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情緒不安定の原因はPMS?ついに婦人科を受診したけれど……【子宮頸がん日記#7】(後編)

OTONA SALONE / 2024年1月13日 23時11分

40歳元ファッションスタイリストの子宮頸がん闘病記。前編に続く後編です。

【連載 子宮頸がん日記#7】後編

情緒不安定の原因はPMS?

生理前にはイライラ、ネガティブ感情が抑えきれない・・

幼稚園で出会ったママ友に、このストレス症状について話したところ、「それってPMSじゃない?」と言われたのです。

PMS?そんな言葉を知らなかった私は、生理前にイライラや鬱などが起きることがあるということを知ります。

なるほど!確かに生理が終わるころには、イライラや負の感情もなくなって、生理が終わっていることにより身軽になって、私幸せ!人生最高!ってなっている気がする。

自分の感情の起伏が女性ホルモンによって引き起こされていることを知り、ちょっと安心したのです。

 

ようやく婦人科を受診するも……

取引先への納品などもあり、年に2回程度は日本に帰っていましたが、帰国中、PMSと思われる症状が出て、両親の前で当たり散らす姿を見せてしまいました。

これは良くないと思い、PMSの症状を相談するために婦人科を受診することにします。
行ったのは、#1 にも登場する、かつて子宮頸がん要精密検査の指示を出した近所の産婦人科。かなり古く、おじいちゃん先生が一人しかいないからなのか、患者さんはいつも私だけ。いつでも予約が取れる院です。

 

先生にPMSがひどいことを話します。

先生:あなた、3年前に子宮頸がんの検診再検査になってるけど、ちゃんと再検査に行った?
私:あーそれがですね、そのタイミングで次男を妊娠していたようで、結局S病院で出産したんです。
先生:あ、そうなんだ。まぁ、S病院で無事に出産していて、何も言われていないなら大丈夫かな。

 

私は子宮頸がんのことはもう頭から抜けているため、それよりもPMSについての症状を訴えます。

とにかく生理前の感情コントロールが難しい。出血量も多いと。

そこで先生が、あなたのようなPMSの症状の改善には低用量ピルが効果的だと思うけど、まずは出血量が多い原因を知ったほうがいいと思うから、子宮内膜症とかも含めて検査したほうが、とのこと。

 

当日は生理だったので(だからこそイライラマックスで婦人科へ向かったのですが)、生理中は検査ができないので、生理が終わってからまた来て。と言われます。その時に必要なら低用量ピルを出そうか。と。

えぇーーーー。すぐに症状を改善できると思って婦人科に来たのに、またまどろっこしい検査をしなきゃいけないのかと、正直うんざり。

 

とはいえ、低用量ピルを飲めばホルモン量が安定して、PMS症状を軽減できるという情報を得たのは大きな成果。

低用量ピルがインドネシアで買えるなら、自分で購入すればいいのでは?と、検索したところ、日本で取り扱っている低用量ピルと同じ成分が含まれるピルの購入が可能(バイエル社のヤスミン)ということが分かったので、そのピルを購入することにしたのです。

この時点で、生理の出血量

(もちろん、生理を終えたあとの検査には行きませんでした……)

 

▶▶【つづき】は1月20日(土)22時配信予定です!

<<【連載を最初から読む】「「まさか…私が?」元スタイリストが子宮頸がんになり、子宮全摘&治療した話。」

 

【監修】新見正則医院 院長 新見正則先生

1985年 慶應義塾大学医学部卒業。98年 英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2008年より帝京大学医学部博士課程指導教授。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は乳がん患者に対するセカンドオピニオンを中心に、漢方、肥満、運動、更年期など女性の悩みに幅広く寄り添う自由診療のクリニックで診察を続ける。がん治療に於いては、明確な抗がんエビデンスを有する生薬、フアイアの普及も行う。

 

≪執筆者・がんサバイバー・ヨガ指導者 Tomomiさんの他の記事をチェック!≫

 

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