺れたハイスペ女性の末路は…。メガバンク編【前編】

OTONA SALONE / 2023年11月25日 19時0分

一夫一妻制の種は哺乳類では3~5%、圧倒的に少数派です。この研究を裏付けるかのように、ここ十年間では特に、有名人の不倫に関する報道が後を絶ちません。有名人に限らず、「働く女性」の間でも不倫は行われています。

 

「愛する人に本当のことを言われるよりも、だまされているほうがまだ幸せなときがある」とは、ラ・ロシュフーコーの言葉。社会的地位も家庭も手に入れた、ハイスぺ女性たちが、自ら進んでだまされに行っていることをご存知ですか?

 

今回は実話を元に、メガバンクで働く銀行員たちの、あっと驚く不倫のエピソードをご紹介します。
※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。

育休から復帰して、待ち受けていた現実

メガバンクで総合職として働く真由さん(仮名・32歳)。彼女は二度の育休を経て、都内の支店の法人営業課に復帰しました。「元いた場所に戻れた」と胸をなでおろしたのも束の間、そこで待ち受けていたのは出世とは程遠い仕事、いわゆる「マミートラック」でした。

 

「産休前は大企業の担当をしていたこともあり、表彰されて、出世も目前でした。でも復帰して与えられたのは、新人が担当するような小さい企業ばかりだったんです」

 

大企業の担当者では夜の宴会や休日の接待ゴルフが発生するため、この変化は母である真由さんにとって仕方ないもの。支店長や課長が気を遣ってくれて、負荷の少ない仕事にしてくれたことも分かっています。しかし小さい企業を担当するばかりでは、大きな営業成績が出せません。表彰はおろか、目標達成すら遠い道のりでした。

 

「店の中でも徐々に『暇なお母さん』という見られ方が強くなっていきました。三年目の後輩にカラーコピーを依頼された時は、さすがにショックでしたね」

 

しかし、コピー機が昔と変わっていたため、そのカラーコピーすらやり方が分かりません。四苦八苦している真由さんに、ある男性行員が「真由さん、大丈夫ですか?」と声をかけてくれました。さわやかな笑顔の好青年、新人の葵さん(仮名・22歳)でした。

 

「彼とは三田会(注:慶應卒の同窓会)が同じでしたが、十歳下ということもあり、全く絡みはなかったです。慶応の卒業生同士は仲間意識が強いから助けてくれたんだろう、と当初は思っていました」

 

葵さんは仕事ができて誰からも愛される、まさに理想の銀行員でした。新人ですが支店の中でも、発言権を持っていました。真由さんは葵さんに、三年目の後輩から「A社の売上のデータ、Excelで入力してください」と言われた時のことを話します。

 

「葵くんは『それ、真由さんに依頼する仕事じゃないですよね?』と反論してくれたんです。結果として、事務職の女の子に依頼することになりました」

 

このように葵さんは、いつも真由さんを守ってくれました。職場だけでなく、歓送迎会での飲みの場や、食堂での昼食時に一人でいる時も、積極的に話しかけてくれました。

 

―――転機は、数か月後。彼女が外訪する時に、起きました。

 

車内で二人きり。彼が出した提案とは…

車内で二人きり。彼が出した提案とは?

真由さんの取引先へ、葵さんも帯同訪問することになりました。久々に営業車を運転することに不安を抱いた真由さんの運転手を、葵さんは買って出てくれたのです。

出発して、首都高を走り出しました。東京の空は深い青で、ほとんど秋の空を思わせました。

 

「『ドライブデートみたいですね』と言われた時、何て返したら良いか分からなくて。私は子供が二人いる身ですし。無言でいると、「真由さん。僕がB社の案件決めたら、奢ってくれますか?」と言われたんです。それくらい良いかと思って、承諾しました」

 

彼は「課長には寿司を奢ってもらおうかな~」とふざけた様子だったので、真由さんは半分冗談と捉えていました。

数日後、彼は異例のスピードでB社の大口案件を決めることになりました。「今期の表彰は間違いなし。おめでとう、葵!」と店中が湧く中で、彼は真由さんに言いました。

 

「約束でしたよね。飲みに行きましょう?」

 

十歳下の彼からの誘い、真由さんの返事は……

十歳下の彼からの誘い、真由さんの返事は……

葵さんの瞳は真剣でした。真由さんはこのとき、もし自分が首を縦に振ってしまったら何かが壊れることは分かっていました。

 

「彼は若く、育ちが良く、ユーモアのセンスも抜群でした。夫が持っていない全てを、持ちあわせていたんです。仕事と育児、どっちも中途半端な人生に疲れていて、癒しを求めていたのもありますね」

 

彼の悪魔的な誘いに、真由さんは抗うことはできませんでした。法学部を出ている彼女は、「性行為を伴わないなら罪に問われない」と言い聞かせ、自分を納得させました。

 

この判断が、思わぬ場所での「行為」に及ぶとも知らずに……

次のページへ▶▶彼に呼び出された場所は…。 年下男性との結末は⁉【後編】に続きます

 

≪作家・ライター 登彩さんの他の記事をチェック!≫

 

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