「あまりび」ではありません。「余日」の読み方、知っていますか？【漢字クイズ】

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「余日」です。

「余日」の読み方は？

“あまる”や“それ以外”といった意味を表す「余」ですが、「余日」の読み方は「あまりび」でも「よび」でもありません。

正解は……

「よじつ」です。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

 

 

「余日」を辞書で引くとこのように記載されています。

１ある期日までに、残っている日数。残りの日数。
２ その日以外の日。ほかの日。他日。
３ ひまのある日。

出典：小学館　デジタル大辞泉

 

「◯日」という表現のさまざまな読み方

「日」は音読みで「ニチ・ジツ」訓読みで「ひ・か」と読みます。

「余日」は「よじつ」と読みますが、そのほかにも「◯日」という表現はいくつもあります。以下に記す「◯日」という表現の読み方に挑戦してみてください。

• 吉日
• 過日
• 忌日
• 昔日
• 末日
• 落日
• 烈日

正解は……

 

 

 

• キチジツ・キチニチ
• カジツ
• キジツ・キニチ
• セキジツ
• マツジツ
• ラクジツ
• レツジツ

いくつ読むことができましたか。

上記は公益財団法人日本漢字能力検定協会が運営する日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」に掲載された読み方を記しています。辞書によっては「吉日（きつじつ」「忌日（いみび）」などが記載されているものもあります。

 

「吉日」は縁起の良い日を表し、「過日」は過ぎ去った日を表します。

「忌日」は「いみび」と読むと、けがれを避けて慎むべき日を表しますが、「忌」を「キ」と読む読み方では故人の亡くなった日と同じ日付の毎年毎月の日を表します。

「昔日」は過去の日々を表し、「末日」は終わりの日、最後の日、ある月の最終日を表します。

「落日」と「烈日」が表しているのは“いちにち”を表す日ではなく、太陽を表しています。「落日」は沈もうとする太陽、「烈日」は激しく照りつける夏の太陽を表します。

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック！≫