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【男性更年期】45 歳~59 歳の61.6%が「症状ある」、更年期女性34.9%「相談している人はいない」

OTONA SALONE / 2024年1月30日 15時30分

日本人女性は平均50歳ごろに閉経を迎えます。一般的に閉経の前後5年を「更年期」と呼びます。女性ホルモンの変化でさまざまな症状が現れ、心や体の不調に悩む人も多いですよね。

1932年の創業以来、女性の自立のための取り組みを続けている総合化粧品メーカー・株式会社ナリス化粧品は、女性のゆらぎや年齢、環境の変化に着目したサプリメント「エクオリティ」を発売するにあたり、男女の更年期や配偶者の更年期について意識調査を行い、その結果を発表しました。

今回の調査では、女性の更年期症状について、個人によって症状や辛さが様々で大きく異なることや、男女の意識の違いがあることがわかりました。また、辛くてもなかなか相談できる相手がいないことや、本人に合った対処方法に巡り合えていないという実態もわかりました。

 

実施期間:2023 年 12 月 16 日~2024 年 1 月 4 日
調査方法:インターネットによる自社調査
対象者:40 歳~59 歳 女性 n=2,231 45歳~59 歳 男性 n=2,173 / 合計 n=4,404
※ただし、質問内容により回答者のn数が異なるため、それぞれの図表にnを記載しています。 

 

女性の更年期症状がある、最多は50 歳~54 歳で約半数

40 歳~59 歳の女性 2,025 名に更年期の症状があるかの回答は、「とてもある」8.0%と「まあまあある」31.8%をあわせた 39.8%・約 4 割の女性が更年期の症状を自覚していることがわかりました。

 5 歳ごとの年齢で見ると、最も多いのは 50 歳~54 歳で「とてもある」13.3%と「まあまあある」37.5%、あわせると 50.8%で半数を超えています。

一般的に女性の更年期は 50 歳をはさんだ前後 10 年程度と言われていますが、個人による差が大きいこともわかりました。

 

45 歳~55 歳の配偶者・パートナーがいる 45 歳~59 歳の男性 1,351 名に、配偶者の更年期症状に気づいているか聞きました。

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「とても感じる」13.4%と、「まあまあ感じる」36.0%をあわせて 49.4%であり、更年期の自覚症状を感じる女性の割合と合致します。夫も妻の更年期の症状に気づいていることが想像できます。

 

 

45 歳~59 歳の男性、更年期症状があるのは 6 割超

45 歳~59 歳の男性 584 名 に自分自身に更年期症状を感じるか聞いてみたところ、「とてもある」14.7%、「まあまあある」46.9%であわせると 61.6%と 6割を超えました。

女性の「とてもある」8.0%、「まあまあある」31.8%の合計 39.8%と比較すると、男性の方が自身の更年期症状を自覚している割合が多いことがわかりました。

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男性は歳を重ねるほど割合が増え、55 歳~59 歳が最も自覚症状を感じている割合が多いことがわかりました。

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また、男性で自身の更年期症状を自覚していると答えた 360 名に、配偶者・パートナーの理解があるか聞きました。

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「とても理解がある」 16.1%、「まあまあある」49.4%であわせると 65.5%と、7割近い男性が配偶者・パートナーは理解してくれていると感じているようです。

 

 

>>>女性の更年期の症状で最も多いのは? 1位は意外な結果に!

女性の更年期の自覚症状は「肩こり」「やる気が出ない」「気持ちの落ち込み」

更年期の自覚症状があると答えた女性806名に、具体的な症状を複数回答可で選んでもらいました。

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1位が「肩こり」で49.9%、次いで「やる気が出ない」46.9%、その次が「気持ちの落ち込み・不安・憂鬱」で44.9%でした。ただし、その他にも4割を超える割合で選択されている項目が多く、更年期の症状は複雑に混ざり合って発生するものであるようです。

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年齢別に見てみると、「やる気が出ない」・「気持ちの落ち込み・不安・憂鬱」・「イライラ」など、気持ちに関する症状は年齢が若いほど感じている割合が高く、年齢を重ねるごとに減っていくことがわかります。

反対に「のぼせ・ほてり・ホットフラッシュ」の症状は、40歳~44歳では30.6%ですが年齢を重ねるほど割合が増えていき、55歳~59歳で51.3%と半数を超える女性が症状を感じています。

