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【新年に試して!】神様が喜ぶ、願いが届く参拝法。神社でのお詣りルール10

OTONA SALONE / 2023年12月31日 11時0分

新年の2024(令和6)年は辰年。初詣に行く人も多いと思いますが、正しいマナーで参拝していますか?お願いごとを神様に届けるためには、「所作のマナー」と「心のマナー」が大切。スピリチュアル添乗員としてのべ1万人以上を寺社仏閣にご案内し、伊勢神宮参拝ツアーの添乗は500回を超えるという五斗美湖さんに教えてもらいました。

 

神様にお願いごとをするなら真摯な態度で

皆さんは大切な人のお家や、大事なお客さまのところを訪問する際、きちんとした身なりで、ご挨拶をしてから中に入られると思います。また、誰かに頼みごとやお願いごとをする際、丁寧な態度と言葉づかいを心がけますよね。

神社に参拝して、神様にお願いごとをするときもそれは同じです。神様が喜んで願いを聞いてくださる、所作のマナーと心のマナーの10のポイントをお伝えします。

①服装

正式参拝を除いて、服装の決まりはありません

正式参拝を除いて、服装の決まりはありませんが神様の前に出て恥ずかしくない格好で参拝するというのは最低限のマナーです。

毎日、近所の氏神様に参拝する人もいますが、ふだんの服装で問題ありません。

一方で特別なお願いごとがあって、わざわざ遠くの神社まで出かけて行くなら、きちんとした服装を心がけると、より一層、真摯な気持ちで神様と向かい合えるはずです。

拝殿の中に入って正式参拝をする場合も、露出が多い服装は避け、上着を着用したり、フォーマルな装いを意識する人が一般的です。とくに伊勢神宮の正式参拝の場合、ドレスコードが非常に厳しいので注意しましょう。

 

②ご由緒と神様の確認

お詣りする神様の名前は知っておきましょう

神社にお詣りする際、「縁結びで有名」「金運がアップする」といった御利益に目がいきがちですが、そこに祀られている神様の名前も知らずに、ご利益だけを求めるのは失礼です。

神様の名前をちゃんと覚えてから参拝しましょう。

たとえば伊勢神宮なら内宮は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、外宮は豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。天照大御神は皇室の御祖先であり、総氏神のように崇められています。豊受大御神は天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。

このように神様の名前を知ってからお詣りすると、神様も喜んでくださいます。

 

③鳥居

鳥居をくぐる前に一礼します

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鳥居は、私達が住んでいる人間界と神様がいる御神域の境に立っている建物です。御神域に入らせて頂く時には、本殿の方を向いて会釈をしましょう。これが鳥居の前で一礼する意味です。

ご挨拶するときには、帽子や手袋は取ります。ただコートなど上着までここで脱ぐ必要はありません。

 

④参道

参道は真ん中を避けて歩きます

鳥居をくぐって参道を歩く際は、真ん中を避けて歩きましょう。なぜなら真ん中は神様の通り道だからです。

左右どちらでもいいですが、身を清める手水のある側を歩くのが基本です。そうすれば参道をジグザグする必要がなくなり、スムーズな歩き方ができます。

 

⑤手水(ちょうず、てみず)をする

穢れを持ちこまないよう、口と手をすすいで清めます

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神社の参道脇には手水舎が設けられていて、参拝する前にここで身を清めます。

古来より水は穢れを洗い流すものと考えられていました。本来は全身を清める必要があるのですが、そういうわけにもいかないので、ここで口と手をすすぎます。

 

手水の作法

1)右手でひしゃくを持ち、水をくみ左手を清める。

2)ひしゃくを左手に持ちかえて、右手を清める。

3)ひしゃくを右手で持ち、左手で水を受け、口をすすぐ。

4)左手を清める。

5)ひしゃくを立て、残った水でひしゃくの柄を清め、元の位置に伏せて置く。

 

