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発達障害児と暮らす「健常児のきょうだい」はツライだけじゃない! ~末っ子次男 編~【連載_東京こども4人育児日記 #5】

OTONA SALONE / 2024年2月14日 11時0分

東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。

長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。
ほかのきょうだいたちは健常児で、周りのご家族やママ友たちから「長女ちゃんもかわいそうだけど……きょうだいたちも同じくらいツライ思いをしてるはずだよね」なんて言われます。

この言葉、ワタクシ的には「なんでそーなるの!?」と、謎なんです。

発達障害児ちゃんと暮らすことって、大変なことばかりじゃない。
……かといって、楽勝だとか全く大変じゃないとかは決して!! 言い切れないけれど(笑)、お互いにメリットになることだってあるし、私はごく一般の家庭だと思っています。

今回は、長女ときょうだいたちの関係性についてお話します。

 

▶前回の連載を見る▶ 私はモンスターペアレント?子育て鬱? 「娘はただの潔癖症ではない」という違和感。病院での診断結果は…。

ナチュラルに「自己肯定感」を上げてくれる末っ子次男

©岡本ハナ/街中での地獄絵図『暴れる末っ子』

いつも手が足りていない我が家。特に、まだ3歳の末っ子次男はいまだイヤイヤ期が続き、いつでもどこでもママコールの嵐です。

そんな時は、「大きいお姉ちゃんかお兄ちゃんにお願いして!」とひとこと。

末っ子次男はしぶしぶ長女のところへ行き「…これ開けてぇ」とお願いするも、長女が「それって人にお願いする態度なのかな?」とキツイ一言。

でも、その後にすかさず「かわいく言えたらお菓子あげるけど?」なーんて甘いフォローもしてくれるのが長女のいいところ!

末っ子次男がかわいく「おねが~い♡」と言ってお菓子をもらうと、お姉ちゃんをぎゅうっとハグ!

口の中にお菓子が入っていて「ありがとう」を言えなかったからとか、そんな理由かもしれないけど、彼は自分の気持ちを伝える時によく長女をハグします。

©岡本ハナ/「お姉ちゃんの背中はオレのもの」と言わんばかりの末っ子次男

外で遊んでいる時も、長女ちゃんは大活躍!
次女と末っ子次男が公園でごっこ遊びをしている時、突然飽きてしまった次女が「もうタクシーに乗って帰るから!」と言い放ち、長女ちゃんに「おねえちゃん、おんぶして♡」とおねだり。

「……わたしタクシーじゃないんだけど」と言いつつも、なんだかんだおんぶしてくれる長女ちゃん。すると、末っ子次男まで「じゅるいよー!」とジョイン。

たちまちタクシーという仮の名をもつ長女は人気者になるのです。

長女は自分が取り合いになっている様子を見て、まんざらでもないご様子。(タクシーって言われてるけど)

こんなことがチリツモにある毎日は、長女にとって「自分のことを大好きで頼ってくれる存在がいる=自己肯定感アップ」につながっているんじゃないかなぁと思います。

©岡本ハナ/お姉ちゃんの漫画をこっそり拝借

長女と末っ子次男の年齢差は9歳。長女にとって、争いごとがなく落ち着いた関係性を築けるのは、4きょうだいのなかではこの末っ子次男なんです。甘え上手な彼も、ワガママを聞いてくれる長女といる時は居心地が良さそう!

長女は、発達障害の特性が顕著にあらわれた小学校低学年の頃から、根気よく通院や療育に取り組んでいました。彼女自身が成長したからこそ、年齢差があるきょうだいを受け入れて仲良くできるということもあると思います。

もちろん、長女が生きづらさを抱えながら奮闘している時に、一緒に泣いて笑って頑張ってきたきょうだいもいますよ! その話は、またの機会にご紹介します♪

 

 

≪ 岡本ハナさんの他の記事をチェック!≫

 

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