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くじけそうにな時、あなたの心を助けてくれる9つの言葉

OTONA SALONE / 2017年9月25日 19時0分

くじけそうにな時、あなたの心を助けてくれる9つの言葉

先週ある歌番組で「元気が出る曲」のランキング発表がありました。ランキングの内容についてはエンタメ系のサイトに譲るとして、私は言葉のプロとして、「歌詞」とそれを聞いた人の「自信」との関係について考察しました。そして、くじけそうになった時、自信をつける為にすぐに読めるよう、3種類9つの言葉を手帳に書くことをお薦めします。

 

その番組内では、「つらいと思った時にこの曲を聞くと、あと一歩踏ん張れる」「みんな頑張っているんだなと思える」「この曲を聴くと、頑張っていた頃の自分に戻れる」というコメントと共に曲が選ばれていました。
この曲を聴いていた時にがんばったという経験などを思い出し、自信につなげているのですね。歌詞やメロディはトリガー、きっかけとなり、その時の努力と結果、そして自信の感覚を取り戻すことへとつなげてくれるのです。

 

自分磨きの目的は、自分に自信を持つため自信の感覚を取り戻す

勉強すること、努力すること、それは人の為ではなく、自分に自信をつける為という調査結果もあります。ダイエットや運動、読書や習い事、単純にそれが趣味だからという場合を除いて、
すべて「自分磨き」という言葉に置き換えられますが、そもそも私たちはなぜ自分のことを磨こうと思うのでしょう。

ティーンエイジの頃は、それこそ「他人との競争」に勝てるような、表面的な目標の自分磨きもあるでしょう。しかし、年を重ねると、内面が外面ににじみ出すことを理解しますので、その為に自分の内面を磨こうとする場合があります。また、多少困難を伴う習い事や勉強などは、結局、それらを乗り越えることで自信を付けていくという大きな効果が期待できるのです。

 

「今はできない」を「絶対できない」と間違えないように

精神科医であり、随筆家でもある斎藤茂太氏の言葉です。この言葉は簡単に見えますが、結構勘違いしている人が多いように感じます。

最近、『科学が教える、子育て成功への道』という本を読みました。
XLG

タイトルだけ見ると、早期教育を絶賛、推奨するような本のように思えますが、目先のお受験や教育玩具、偏差値や塾の評判などに振り回されず、しっかりと地に足を付けた育児をしたいという保護者、そして教育産業に関わる人全員に読んでもらいたい良書です。

内容(「BOOK」データベースより)
アメリカの学習科学・発達心理学の第一人者が提唱。21世紀スキルを伸ばす道を伝授。会社経営や人材育成にも…役立つ教えが満載。

その中で、とても興味深い実験データがあります。
スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授は、何十年にもわたって「自信の育て方」を研究しています。
大学進学適応試験に出題されるようなアナロジー課題を30分解いた後
「優秀な成績を収めました。とても高い能力を持っています」
と言われたとします。

悪い気持ちにはなりませんよね?「能力」を認められるということは、自信につながります。
けれど、次にもっと難しい課題を与えられ、それが「できそうにない」と判断した時、「能力」を褒められた人はなんと「諦める」のだそうです。「できない」ことは自分の才能を認められないことと判断してしまうからです。それとは逆に、課題を与えたあと、「能力ではなく努力を評価した場合」は、何と、より難しい課題でも粘り強く取り組むのだそうです。

例えば、子どもに対し、ピアノの課題曲で弾けない曲があっても、それは「能力」とは関係ないのだということを語って聞かせることで、子どもは練習に取り組むようになり、努力して、その結果弾けるようになります。その経験を積み重ねることで「できないのは、今だけ。努力でできるようになる」と思えるようになっていくのです。こういう子どもたちは、他のことでも、多少の困難でも乗り越えようという気持ちを捨てなくなってきます。そして、くじけそうになった時に、周囲の人に励まされることで、もう一踏ん張り頑張ろうと思えるのですね。
大人も同じですよね。「美人ですね」という「能力や才能」ではなく、「最近綺麗になったんじゃない?」と言われる方が、自信が付くというのもうなづけます。

