美肌のお供「マルチビタミン」って結局なに? 45歳以上が摂るべき成分が凝縮ってホント!?
OTONA SALONE / 2024年1月1日 21時0分
40~50代になって、シミやシワ、乾燥などの肌トラブルが一気に増えた……。
そんなお悩みはありませんか?
日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれており、昨今の研究では閉経の平均値は52歳で、閉経前後の5年間が更年期と定義されます。
この時期はホルモンバランスの影響で、からだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。
更年期女性によくあるお悩みのひとつに「肌トラブルの増加」があります。
今回は、健康的な美肌づくりに役立つマルチビタミンについて今回は、アンチエイジングに効果的な亜鉛について「あんしん漢方」の登録販売者、円山真由佳さんと一般社団法人日本サプリメント協会理事長、後藤典子さんに教えてもらいました。
美肌に欠かせないマルチビタミンとは
![](https://otonasalone.jp/wp-content/uploads/2023/12/image5-4-400x300.jpg)
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マルチビタミンは、数種類のビタミンがまとめて配合されているサプリメントです。
ビタミンは、肌の健康や美しさを維持するのに欠かせません。しかし、体内ではほとんど合成できず、外からの摂取が必要です。
また、ビタミンは相互に働くため、1種類が不足しているとほかの成分の働きも低下し、肌トラブルにつながることも。
マルチビタミンの摂取は、不足しやすいビタミンをバランスよく補えるため、美肌づくりに役立ちます。
マルチビタミンに含まれる主要成分
![](https://otonasalone.jp/wp-content/uploads/2023/12/image6-5-400x300.jpg)
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以下は、マルチビタミンに含まれる主な成分です。それぞれの美容効果や1日の摂取量の目安、含有量が多い食材をご紹介します。
1.ビタミンA
ビタミンAは、ターンオーバーの促進やコラーゲン・ヒアルロン酸を増やす効果が期待できる成分です。ビタミンAの1日の摂取推奨量は、30~64歳の女性で700μgRAEとなっています。
ただし、体内に蓄積しやすい性質があるため、耐容上限量である2,700μgRAEを超えないように気をつけましょう。
ビタミンAの含有量が多い食材には、レバーやうなぎ、乳製品(チーズ、バター)などがあります。
2.ビタミンB群
ビタミンB群は、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の8種類の栄養素の総称です。エネルギー代謝に関わり、肌細胞の生産や回復を助けるため、健康で美しい肌づくりに役立っています。
ビタミンB群の各ビタミンの必要量は少ないですが、消費が早いため毎日バランスよく摂ることが大切です。
ビタミンB群は、レバーや豚肉、まぐろ、卵などに多く含まれています。
3.ビタミンC
ビタミンCは、肌のハリを保つコラーゲンの合成に必須の成分です。また、メラニン色素の生成を抑える働きがあるため、シミ予防にも効果が期待できます。
成人女性では、ビタミンCの1日の摂取推奨量は100mgです。余剰分は体外に排泄されるため、耐容上限量は定められていません。
ビタミンCは果実や野菜に多く含まれています。とくに、アセロラやキウイフルーツ(黄色)、赤パプリカなどが、ビタミンCの含有量が多い食材です。
4.ビタミンE
強力な抗酸化作用をもつビタミンEは、シワやたるみなどの肌の老化を予防するのに欠かせません。
女性のビタミンEの1日の摂取目安量は、30~49歳で5.5mg、50~64歳で6.0mgです。1日の耐容上限量は700mg(30~64歳の女性)と定められています。
ビタミンEは、ナッツ類(アーモンド、ピーナッツ)や油脂類(ひまわり油、オリーブオイル)などに多く含まれています。
マルチビタミンの効果的な摂取方法
マルチビタミンのサプリメントは、自分の普段の食生活で不足しやすいビタミンが配合されているものを選びましょう。
マルチビタミンを摂るタイミングは、1日1回の場合、夕食後や就寝前がおすすめです。
パッケージに記載されている回数や目安量を守りましょう。
つづき▶【後編】では、マルチビタミンのサプリに期待する「美肌づくり」を漢方薬でするならなにをとればいいのか?についてお伺いします__ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶
<この記事を書いた人>
あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)
医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。
表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
一般社団法人日本サプリメント協会理事長
後藤 典子(ごとう のりこ)
同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。
Youtubeチャンネルで健康リテラシー向上のための情報を発信している。
2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品ののぞましい発展を支援する活動をしている。
●Sフードプロジェクト:https://s-food.net/
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