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実は、働き盛りの40代女性が一番がんになりやすい!?【子宮頸がん日記#10】(前編)

OTONA SALONE / 2024年2月3日 21時0分

40歳元ファッションスタイリストの子宮頸がん闘病記。子宮頸がんになるまでの経緯や治療法、その時々に思ったことや女性としての生き方などを包み隠さず綴ります。

【連載 子宮頸がん日記#10】前編

働き盛り・育児中の女性のがん羅漢率が高い

突然ですが、男性よりも女性のほうががんになる確率が高い事実をご存じでしたか?

出典:政府広報オンライン

国立がん研究センターの統計からみると、25歳から55歳という、まさに働き盛りの女性のがんの羅漢率が大きく男性を上回っています。55歳以降になると男性の割合が若干増えます。

がんは男性の方が多いというイメージはありませんでしたか? 女性の方が多いというのはちょっと意外ですよね。

 

さらに詳しく見ていくと、子宮頸がんになった方の割合は、30代後半から40代後半にかけてもっとも多くなることがわかります。子宮頸がんが通称「マザーキラー」と呼ばれるのも納得です。まさに、子育て真っ盛りの時に、子宮頸がんになる方が多いんです。

子宮頸がんになった人の割合(東京都・女性)2019年

※上皮内がんを除く 出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん登録)

もし30代後半に子宮頸がんにかかって、検診に行かず現在40代後半になっていたとしたら……?

働き盛り、子育て真っ盛りの中、子宮頸がんが進行しているかもしれません。

 

実際に私が子宮頸がんになり、Instagramで公表し、検診の大切さを訴えたところ、バリ島内で子宮頸がんブームが起き、バリの日系病院が子宮頸がん検診プロモーションを作成したほどでした。笑

そして、国内外の友人たちも子宮頸がん検診に率先して行ってくれて、実際に子宮頸がん予備軍ということがわかって手術(子宮頸部円錐切除術)した友人が2人います。また、様子見段階(中〜高度異形成)ではあるものの、半年に一度は必ず検診を受けるよう、医者に指示された友人も2人いました。

 

念のためお伝えしますが、私の交友範囲はあまり広くありません。友人も多い方ではないと思います。それでも4人の友人に検診で異変が見つかっているのです。

 

ちなみに、すでに子宮頸がんになって、がん治療をしたことがあるという友人や知り合いは、現時点でまわりに8人います。どなたもがんが判明した時の年齢は、45歳以上です。

そして、がんが分かった時点でステージ3以上でした。つまり、30代後半で子宮頸がんになっていたものの、発見が遅れたため、がんが進行していたということになります。

子宮頸がんの初期症状はほとんどありません。ステージが進むにつれて異常な出血があったり、腹痛などの異変が起きたりしますが、ステージ1、2であれば「あれ?今月出血量多いかも?」レベルなので気がつきにくいのです。

だからこそ、定期的な検診が重要なのです。市区町村にもよりますが、乳がんは40歳以降の検診が推奨されているのに対し、子宮頸がんは20歳からの検診が推奨されています。

子宮頸がんは若年層こそ、検診が大切ということがわかりますよね。

後編では私ががんを告知され、絶望した後の心境変化について綴ります。

▶▶【後編を読む】37歳でがん告知。すがるように検索するも「転移」「再発」「余命」の文字に絶望し…

 

 

≪執筆者・がんサバイバー・ヨガ指導者 Tomomiさんの他の記事をチェック!≫

 

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