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【モラハラ夫】やっぱり人の心を持っていない! 妻の実家と猫への「非情な行動」に改めて驚愕!!

OTONA SALONE / 2024年1月29日 21時1分

夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。自分を大切にしてくれ、本当に優しい人だから結婚をしても幸せになれると信じていたのに、結婚した途端に優しい姿が全て嘘だったとわかり苦しんでいる女性がたくさんいます。

モラハラだとわかっていても、経済的理由や子どもの養育の問題で離婚を決断できない方も多くいらっしゃいます。モラハラの闇はとても深いものです。そんなモラハラについて長年に渡りカウンセリングを続けてきた私なりの対策をお伝えしています。

今回は夫の会社を手伝っているということがネックで、夫のモラハラに悩みながらも離婚を決断できないMさんのお話です。夫の会社の経理は全てMさんに任されています。週に5日きっちりと夫の会社に出勤しないと文句を言われてしまうという体験の【後編】です。

 

この記事の【前編】を読むMさんの実家との関係を一切断ち切った結婚生活を送り、Mさん両親の死後には形見分けされた猫にもひどい発言を連発するモラハラ夫。 

 

モラハラ夫の父親もモラハラ

夫は実の父親の会社を継承した2代目社長なのだそうです。
モラハラ父親と夫を溺愛する母親に育てられているので、夫は自分のやること、言うことは絶対に正しいと信じていました。

『モラハラ夫は、会社ではパワハラ社長なんです。私以外の事務スタッフは、社長である夫のやりたい放題、言いたい放題のパワハラに耐えられず皆やめてしまうのです。ですから私が事務をやるしかないのです。
義父は夫に社長の座を譲ったのに、いまだに会社内で権力を持ち、会社の通帳は全て義父にお断りしないと持ち出すこともできない状態でした。私への給与は義父が決めるので、週5日の1日8時間勤務なのに給与は本当に雀の涙程度……。
「家業を手伝うのが当たり前。本当は嫁に給与なんて支払わなくていいのに出してあげているんだからな」と義父は言うのです。夫に私の給与をあげて欲しいと言っても、自分の父親に逆らえない夫は義父に何も言ってくれません。反対に「お前は金の亡者だ」と怒鳴られてしまうのです』

 

モラハラ夫は、モラハラの父親、溺愛する母親に育てられたケースが多くあります。父親のモラハラを見ているので、自分の妻に同じことをするのです。そして溺愛する母親のせいで何をしても許される、自分が一番正しいと歪んだ考え方の大人として成長していくのです。モラハラ夫は外ではいい人を演じているケースが多くありますが、経営者や役職についている場合はその限りではありません。パワハラ上司になっている場合も多く見られます。

 

娘との旅行中に猫の具合が悪くなった

母に溺愛されたように、夫は娘さんを溺愛しています。娘さんが結婚して家を出てからは、さらに甘くなったそうです。夫は娘さんのお願いはなんでも叶えたいと思っているので、Mさんと娘さんの2人で旅行に行こうと画策する時は、娘さんに「ママと旅行に行きたいからパパお願い。ママがお仕事休んでもいいでしょ。」とお願いしてくれるのです。
娘さんの前ではいい父親を演じたいので、「もちろんいいよ。楽しんで来なね。」と送り出してくれるそうです。

そんな娘さんの作戦勝ちで母子旅行にいけることになったMさん。亡くなったお父さんが可愛いがっていた猫も家に来て3年が経ち、16歳の老猫になっていました。猫のお世話は息子さんに頼み、娘さんと2人で大阪旅行に出かけた時のことです。

夜、夫からの電話で「猫が具合悪いみたいだぞ」と言うのです。確かに最近食も細くなりましたが、急に具合が悪くなるなんて考えてもいませんでした。「息子に猫のそばにいてもらって」と頼んで夫の電話を切りましたが、不安で胸が張り裂けそうなMさんでした。

そして翌朝また夫から電話がありました。

夫:「猫死んだみたいだ」
Mさん:「え? 嘘でしょ」
夫:「冷たいし動かないから」
Mさん:「いますぐ帰宅しても4時間はかかるから……」
夫:「死んだ猫を家の中に置いておくと腐るから、冬だし外は寒いから外に出しておくから」

と言って夫は電話を切ったそうです。

『私は気が動転してしまい、何をどうしたらいいのか頭が回りませんでした。可愛がっていた大切な猫なのに、「死んだから外に出しておく」と平然と言う夫が信じられません。急いで息子に電話をしましたが、父親が段ボールに入れて外に置いたと言うのです。』

もし猫が死んでしまったとき、普通の感情がある人なら旅先の人にそのことを告げるでしょうか。旅先では何もできないしショックを受けるので、たいていは帰宅するまでは伝えないという選択をする人が多いのではないでしょうか。
それをあえて旅先の妻に電話をして「死んだ」「外に出しておく」と言う信じられない言動をする夫に、Mさんのなかに残っていた“情”も全てなくなったといいます。
可愛がっていた猫の亡骸を平気で外に出す夫を、人間だと思えなかったというMさん。その悲痛な気持ちは、話してくれている様子から痛いほど伝わってきました。

 

Mさんは旅先から戻り、猫の亡骸に対面して泣き続けました。猫が亡くなったことももちろん悲しいのですが、夫のその言動が許せませんでした。こんな人と何十年も一緒に暮らしていた自分が情けなくて泣き続けたそうです。
会社の従業員のためにも仕事を辞められない、とMさんは自分で自分を縛り付けていました。でもその思いも吹っ切れ、自分がいなくなったら困るのは夫と義父。私を大事に扱わなかった罰、人として優しさも思いやりもないこの人たちと一緒にいることはこれ以上無理だと結論を出しました。

 

離婚を切り出す前に、自分が不利にならないように弁護士との相談をスタートさせました。Mさんは夫のために朝早くから起きて出汁から味噌汁を作り魚を焼いていたこと、夫の機嫌をとることしかしていなかったこと……これまでの自分の人生を振り返り、これからは自分のために自分を大切にして生きていこうと強い決意を持ったそうです。

離婚を選択するのも、継続するのもその方が選ぶことです。自分を大切にすることを忘れずに進んでいきましょう。

 

≪モラハラカウンセラー 麻野祐香さんの他の記事をチェック!≫

 

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