⑥鈴&お賽銭

お賽銭は投げてはいけません

拝殿に鈴があったら、まず鳴らしましょう。

鈴を鳴らす理由にはいろんな説があって、一つは大きな音で邪気を祓うというものです。

もう一つの意味は、神様をお呼びするというものです。「ご挨拶に参りました」と、玄関のインターフォンのような意味合いで鳴らします。

私はお賽銭よりも先に鈴を鳴らして、神様を呼んでいただいて、そこからお賽銭をしています。

お賽銭には大きく2つ意味があって、お願いごとを聞いていただくための供物として貢ぐというのが一つ。

もう一つは、お賽銭に知らず知らず積もっている罪や穢れを、お賽銭に乗せて祓ってもらうという意味です。

この2つのお賽銭の意味を分かっていたら、お賽銭箱にお金を投げたりしませんよね。お賽銭の額は気持ち次第なので決まりはありません。

 

⑦二拝二拍手一拝

拍手を打つ時には、左手を右手より少し上げる

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鈴を鳴らして、お賽銭を入れたら、いよいよ参拝です。

神社では、二拝二拍手を行うのが基本です。次の順番に沿って、行ってください。

 

①感謝の心を捧げながら、深く2回頭を下げます。

②皆が幸せに豊かに暮らせるよう願いながら2拍手します。

③手を合わせて、お願い事があれば、その願いを成就するために自分が行うことを神に誓います。

④最後にご加護をお祈りし、実践を誓って、「今日はありがとうございました」と一礼します。

 

⑧お願いごとの伝えるマナー

感謝を伝え、自分の幸せだけでなく、周りへの貢献も伝える

神様にお願いごとをする際、「東京から来た〇〇〇〇です。今日も来させていただいてありがとうございました」と、どこから来た誰なのか自己紹介してご挨拶します。

そして、次の清めの言葉を3回唱えます。

「祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え」

この言葉は、拝殿に書いてあることも多いですが、心の中で唱えても大丈夫です。

そして、日頃の感謝、生かされていることへの感謝の気持ちを述べて、お願いごとがある人は、「いい仕事に巡り合えますように」といったお願いごとをします。

ただし、お願いごとを伝えるだけでは十分ではありません。神道では、人のためになることをすれば、その結果、自分も幸せになれるとされています。「お金持ちになりたい」というお願いごとなら、自分だけが豊かになるのではなく、周りの人にどうやって豊かさをシェアするか、それを伝えられれば、神様も喜んでお願いごとを叶えてくださると思います。

 

⑨おみくじ

どんなメッセージでも受け止める

参拝した後は、おみくじを引かれる方も多いでしょう。

たとえば凶をひいて、おみくじの内容が気に入らず、引き直す人がいますが、それはその時にその人にとって必要な神様からのメッセージなので、どんなことが書かれていても、自分への戒めとして受け入れる気持ちが必要です。

おみくじは神様からのメッセージなので、神社で結ばず、自分が見えるところに置いておくのも問題ありません。

 

⑩お札、お守り、御朱印帳

お札もお守りも一年に一度、新しいものをいただく

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参拝の後、お札やお守りをいただくのも楽しみですよね。

授与されたお札は自宅の神棚にお祀りしてください。

お守りは守ってくれるものなので、カバンに入れるなどして、身に付けていただくことをおすすめします。

いつもキレイな状態で力をいただくためには、1年をめどに、清潔で新鮮なものに代えて、新たなパワーをいただくのがいいでしょう。

御朱印は神様にお参りした証明であり、神様と結ばれた証としていただける印です。ですから、参拝前ではなく、参拝してから御朱印をいただいてください。

 

 

つづき▶【後編】では2024年に参拝したい、おすすめ神社は? 辰年ということで、辰=龍とゆかりがある全国12社をご紹介! __ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶

 

 

教えてくれたのは

スピリチュアル添乗員 五斗美湖さん

東京都出身。外資系企業等を経て2012年より添乗員になる。現在、スピリチュアル添乗員として、全国の神社仏閣やパワースポッとを中心にご案内。最も崇拝している伊勢神宮ツアーのご案内回数は500回を超える。TV出演や雑誌の取材依頼も多数。著書に「神様がよろこぶお参りの仕方」(コスミック)。

 

≪ライター・エディター 垣内栄さんの他の記事をチェック!≫

 

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