 

自分のメンターや友人の言葉を集める

さて、そんな努力の最中に、くじけそうになった時、支えてくれるのが、音楽であり、友人であり、仲間です。ただ、いつもいつもそばにいるわけではありません。そういう時に思い出して、自信につながる「言葉」を、落ち込んでも見られる場所に書いておくことをおすすめします。

・好きなアーティストの格言から選ぶ

格言には、人生の教訓を問う厳しいもの、背筋をしゃんと伸ばすよう叱咤するものもありますが、精神的に弱っている時に、自分にちょうど良いものを選んでおくといいでしょう。
先ほどの斎藤茂太氏など、精神科医などの言葉もとても素晴らしいですし、自分の好きな女性アーティストの言葉をメモしておいても良いでしょう。

例として、私の最近のお気に入りを3つ挙げます。みなさんも自分らしいものを選んでみましょう。

・ばさばさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて
茨木のり子
詩人、エッセイスト、童話作家、脚本家

 

・知りもしない人から嫌われたら、それはあなたが素晴らしいことを示している。
パリス・ヒルトン
ヒルトンホテルの創設者コンラッド・ヒルトンの孫娘。実業家、ソーシャライト、テレビ番組・メディアパーソナリティ、モデル、女優、歌手、DJ

 

・高校の時、友達はみんな将来Googleで働きたいって言ってた。けど、私はそこで検索される人になりたいと思ってたの
レディー・ガガ
ミュージシャン

 

メンターや友人の言葉を妄想する

私には、3人の女性メンターがいます。それぞれ別の分野で活躍中の女性ですが、存在だけで価値があると思えるほど尊敬しています。
みなさんも、そんな理想の女性がいるのでは? その人達の名言を探しても良いですが、おそらく尊敬しているという場合は、あまりにも彼女達の言葉に接しているので「もし彼女達が私の友人ならこういうだろう」という言葉を想像できます。ちょっと危ないですかね?(笑)
あくまでも想像、いえ妄想です。みなさんも好きな女優さんやアーティスト、会社の先輩などでも構わないので、その人達だったら、凹んでいる自分に何と声をかけるか妄想してみてください。

 

・自分にも他人にも誠実になることが一番大切
五十嵐美貴さん
ミュージシャン、ギタリスト

 

・そんなこと、論理的に考えれば簡単に答えは見つかりますよ。
勝間和代さん
経済評論家

 

・あなたには言葉があるじゃないですか。言葉を使って思考を繰り返しなさい。
山田ズーニーさん
文章表現・コミュニケーションインストラクター

 

これら、ちょっと厳しめな言葉が並んでいるのは、私が褒められて伸びるタイプではないからかもしれません(笑) みなさんはどんな言葉を選ぶのでしょうね。

 

リアルな友人の言葉を想像するのも良いでしょう

どんなに酷い状況でも、絶対にあなたの味方になってくれる友人を3人考え、その人たちの言葉を想像してみましょう。その時、実際に言われた言葉の方がより強い薬になりますね。

私の場合は決まっています。

「あなたならだいじょうぶ。きっとできる」

です。
あなたは、過去にどんな言葉をかけてもらいましたか?
また、友達が自信をなくしている時、言葉をかけるとしたら、何とかけますか?

 

元気が出る曲を選ぶ

曲の歌詞も素敵ですね。歌詞は作詞をする人が、それこそ命を削って書いた、魂の叫びです。穏やかなものも、ハッピーなものも、命がこもっています。だからこそ人の心に響くのでしょうね。

 

3つの格言、3つの助言、3つの歌詞

これらを選んで、それを手帳に書いているだけでも、自分がどんな言葉によって自信を取り戻すのか分かりますし、実際に書くことで自信がみなぎってきますよ。ぜひおためしあれ。

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