転職を考えているあなたへ。【暮れの酉】〈2/5～2/11〉今週の占い【鳳凰数術】

占い好きのあいだで当たると評判の占い師、暮れの酉さん。

前半は、気にしやすい、不安になりやすい、傷つきやすい、落ち込みやすい……そんな”あなた”に贈る、読めば心がスーっと軽くなるお守りのようなお話。まるで占いに行ったあとのように、すっきりと前向きになれる占いエッセイです。救いになる言葉が見つかりますように。

後半は、今すぐできる「今週の開運アクション」を鳳凰数術の９タイプ別に伝授。運を引き寄せて、ハッピーな1週間を過ごしましょう♪　▶▶▶ページ４へ

 

【暮れの酉】繊細なあなたに贈るお守りエッセイ【鳳凰数術占い】#14　

 

 

転職を考えているあなたへ

 

「今の仕事が自分に合っているとは感じられず、転職したいと思っているのですが、何が合っているかもわからなくて悩んでいます」というお悩みをいただきました。

 

最近だと「好きを仕事にする」のが理想、というような風潮があったりしますよね。僕のところにやってきて「わたしの天職は何ですか？」と聞かれる方もたくさんいらっしゃいます。やりがいに満ちあふれ、嫌なヤツなどいない職場で、ワクワクするような毎日が繰り広げられる、そんな「天職」を探すその姿は、白馬の王子様を探すそれと重なります。

 

僕は「白馬の王子様」も「天職」も青い鳥なんじゃないかと思っています。探し求めて旅に出て見つかるものではなく、今いる場所で気づくものだと。

 

周りから切り離された「自己」は存在しない

仕事には、向き不向きは確かにあると思います。

不向きであった場合、その職場で役目を果たせていないでしょうから、必要とされることはないと思うのです。「あなたは必要な人材です」と日々言ってくれる職場なんてないでしょうから、辞めろと言われずに仕事があるなら、それは必要とされているとみなしていいんじゃないかな。

その時点で不向きではない。向いている仕事で必要とされている。毎日ドキドキワクワクはないとしても、必要としてくれる職場があることはありがたいことです。明日会社が倒産していきなり職を失ったら、困りますよね。天職に気づくための第一歩は、必要としてくれている今の職場のありがたみを知ることだと思うのです。

 

四柱推命や易といった占いは、東洋の世界観の上に成り立っています。その世界観では、森羅万象すべてのものは「関わり」の中で生かされていると考えます。西洋的な価値観では個人の輪郭ははっきりしていますが、東洋ではその境界線があいまいなのです。

人は一人では生きていけません。取り巻く環境に少なからず影響を受け、依存し依存されながら生きています。自分の考えだと思っていても、多くの場合は誰かから何かからの影響で形成されているわけで、周りから切り離された自己なんてものは存在しない。「自分を自分たらしめているのは、周りの人たちとの関わりである」と考えるのは、僕たちの実情に合っていると思います。

 

人生は舞台だという例えがあります。西洋的な考え方だと「あなたはあなたの人生の主人公だ」かもしれませんが、東洋的な考え方でいくと「僕たちはみんなで一つの舞台を演じている」の方が近いと思います。その舞台において、あなたはキラキラしたスポットライトを浴びていないかもしれません。それでも、舞台にあがるすべての人物は欠かせない存在です。何か役割があるのです。誰が抜けてもその舞台は成り立ちません。あなたは脇役で、主役を際立たせるのが役目かもしれませんが、名バイプレイヤーとして舞台を盛り上げることはできます。自分が主役として輝くことばかり考えるのではなく、みんなでよい舞台を作り上げていくことに喜びを見出せれば、楽しい時間になるでしょう。

