「おでざし」でも「みでだし」でもありません。「御出座し」の読み方、知っていますか？【漢字クイズ】

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「御出座し」です。

「御出座し」の読み方は？

「座」といえば、「正座（せいざ）」や「上座（かみざ）」、「座敷（ざしき）」といった言葉でお馴染みですが、表題にもある通り、「御出座し」を「おでざし」と読んでしまうのは残念ながら不正解。

この言葉は、ある動作をする人を敬っていう言葉です。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「おでまし」です。

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【漢字解説】

「御出座し」または「御出座」は辞書で引くと、このような説明が記載されています。

(「お」は接頭語) よそへ出向くこと、来ること、出席することなどを、その動作をする人を敬っていう語。

出典：精選版 日本国語大辞典

 

「座」は音読みで「ザ」、訓読みで「すわ（る）」また常用漢字表に認められていない訓読みで「いま（す）」と読みます。

 

「座す（います）」とは以下の意味を表します。

いらっしゃる。おわす。「ある」「いる」の尊敬語。

出典：いま－す｜言葉｜漢字ペディア

 

「座」単体で「ま」と読むことはありませんが、「御出座し」と「座す（います）」の意味からわかる通り、「御出座し」の「ま」の読みは「座す」からきていることが推測できます。

余談ですが、宮内庁のウェブサイトには、宮内庁で使用される用語の解説を掲載した「用語集」の項目に「お出ましに関する用語」があります。見てみると、天皇、皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃、上記以外の皇族の方によって使われる用語が違うことがわかります。

 

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