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結局、何歳まで働かないといけないの!? 夫婦での老後、独身での老後…生活費ってどれくらいあればいい?【シニア世代データで検証】

OTONA SALONE / 2024年1月12日 21時1分

シニア世代にとって経済的に暮らしにくい社会に年々なってきているといえるでしょう。
例えば、政府は「異次元の少子化対策」の財源として、全世代が加入する公的医療保険料に徴収額を上乗せする方向で調整を進めています。さらに、高齢者の医療費負担額の増大なども検討されています。
また、年金受給開始年齢の引き上げについて議論される機会は多く、現在40歳代の人の中には65歳から受給できるのか疑問に思っている方も多いはずです。そうした中で、多くの人たちが「何歳まで働かなければならないのか?」という不安を抱えています。

本記事では、現在のシニア世代の就労率を確認した上で、シニア世代が働くメリットについても紹介していく【後編】です。

 

▶この記事の【前編】を読む▶▶シニア世代の就業率はどのくらい? 1カ月の生活費の平均額は?

シニア世代が働く3つのメリットとは

年金だけでは生活が成り立ちがたいシニア世代は、可能な範囲で働くことを検討していくのが現実的でしょう。また、働くシニア世代の中には「お金以外の価値」を求めて、働いている方も多くいます。以下、シニア世代が働くメリットを見ていきましょう。

 

(1)健康を維持できる

自宅でばかり過ごしていると身体は衰えていきます。自分のペースでゆったりと暮らすことに満足していても、活動量が少ないあまり長時間の歩行が困難になったり、認知症が生じたりすることもあります。働くことで仕事中はもちろん、通勤中も身体を動かすことになります。また、ほどよい緊張感や周囲との関わりによって脳に刺激を与えることができ、認知症のリスクも軽減できます。

 

(2)美しさを保てる

自宅から出る機会が少ないと、見た目に無頓着になっていくものです。美容室に行く頻度やメイクをする機会も少なくなるでしょう。また、部屋着ばかり着ていると体型の変化に気付きにくくなります。人の前に出る日を週に何度かつくることで、髪型や体型などを維持しようという意欲がわいてくるものです。

 

(3)プラスの収入を得られる

生活が成り立つほどの年金を受給している方であっても、プラスの収入があるとうれしい気持ちになるものです。臨時の収入があれば、ちょっぴりリッチなランチを楽しんだり、旅行に行ったりと娯楽の幅が広がります。また、服やバッグなどを新調することで外出にも積極的になり、アクティブに過ごせるはずです。

 

 

充実した老後のためには長期的なキャリアプランが大切

近年、シニア世代になっても充足感を抱きながら働いている方が増えています。そうした方たちの共通点として、自分の経験を活かせる仕事や適性に合った仕事に就いていることが挙げられます。
例えば、客室乗務員の経験を活かしてファーストフード店で活躍している方や、シニア世代ならではの知識量を活かして教職に就いている方、長年の主婦の経験を活かして家事のサポート職に就いている方もいます。
シニア世代には若年層や現役世代にはない魅力や強みがありますので、自分の適性を考慮しつつそれらを活かせる職業を早いうちから検討しておくことが大切です。

 

また、近年において働き方は多様化しています。在宅ワークや短時間の勤務などライフスタイルに合った働き方も可能です。シニア世代になっても働き続けることを否定的にとらえるのではなく、老後の暮らしにおける楽しみや挑戦の1つとしてとらえてみてください。

 

≪アメリカ文学研究/ライター 西田梨紗さんの他の記事をチェック!≫

 

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