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【後編】更年期あるあるじゃない⁉「めまい」に隠れたコワい病気の見抜き方

OTONA SALONE / 2023年11月24日 21時1分

更年期の症状として知られるめまい。

よくある症状のひとつと思いがちですが、実は更年期ではなく別の病気のサインのこともあるので注意が必要。

そう話すのは、漢方製剤の研究開発を手掛けている碇純子さんです。

今回は「更年期のめまい」について、正しい対処法を教えていただく【後編】です。

 

こちらの記事の【前編】を読む

 

Q.めまいが更年期によるものだったときの対処法を教えてください 

病院の検査で異常がなく、めまいが更年期由来のものだった場合、基本的には食事・睡眠・運動など生活習慣の見直しで対処することになります。

また、更年期症状にはHRT(閉経後女性ホルモン補充療法)も用いられますが、HRTには乳がん発症リスクを高めるという指摘があります。

HRTのリスクが気になる場合や、軽度な症状の場合は、漢方薬もおすすめです。

漢方薬は、西洋薬よりも副作用リスクが少ないといわれており、医薬品として「めまい」に効果が認められているものもあります。

更年期のめまいには、「水分のバランスを整えて内耳の機能を改善する」「血流をよくして脳や耳に酸素や栄養を届ける」「自律神経を整えてストレスが原因のめまいを改善する」といったはたらきを持つ漢方薬を選択します。

漢方薬は自然の生薬の組み合わせで作られており、心身のバランスを整えるため、さまざまな不調を抱える更年期女性にとくに適しているとされています。

更年期のめまいにおすすめの漢方薬をご紹介します。

 

<更年期のめまいにおすすめの漢方薬>

・五苓散(ごれいさん)

からだの水分の偏りを整え、体外に排出します。めまい、むくみ、頭痛などを改善する漢方薬です。

 

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

水分代謝を改善するとともに栄養不足を補う漢方薬です。貧血傾向で、めまいや頭重、肩こりが目立つ方に適しています。

 

漢方薬は体質を意識して選ぶことが大事です。
体質に合っていないと、漢方薬本来の効果を発揮できず、副作用が起こる場合もあります。

漢方薬を使うときは、医師や薬剤師など、漢方薬に精通している漢方のプロに相談しましょう。

最近は「あんしん漢方」のようなオンライン型の漢方薬サービスも人気を集めています。
家にいるだけで体質診断や漢方薬の購入まですべて完結できるのが魅力です。

定期的な経過観察や、漢方医師への相談・質問なども行なえるため、実際の病院と同じ感覚で利用できるメリットもあります。

 

めまいの悩みはまず原因特定から!

めまいは更年期によるものから、メニエール病、貧血など、さまざまな原因が考えられます。

また、脳の病気による重篤なものの場合もあるので、めまい症状が続く場合は、きちんと病院で診察してもらいましょう。

 

【参考】

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)

神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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