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更年期症状と間違いやすい「子宮体がん」とは? 不正出血や下腹部痛、腰痛は放置しないで!

OTONA SALONE / 2024年1月26日 21時1分

閉経前後は、生理周期や経血量にばらつきがみられ、ときには不正出血がおこることもあります。

しかし、生理の様子がいつも違ったり、不正出血とともに別の症状が気になったりする場合はこわい病気のサインかもしれません。

そう話すのは、漢方製剤の研究開発を手掛けている碇純子さんです。

今回は、更年期の症状と間違いやすい「子宮体がん」について、見極め方と対処法を教えていただく【後編】です。

 

この記事の【前編】を読む▶▶不正出血があり、ときにはかなり出血量が多いことも…閉経が近づいているせい?

Q.更年期からくる不正出血の場合はどのように対処したらいいですか?

【A】

病院での検査の結果異常がなく、不正出血が更年期からくる症状だった場合、更年期症状の緩和を行います。

HRT(閉経後女性ホルモン補充療法)という治療方法もありますが、HRTは乳がんリスクを高める可能性もあるといわれています。乳がんリスクが気になる場合、更年期症状の標準治療のひとつである漢方薬もおすすめです。

不正出血などの婦人科系トラブルに対処するには、「血行を促進し、子宮や卵巣の機能を回復する」「冷えや疲労によるホルモンバランスの乱れを改善する」などの働きがある生薬を含む漢方薬を選び、根本改善を目指します。

更年期に伴う不正出血に適した漢方薬をご紹介します。

 

<更年期に伴う不正出血におすすめの漢方薬>

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):滞った血液や栄養の流れを改善し、不正出血や月経過多、生理不順を緩和します。比較的体力がある方に適しています。

加味逍遙散(かみしょうようさん):血行を促進しからだを温めるとともに、栄養を巡らせ、女性ホルモンの乱れによる不調や自律神経を整える漢方薬です。

 

漢方薬を用いる際は、体質との相性も考えましょう。
体質に合っていない漢方薬を使い続けても、本来の効果が出ないどころか、副作用があらわれる場合もあります。

医師や薬剤師など、漢方薬のプロであれば、体質をきちんと考慮したうえで適切な処方を行ってくれます。

「病院や薬局に行くのが面倒」という方には、スマホ1台で体質診断から漢方薬の購入まで完結できるあんしん漢方がおすすめです。
あなたのためだけに用意されたオーダーメイド漢方薬で、不調の緩和と根本改善をめざせます。

 

 

まずは病院を受診しましょう

子宮体がんによる不正出血は、更年期症状と似ている部分があるため注意が必要です。

子宮体がんに限らず、がんは早期発見が重要なので、異常がみられる場合はなるべく早く医療機関を受診しましょう。

 

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師

碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)

神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

 

≪薬剤師 碇純子さんの他の記事をチェック!≫

 

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