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東大生の多様性は「忙しさ」が生み出す!?   学業以外に優先しているもので、さらに磨かれる優秀さ

OTONA SALONE / 2024年2月9日 11時1分

3年の受験を経て東京大学に通っています。さんきゅう倉田です。

東大に入学した後、どのように過ごしているのかをお伝えする【後編】です。

 

2月なので中学受験の時期ですね。少なくとも半分以上の東大生が中学受験をして中高一貫校から東大に進学しています。そして、中学受験の苛烈さは東大受験を超えると聞きます。東大に「そんなに勉強せずに受かった」と言う友人たちでも、灘や開成、筑駒に入ることは叶わなかった。それくらい中学受験のレベルは高く、要求される学習のレベルも高い。

だから、そういった学校出身の東大生はキャンパス内で一目置かれます。ぼくも東大に入ってから中学受験の難しさを知ったので、受験の経験はないけれど二目くらい置いています。

しかし、中学受験で最難関を突破しても東大に合格できない人はたくさんいます。それだけ優秀でも東大には落ちるし、中学受験で最難関に合格しなくとも余裕を持って東大に合格する。理由は分かりませんが、大変興味深いです。

食事に誘って「1~2カ月後ならOK」は当たり前!?

学生によっては、これらのサークルやゼミに2つ3つ参加して、多忙な日々を送っています。新入生のためのオリエンテーションを準備する係になり、法律系のサークルと伝統文化系のサークルに所属する友人に、予定が入っていない夜はあるのか11月末に聞いたところ、「2月なら空いている」と言っていました。

女の子を食事に誘って、「ひと月後なら空いている」などと言われたら、「そんなに予定が入っているわけがない。ああ、この子は自分と食事に行きたくないんだな」と考えます。しかし、実際にはそれほど忙しい人がいるんですね。

 

環境問題に興味があって、仮面浪人で一橋大学から東京大学に入り、起業を学ぶ授業で発表したり、様々な環境系の研究室を訪問したり、EXPOに参加したりしている学生もいます。週末になると、どこかの企業の施設や研究室の写真、環境問題に関する国際的な報道についてSNSで投稿していて、環境問題についてずっと考えていることが伝わってきます。

東大生にはそれぞれ異なる学生生活があって、そのどれもが興味深い。そして、誰もが忙しい。

 

東大生の今と昔、その違いは?

少し前に50代の東大OBが東大生の前でこんなことを言っていました。

「卒業してから気づいたよ。大学は勉強するところなんだ。だから君たちも勉強しなさい」

聞いていた学生は、この人は何を言っているんだろうという顔をしていました。昔と今の学生は全く異なります。今の学生はみな授業に出席し、予習・復習をし、試験を受け、良い成績を取るべく頑張っています。それ以外の時間で、それぞれが探求したい何かにリソースを投入している。
東大生が圧倒的に忙しいということは、OBであっても想像できない域に達しているようです。

 

 

 

 

≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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