ジムで運動不足を解消しようと思っただけなのに。危険な出会いを経験した主婦が得た「学び」とは
OTONA SALONE / 2023年12月29日 21時0分
近年、コンビニ感覚で通える24時間営業のお手軽ジムやパーソナル指導のスポーツジムがかなり普及しました。ジム通いを始める方も少なくありません。ただ、汗を流してスポーツをする姿を見て、恋が始まるというケースもしばしば。なかには、危険な出会いもあるようです……。
今回は、スポーツジムで危険な出会いを体験した女性(40代/パート勤務)の赤裸々な体験談を紹介します。
運動不足からスポーツジム通いをスタート
静岡県に住む怜子さん(仮名・42歳)は、大手銀行で働く夫(44歳)、長女(14才)の3人家族。
子どもが中学生になり、部活動や塾通いが忙しくなってきたことから、怜子さんは次第に「私も時間ができたし、何かやってみようかしら」と思うように。そこで怜子さんは、運動不足の解消として、家から近いスポーツジムに通うことを決意しました。
スポーツジムはプールもあり、会費が月額10,000円近くかかったそう。そのお金は、自身がスーパーのパートで稼いだお金を使うこととして、夫に交渉することにしました。しかし、夫からは「そんなにお金かかるの?」「勿体ない。家の周りを、ジョギングすればいいんじゃない」などと言われて、怜子さんはかなりウンザリしたそうです。
そもそも怜子さんの夫は、昔からケチなところがありました。家族でご飯を食べに行くにしても、「お昼に、1人1,000円以上するのは高い。他の店を探そうか」という始末。怜子さんは、そんな夫の「ケチすぎる性格」に少し嫌気がさしていたようです。
夫から怜子さんへ支給されるお小遣いは、「月20,000円」のみ。そこで、自分へのお小遣いを稼ぐために、怜子さんはパートへ出ることにしたそうです。結局、怜子さんは「自分のパート代を使うから」と夫に交渉して、ジム通いをスタートしました。
まさかこの「ジム通い」で、のちのちトラブルに発展するとは……。
汗を流す男性の姿に、心を奪われる日々
怜子さんが通う「スポーツジム」の会員は、30~50代の男性が多めだったそうです。男性達の中には筋肉質でハンサムな人も多く、怜子さんにとって彼らの姿は「目の保養」にもなっていたそう。
そもそも怜子さんの夫は、やや小太りで下腹も出ている状態。とてもじゃないけれど、決してスタイルがいいとは言えない体型の男性でした。怜子さんはジムに通うイケメンの男性達と、自分の夫を比較しては「夫も、彼らのように引き締まった体になってくれたらいいのに……」と思うことも少なくなかったようです。次第にジムへ通うほどに、周囲の男性達と「夫」を比較するようになり、夫のことを異性として見れなくなったと、怜子さんは語ります。
ある日、スポーツジムに設置されているソファーで水分補給をしていると、隣から「すいません、ここ座ってもいいですか?」と声をかけられた怜子さん。怜子さんが「はい、どうぞ」と言うと、男性はニコッと会釈をして座り、ペットボトルの水をグビグビと飲み始めたそうです。
男性は、40代半ば頃の年齢で、ほどよく引き締まった体格のダンディーなイケメン。爽やかな笑顔が特徴的で、ニコッと笑うと俳優の永井大さんにも似ていました。ペットボトルを持つ腕は引き締まっており、水を飲む時の横顔が美しくて、その姿に「つい見とれてしまって……」と怜子さんは語ります。
やがて男性から「ここら辺にお住まいの方ですか? 最近、よくお姿をお見掛けするので……」と声をかけられ、思わずドギマギしたという怜子さん。緊張のあまり「は、はいそうです……。家が近かったので、運動不足のために通おうと思いまして」と、しどろもどろ。そんな怜子さんの姿に、男性はニコニコと爽やかな笑顔で対応してくれました。あまりの爽やかな笑顔が眩しくて、怜子さんは直視できなかったそう。
その後、この出来事がきっかけとなり、怜子さんはスポーツジムに通う度に、男性と何度か会話をするようになります。
仕事のことを楽しそうに語る彼に、心惹かれるように
男性の名前は、吉川礼二さん(仮名・45歳/自営業)。自ら会社を経営しているため、仕事の予定が入っていない「暇な時間」ができることもあるようです。そこで、スキマ時間を活かして「体力づくり」にジムに通うことになったとか。吉川さんは怜子さんに、ハツラツとした笑顔で仕事の話を語ってくれることもありました。怜子さんの夫は、家で「仕事の愚痴、不満」を言うことが多かったので、楽しそうに仕事のことを話す吉川さんは、怜子さんにとって魅力的に映りました。
なお、礼二さんには現在別居中の妻、子どもがいるとのことでした。「ご家族と会えなくて寂しくないですか?」と伝えると、礼二さんは少し暗い顔をすることも。そんな姿を見て、怜子さんの母性本能が刺激されることもあったそうです。
やがて、2人の仲が深まってきた頃に、礼二さんから「もしよかったら、美味しいお店があるので一緒に行ってみませんか?」と声をかけられました。怜子さんもゆっくり礼二さんと話をしたいと思っていたので、快くお誘いを承諾しました。礼二さんに連れて行ってもらったお店は、オシャレな雰囲気のBARでした。
礼二さんは普段ジャージ姿ですが、その日はピシッとしたスーツ姿。大きな車から降りて、「お待たせ」とエスコートする姿は王子様のようにも見えたと、怜子さんは語ります。
BARはカウンター席なので、隣の席で一緒に礼二さんとお酒を飲むことに、お店はどうやら礼二さんにとって「行きつけ」のようで、マスターとも話し慣れている様子でした。BARのお酒、料理はいずれも値が張るものばかりでしたが、「好きなものを選んで」と話す礼二さんの太っ腹ぶりにも感動した怜子さん。
そもそも怜子さんの夫は、外食費にケチで「1人1,000円以上のランチはNG」というタイプ。そんなケチな怜子さんの夫と、礼二さんの太っ腹な姿を重ねては、ますます礼二さんが魅力的に感じるようになったそうです。ただ、BARでは礼二さんが少しずつ体を寄せてきて、次第に「ピッタリと肩を寄せて、顔を近づけてきた」ので、流石に警戒心を覚えるようになったとのこと。
つづき▶【後編】では、距離をつめてきた礼二さん、その後の二人はどうなったのかについて教えていただきました__ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶
【編集部より】
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