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「特別な存在」になることを夢見ただけなのに……。相手に尽くしすぎて婚期を逃した女性の悲哀

OTONA SALONE / 2024年1月28日 15時31分

「好きな人を振り向かせる」ために、献身的に彼へ尽くす女性は多いもの。しかし、どんなに尽くしても「報われない相手」であれば、自分の身をすり減らすことに繋がる可能性が高いので、注意しましょう。

今回の記事では、献身的に相手に尽くし続けて、すっかり身も心にボロボロになった40代女性の話です。

35歳まで婚活をしたものの、報われない日々が続く

東京都に住む尚子さん(仮名・46歳/会社員)は、実家暮らしの独身女性。尚子さんは、35歳まで必死に「合コン」「婚活パーティー」などの婚活を頑張っていたそうです。そもそも尚子さんは昔からアイドルが好きで、かなりの面食い。

相手には年収より「ルックス」を求めるところがありましたが、婚活では顔がいい男性ほど「職が安定しない」など、結婚に不向きなタイプが多かったようです。

尚子さんは面食いではありますが、同時に「両親のような、安定した暮らしをしたい」という思いもありました。そのため、どんなにイケメンでもヒモ気質の男性や、職が安定しない男性には興味を示さなかったそう。

結局、婚活では思うような男性に巡り合えず悶々としていた頃、本社から異動になって尚子さんの部署に働くことになった彼と出会うことになりました。彼は、俳優の綾野 剛さんに似た細身のイケメン男性。口数は少ないものの、どこかミステリアスな雰囲気があり、ひと目見るなり「気になる存在」になったと、尚子さんは語ります。

まさか「彼」との出会いが、のちのち地獄に繋がるとは、この時はまだ知らなかったのです……。

 

 

ミステリアスな雰囲気の彼にメロメロに

shutterstock.com

尚子さんの勤め先に異動でやってきた「彼」は既婚者で、2人の子どもがいました。彼は単身赴任で家族と離れ離れになり、尚子さんの部署で働くことになったそうです。

彼と尚子さんは同じ業務に携わるようになり、やがて一緒にランチや飲みにいく仲になりました。何度かお酒を交えて話していたところ、どうやら彼は奥さんと上手くいっておらず、連絡もほとんどしていないことを知ったそうです。

おまけに彼は、見知らぬ土地への「単身赴任」になったこともあり、勤め先近くに知人友人が1人もいませんでした。彼も孤独だったのか、尚子さんに何度も「今度、また飲みにいこう」と誘うようになったそうです。尚子さんも彼に誘われて満更でもなく、何度も一緒にお酒を飲んでいくうちに、次第に深い仲へと発展していったそうです。

 

2人の関係が深くなったのは、お酒をかなり飲んでその勢いでホテルに行ってしまい、一夜を過ごしたのがきっかけでした。体の相性も良好で、尚子さんは思わず「彼以上に、体がぴったりと合う人はいないかも」と悟ったそうです。

彼も尚子さんと同じ思いだったのか、2人はその後も何度かホテルに行く関係へと進展。結局、不倫関係がズルズルと続いて尚子さんは40代へと突入しました。

 

やがて、職場で2人の不倫がバレたこともあり、彼には新たな異動先が決まったそうです。その時は、彼と離れることに恐怖を覚えたと、尚子さんは語ります。そもそも尚子さんは、彼と出会って以来まったく婚活もしていないため、彼以外の異性が周囲にいない状況でした。

彼の異動先は、隣県にある営業所でした。その話を聞くなり「隣の県なら、電車ですぐ彼の元へ行ける」と尚子さんは感じたようです。結局、彼の異動後も尚子さんは不倫関係を継続。自らすすんで彼が1人で暮らすアパートへ出向き、料理を振る舞う、洗濯をするなど、献身的な姿勢を彼に見せるようになりました。

やがて、彼は「今度、親が入院することになったんだけど。一緒に見舞いに行かない?」と、尚子さんに声をかけてくれたそうです。尚子さんは、彼からの「親を紹介してくれる」という言葉にすっかり舞い上がってしまいました。

 

 

不倫相手に「親」を紹介してもらって、つい張り切ってしまう

shutterstock.com

彼の親のお見舞いをする時も、尚子さんは百貨店を何件も回って、良質なフルーツの手土産を一生懸命探したそうです。

しかし、彼は自分の両親に対し、尚子さんのことを「彼女」ではなく、「職場の同僚の子で、いつもお世話になっている」と紹介。すると、彼の親も「いつもお世話になっています」と、深々と頭を下げたそうです。

この時、尚子さんは自分を「彼女」として親に紹介してくれなかったことに対し、少しショックを受けたそう。ただ、彼が身内に自分を紹介してくれたことは、尚子さんにとっては相当嬉しい出来事だったそうです。

 

ある日、中学時代から続く友人の恵子から「最近、元気? まさか、まだ例の人と不倫していないよね?」と、心配のメールが届きました。恵子は古くから繋がっている友人で、尚子さんにとって信頼できる人物の一人。唯一、不彼女にだけは倫のことも伝えていたようです。

尚子さんは恵子から呼び出され、2人でランチをすることに。そこで、恵子から「まさか、いつか彼が別れて自分と一緒になってくれると思っていないよね?」と言われたそうです。

そこで尚子さんは、すかさず「この前、彼が親を紹介してくれたの。入院中で、一緒にお見舞いに来てくれって。今後何もなければ、親なんか紹介しないと思う」と伝えました。すると、恵子さんは険しい顔をして、尚子さんにこう伝えたそうです。

 

つづき▶【後編】では、旧友の恵子が尚子さんに伝えた言葉は? そして、尚子さんは今の不倫関係をどうするのか?…という、行方についてです。 __▶ ▶ ▶ ▶ ▶

 

 

≪恋愛コラムニスト兼占い師 みくまゆたんさんの他の記事をチェック!≫

 

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