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ひみつの社内不倫、10歳年下の慶應ボーイに溺れたハイスペ女性の末路は…。メガバンク編【後編】

OTONA SALONE / 2023年11月25日 19時1分

有名人の不倫報道は後を絶たず、働く女性の間でも不倫は広がっています。例えば、メガバンクの法人営業部門で働く真由さん(仮名・32歳)。二度の育休後に復帰し、マミートラックにはまって悩んでいた彼女ですが、新人男性の葵さん(仮名・22歳)の存在が救いでした。

 

そんな彼が大口案件を決めて、お祝いに飲みに行くことになった話の【後編】を紹介します。

 

前編はこちら「本当にあった不倫の話。年下の慶應ボーイと…。メガバンク編【前編】

 

次ページ「加速する彼との関係、そして不倫へ」

加速する彼との関係、そして不倫へ

彼と会う前日に美容院へ行き、久々にきちんとメイクをした真由さん。後ろめたさから、夫にも優しくなれました。

そんな中、葵さんからLINEが届きます。

 

「うちの最寄り駅の居酒屋を予約してくれていました。『育児で忙しいだろうから』って。うちから近すぎないから、知り合いに会う心配もない。そんな気遣いが嬉しかったですね」

 

感じの良い居酒屋で飲み、二次会でバーへ行き、あっという間に終電の時間になりました。駅まで送る真由さんへ、「あと十年早かったらな……」と呟く葵さん。彼女は言葉の意味を考えるものの、答えが出せません。駅に着くと、彼は颯爽と改札を抜け、ホームへ降りて行ってしまいました。

 

翌日の夕方、真由さんは葵さんから「融資部検討会のセッティング、手伝ってくれませんか?場所は第一会議室です」と声をかけられました。

 

「確かに翌日は朝イチで会議がありました。でも何も、私に頼まなくて良いのに。新人の子たちに頼んでよ!と不満を覚えながら、会議室のある十階へ向かいました」

 

第一会議室はガラス張りの大きな部屋で、十一月の澄み切った空が広がります。椅子やテーブルを設定し終えて、真由さんは窓から外を眺めていました。街の明かりが美しく光っています。

 

すると不意に、部屋の電気が消されました。

 

次ページ「夜の会議室で二人は……」

夜の会議室で二人は……

「電気を消されたので(彼が部屋を出たのかな、一言くれても良いのに)と思って振り向くと、すぐそこに彼が立っていました。

そして私たちは、キスをしたんです」

 

たっぷりと、時間をかけて。お互いの気持ちを確かめるようなキスでした。二人が繋がるまで、言葉は要りませんでした。今まで見たどの夜景よりも、会議室の窓から見える光は輝いていました。

 

会議室に証拠が残らないよう、彼の出したものを全て飲み干した真由さん。彼女の頭を、葵さんは優しく撫でてくれました。

 

「だめだ。私、好きだ」

 

葵さんも同じ気持ちであることが、伝わってきます。どちらともなく手が繋がれ、真由さんは満たされた気持ちで会議室を後にしました。

 

これは情事の終わりではなく、むしろ始まりでした。

翌日、また彼らは結ばれることになるのです。

 

次ページ「昼間から、行員たちがいる隣の部屋で!?」

昼間から、行員たちがいる隣の部屋で!?

融資部検討会では、行員が交代で会議室に入っていきます。融資部の行員が常駐し、案件の相談をします。

真由さんが相談を終えて、第一会議室を後にすると、外には葵さんが立っていました。

 

「あれ。次、葵くんじゃないよね?」

 

無言で手を掴まれ、すぐ横にある第二会議室に入りました。

そこは机とソファだけの小さな部屋で、ほとんど使われることがありません。

 

「彼が何をしようとしていたか、明らかでした。実は私も期待して、かわいい下着を付けていたんです」

 

すぐ横の第一会議室からは、融資部の調査役と行員の声が聞こえます。壁を一枚隔てただけで、バレたら終わり。真由さんも必死で声を押し殺しました。

 

メガバンク内で行為に及ぶ、刺激的な不倫。

その後も何度か身体を合わせましたが、意外にも終わりはすぐに訪れました。

 

「彼が外資系のコンサルに転職したんです。銀行って良くも悪くもゆるいから、上を目指す子には向いていないんですよね」

 

今はもう彼と連絡は取っておらず、何をしているか分からないと言います。でも彼との時間は、真由さんにとってかけがえのないものでした。今でも心の奥底にしまってある、大切な思い出だそうです。

 

「当時は私って仕事も育児もダメだな、と落ち込んでいました。嘘でもいいから愛して欲しかったんです。その間は、辛い現実を忘れられるので……」

 

独りで現実に直面するには、あまりに人生は長いですよね。夫に理解があるとも限らないし、子供が小さい間は会話の時間すら取れないもの。

マミートラックにはまったハイスぺ女性が職場で不倫に走るのも、それなりの理由があるのです。

 

<<この記事の前編はこちら「本当にあった不倫の話。年下の慶應ボーイと…。メガバンク編【前編】

 

 

 

≪作家・ライター 登彩さんの他の記事をチェック!≫

 

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