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「だんだん」ではありません。「擅断」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】

OTONA SALONE / 2024年2月1日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「擅断」です。

「擅断」の読み方は?

「独壇場(どくだんじょう)」という言葉を耳にすることがあります。「独壇場」の「壇」に「擅断」の「擅」がよく似ていますが、よく見ると部首が違うことがわかります。表題にもありますが、「壇」と「擅」は別の漢字ですから、「擅断」の読み方は「だんだん」ではありません。

また「独壇場」を調べてみたところ、辞書にこのような記述がありました。

《「擅」を「壇」と書き誤って生じた語》「独擅場」に同じ。

出典:小学館 デジタル大辞泉

「独壇場(どくだんじょう)」という言葉自体が誤って生じた表現だったんですね。

「擅」の読み方を知るためにも、まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「せんだん」です。

_________________


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【漢字解説】

「擅断」を辞書で引くと、このように説明されています。

自分の考えでかってにとりきめること。自分だけの判断で事を行なうこと。また、そのさま。

出典:精選版 日本国語大辞典

 

「専断」とも書きます。

「擅」には

①ほしいままにする。ひとりじめにする。
②ゆずる。

出典:擅|漢字一字|漢字ペディア

という意味があり、以下の読み方を見ると、意味をそのまま表す訓読みであることがわかります。

  • 音読み セン・ゼン
  • 訓読み ほしいまま・ゆず(る)

 

なお、冒頭で紹介した「独擅場(どくせんじょう)」は以下の意味を表します。

その人だけが思いのままにふるまうことができ、他人の追随を許さない場所・場面。ひとり舞台。

出典:精選版 日本国語大辞典

上記辞書では、「独壇場(どくだんじょう)」という言葉が生じた背景について、「擅」を「壇」と誤り、「独擅場(どくせんじょう)」の「ひとり舞台」の意味にひかれて生じたと説明しています。

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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