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「かくそくない」でも「おぼそくない」ではありません。「覚束ない」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】

OTONA SALONE / 2024年1月30日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「覚束ない」です。

「覚束ない」の読み方は?

「覚束ない」という表現自体はどこかで一度は耳にしたことがあるはずです。ですが、文脈上ではなくこの言葉単体で表されると「あれ、なんて読むんだっけ?」と戸惑う人もいることでしょう。

また常用漢字表に含まれていない「束」の読み方に馴染みがあるかどうかも、「覚束ない」の読み方に影響するかと思います。

「束」がつく言葉といえば「約束(やくそく)」や「結束(けっそく)」、「花束(はなたば)」などがあげられます。この音読み「ソク」や「たば」は常用漢字表に含まれているものです。

なので、「覚束ない」を「かくそくない」「かくたばない」と読むのは残念ながら不正解。

なお、「おぼたばない」と読むのも不正解ですが、「覚」を「おぼ」と読むのは正解です。「おぼ〇〇ない」という表現を聞いたことはありませんか?

正解は……

「おぼつかない」です。

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【漢字解説】

「覚束ない」を辞書で引くと、このような説明がされています。

1 物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。
2 はっきりしない。あやふやである。
3 しっかりせず、頼りない。心もとない。
4 はっきり見えないで、ぼんやりとしている。
5 ようすがはっきりせず、不安である。気がかりだ。
6 不審である。おかしい。
7 疎遠で相手のようすがわからない。
8 待ち遠しい。もどかしい

出典:小学館 デジタル大辞泉

 

加えて、「精選版 日本国語大辞典」によれば、「覚束」は当て字です。

「おぼ」はぼんやりした、不明確な状態を表す言葉。「つか」は「 関心がないさま」や「うっかりしているさま」を表す「あはつか」や「気のきかないさま」などを表す「ふつつか」の「つか」と同じく状態を表します。また「ない」は一見すると打ち消しの助動詞のように思えますが、著しいという意味を表しています。

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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