ほめてもらえなくても、認められている

極端な言い方かもしれませんが、今の職場を辞めることはいつでもできます。なので、辞表を出す前にまずは、今いる場所で自分がどんな役割なのかを見つめ直してほしいのです。それはあなたがほっしていた役割ではないかもしれませんが、あなたが認められている役割です。毎日ほめてもらえなくても、認められているからこそチームの一員として日々仕事があるのです。自分が属するチームの中で、自分の役割において、もっとパフォーマンスを発揮できる方法はないか、少し考えてもらいたいのです。そういう視点で仕事をしているうちに、仕事の悩みも消えるかもしれませんよ。

 

仕事に重きを置きすぎるのもよくありません。期待しすぎると喜びが得づらくなります。言うまでもなく、仕事は楽しいことばかりではありません。「好きを仕事にする」の代名詞となっているYouTuberさんと仕事をする機会がよくあるのですが、彼らの仕事は本当に過酷です。アップダウンする数字に一喜一憂しながら、寝ても覚めて企画を考え続け、撮影をして編集をして。それを毎日毎日ひたすら繰り返す。水面を優雅に進む白鳥が水面下では必死であがいているようです。苦労や困難のない仕事なんて絵に描いた餅です。仕事なんてそんなもんだと、いい意味であきらめておくことが大事なんだと思います。

そのうえで、自分一人で完結する幸せで、プライベートを満たしてあげる。おいしいものを食べる、推しの動画を見る、趣味に没頭する。何でも構いません。1週間のうち数時間でいいので「これが好き」という気持ちを感じられる時間をつくりませんか。

オフが充実していると、仕事の感じ方も変わってくるものです。

 

平凡で退屈な毎日の中に散りばめられた、きらりと光る幸せのとき。青い鳥はそんな小さな時間の中にいるかもしれません。

 

 

▶▶次は、今週〈2/5～2/11〉の占い。運を引き寄せる開運アクション！！！

【今週の占い】運を引き寄せる開運アクション〈2/5～2/11〉

▶▶▶【鳳凰数術】の基本キャラクターの占い方はこちら

 

１：大人の魅力が光るとき。ふだんお世話になってる人への感謝を伝えてみましょう。

２：お買い物にツキがあります。ほしいものに手を伸ばすなら今週がおすすめ。

３：食の充実が幸運を呼びそう。気になってるお店へ、友だちと出かけてみては。

４：感受性が鋭くなります。映画、ドラマ、美術館などアート的なものに心が癒されそう。

５：友だちとの交流が幸運の鍵に。たわいないおしゃべりから何か幸せのヒントがあるかも。

６：浪費運がやってきます。大きなお買い物は来週まで待ったほうがよさそう。

７：運気を上げたければお掃除をしましょう。時間がなければベッドルームだけでも◎

８：洗面所の鏡をピカピカに磨いてください。心の中の迷いを晴らすことができそう。

９：いつもは挫折しがちなことが成し遂げられます。ダイエットや自分磨きに最適です。

 

鳳凰数術による「開運アクション」とは

「運がいい」とは“幸せに気づきやすくなっている状態”のことをさします。誰のまわりにも幸せのきっかけはあるのですが、運が悪いとその幸運に気付きづらくなってしまいます。巡ってくる幸せを逃さないようにするための「助け」となるのが開運アクションです。それは幸運をよぶグッズや食べ物、色や数字、場所だったり、やるといい行動だったりします。毎日の生活で無理なく取り入れられるものをご紹介したいと思いますので、気軽にお試しください。

 

 

 

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【PROFILE】暮れの酉

大阪ミナミの老舗占い館で、18年間人気No.1の座に君臨。古今東西の占術を古典から深く学び、練り上げてオリジナルの「鳳凰数術」を考案。朝からできる長蛇の列で彼の出演日がわかるといわれたほど。人気の秘訣は、とにかく当たると評判の鑑定技術と柔和な鑑定スタイル！　鍛え上げられた占術と、包み込むような会話術は訪れるすべての人に心を開かせ、寄り添いながらカタルシスへと導いています。2022年2月初の書籍『暮れの酉の繊細な人のための鳳凰数術占い-名前と生年月日でわかる生きやすくなるための方法』（ヨシモトブックス）を発売。個人鑑定はから受け付け中。

 

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