年代を問わず、割合が変わらずに発生している症状としては、「不眠」・「日中の眠気」・「倦怠感」などが挙げられます。

男性に、配偶者・パートナーの更年期症状にあてはまると感じる項目の1位は「イライラ」55.6%。続いて「気持ちの落ち込み・不安・憂鬱」34.8%、「倦怠感」32.2%です。症状の理解は、自分のことでないためわかりづらいのが当然ですが、「イライラ」に関しては、女性が感じるよりも高い割合で男性は感じていて、それ以外の項目に関しては、本人の自覚ほどは気づいてはいない傾向があることがわかりました。

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40歳~59歳の女性、更年期症状で仕事や家事がつらいのは7割超

更年期症状があると答えた女性806名に、症状によって仕事や家事がつらいことがあるか聞きました。

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全体では、「とてもつらい」が14.6%、「まあまあつらい」56.9%で、合計すると71.5%、7割を超える女性がつらいと答えています。

年齢別に見てみると、最もつらいと答えている割合が多いのは40歳~44歳で、「とてもつらい」19.7%と「まあまあつらい」57.8%で合計すると77.5%と8割近い女性がつらいと答えています。更年期の症状は、個人によって症状も継続する期間も異なりますが、年齢の低いころに更年期症状が出始めた方が、つらいと感じるのかも知れません。年齢を重ねることで慣れや症状が緩和されていることが、つらいと感じる割合が少なくなっていることに繋がっている可能性があります。

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>>>あなたは更年期に関して、誰かに相談していますか? パートナーは知っていますか? 誰に理解してほしいですか?

女性の更年期症状、「相談している人はいない」が最多で3割超

更年期症状があると答えた女性806名に、更年期症状について相談している人を聞きました。最多の答えは「相談している人はいない」で34.9%でした。以前と比較して、更年期症状についてオープンに語りやすい環境に変化しつつあるように思いますが、まだまだ誰かに相談している人は少ないようです。「相談している人はいない」に続いて「配偶者・パートナー」が27.8%、「友人」が27.7%で、「医師・専門家」への相談は、19%にとどまりました。

年齢別に見てみると年齢を重ねるほど、「相談している人はいない」の割合が増えて行き、55歳~59歳では46.7%と約半数が誰にも相談していないことがわかりました。配偶者・パートナーへの相談も40歳~54歳は約3割ですが、55歳~59歳では22.1%にとどまります。「医師・専門家」への相談が最も多いのは50歳~54歳で、更年期の自覚症状が「とてもある」と答えた世代とリンクします。

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また、症状によって相談している相手が異なるか否かを見てみました。「とてもつらい」と答えた人は、42.4%が配偶者・パートナーに相談し、37.3%が医師・専門家に相談しています。「まあまあつらい」で見ると、1位が「相談している人はいない」で31.8%、続いて「友人」が30.1%、「配偶者・パートナー」は28.1%で、「医師・専門家」に相談している人は、19%にとどまりました。症状の程度によって、相談している相手が変わることがわかりました。

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次に、更年期症状があり、つらいと答えた女性507名に、症状が出てつらいときに誰に理解してもらいたいか聞きました。最も理解してほしい相手は「配偶者・パートナー」で68%と約7割に迫ります。続くのは「職場の同僚」24.7%、「友人」21.3%でした。一方で「誰にも理解されたくない」と答えた人も6.9%いました。年齢別に見てみると、「配偶者・パートナー」「職場の同僚」などは、年齢による大きな差はありませんが、年齢を重ねるほど「娘」に理解してもらいたい人が増えています。また、「医師」も年齢を重ねるほど、増加傾向がありました。

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職業別に理解してほしい人を見てみました。人数が少ない職業は、参考値になりますが、「公務員」や「会社員」は「職場の同僚」を選ぶ割合が高いようです。すべての職業で、「職場の上司」よりも「職場の同僚」の割合の方が多い傾向があり、上司の性別が男性である場合、「更年期の症状がつらい」ことを知られたくないと思っているのではないかとも考えられます。

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女性の更年期症状の対策は「サプリメント」、「ストレスをためない」、「何もしていない」

更年期症状でつらいと答えた507名に、症状を抑えるためにどんな対策をしているか聞きました。最も多かったのは、「サプリメントや漢方薬を飲んでいる」で38.7%。続いて「何もしていない」31.0%、「ストレスをためない」30.8%で、「婦人科などで治療をしている」は18.5%にとどまっています。

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年齢別に見てみると、40歳~44歳では「サプリメントや漢方薬を飲んでいる」人が最も多く、42.6%と4割を超え、「ストレスをためない」「運動療法」「食事療法」を選んでいる人の割合も高いようです。更年期症状が始まり始めたころの女性は、自分に合う対処方法を探していることが予想できます。

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出典元:株式会社ナリス化粧品

 

≪オトナサローネ編集部 木村美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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