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「あ。この人、知らないんだ…」と思われないために、正月明けにやっておきたい日本女性としてのたしなみとは?

OTONA SALONE / 2024年1月13日 11時15分

季節が移り変わる日本では、それぞれの季節の行事や祭り、風習などからしきたりや習わしがあります。これらが暮らしの節目ともなり豊かな日々を彩っています。日本女性としてぜひ、生活に取り入れていきたいものです。今回は(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に、お正月の後始末、お正月明けにする風習についてお聞きしました。

 

【 気品を身につけるシンプルな教え#86正月過ぎのしきたり&習わし編 】

 

※名称や日時、しきたりは地域や年度により異なります。記事中の表記は松田玲子先生のご指導のもと、ポピュラーなもので紹介しています。

 

正月飾りの後始末は忘れがち。いつまでにするかご存じ?

正月飾りは、現世に降りてきた年神様を家にお迎えする際の目印や、家に邪気が入らないために玄関に飾る「門松」、「しめ飾り」、家を訪れた神様が宿る依り代になる飾りとして「鏡餅」などがあります。

門松やしめ飾りは、「松の内」と呼ばれる期間内は飾ったままで構いません。松の内とは、正月事始め(12月13日)から神様がお帰りになるまでの期間を指し、地域によって異なります。関東や東北、九州地方などは1月7日まで、関西地方は1月15日(小正月)までとする場合が多いようです。

関西以外ではもう松が明けていますが、後始末は完了していますよね!?  うっかりしていた、という人は急ぎましょう。

 

 

門松やしめ飾り、書初め、神社で買った破魔矢…どう処分する?

お正月に飾った門松やしめ飾り、書初め、神社で買った破魔矢(はまや)を積み上げて、神社の境内などで燃やす火祭りの行事のことを左義長(さぎちょう)、「どんど焼き」ともいいます。

 

1月15日の朝に火を焚き始めて、歳神様はこの煙に乗って帰ると伝えられており、この火で焼いた餅を食べたり、煙を浴びるとその1年は健康に過ごせるといわれています。

 

また左義長で焼いた書初めが高く舞い上がると、習字の腕が上がるという言い伝えもあります。

 

破魔矢はお祀りした時期を問わず、長くても1年以内には新しいものに換えることがよいとされます。そのため、お祀りしてから1年経ったころ、もしくはお祀りしてから最初のお正月に、その他の縁起物と合わせて神社やお寺に納め、お焚き上げや焼納をしてもらいましょう。

 

忙しい現代では後始末はごみ収集でもOK

忙しい現代では、地域での一斉始末はなかなか見られなくなり、現代版始末といえば、ゴミに出す方法です。年末年始の休みが明けた、最初のゴミ収集日に出すことが普通になってきたようです。

 

 

鏡開きは正月行事のひとつですが、企業の祝賀会や結婚式でも

鏡餅は、鏡開きの日である1月11日まで飾るのが一般的です。鏡開きの日が来たら、割ったりケースの中から取り出したりしたお餅を、お汁粉やお雑煮などにしていただきます。
鏡餅の丸い形は「円満」をあらわし、「開く」という言葉には末広がりのおめでたい意味合いもあるため、新年にふさわしい行事のひとつです。

そして、樽酒を開く儀式のことも「鏡開き」と言われています。

樽酒の鏡開きも、門出に際して健康や幸福を祈願して、その成就を願うという意味合いで、企業の祝賀会や結婚式で現在も行われていますね。

 

 

「寒中見舞い」とは相手の健康を気遣った見舞い状

 昨今は年賀状のやりとりを行わない人も増えていますが、「寒中見舞い」とは本来、一年で寒さが最も厳しい時期に出す、相手の健康を気遣った見舞い状のことです。

 

「松の内」(1月7日が一般的)が開けてからは年賀状ではなく、「寒中見舞い」を送ります。
また、相手や自分が喪中の場合にも寒中見舞いを送ります。

 

 

つづき▶【後編】では、1月15日にしたい習わしについてご説明します。そして、まだまだお詣りにいくことが多い神社の参拝マナーについても解説。__▶ ▶ ▶ ▶ ▶

 

 

≪エディター・ライター/(一社)日本プロトコール&マナーズ協会理事 高谷治美さんの他の記事をチェック!≫

 

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