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「こう」でも「かえる」でもないよ。「蝗」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】

OTONA SALONE / 2024年2月13日 11時30分

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「蝗」です。

「蝗」の読み方は?

「蝗」はある昆虫の名称を表す漢字です。「虫」+「皇」と聞いて、どんな虫を想像しますか?「蝗」を辞書で引くと、このような説明が記載されています。

体長2~4センチ。背部が褐色、ほかは黄緑色のものが多い。水田や湿田に夏から秋に多くみられ、稲などの害虫。つくだ煮などにして食べる。鳴かない。

出典:小学館 デジタル大辞泉

最大のヒントは“つくだ煮などにして食べる”ということです。

正解は……

「イナゴ」です。

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【漢字解説】

「蝗」の他、「稲子・螽」とも書きます(先述した「螽」は異体字)。

また「蝗」を音読みで「コウ」とも読みます。「蝗(コウ)」はイナゴを表すだけでなく、イナゴによる災害をも表します。

元々漢語(昔、中国から伝来して日本語となった語)ではイナゴではなく、大量発生などによって群生相となったバッタを指していたとされています。バッタが大群をなして飛ぶことを「飛蝗(ひこう)」、これによって引き起こされる害のことを「蝗害(こうがい)」と呼びます。

日本にいるイナゴは、環境の変化によって姿を変える「相変異」を示すバッタと厳密には別のものとされており、日本では「蝗害」はごく限られた地域や時代にしか起きていません。

 

参考文献:H.E.エヴァンズ、日高敏隆訳『虫の惑星』(1968年、早川書房)
参照サイト:サバクトビバッタを追って | ドキュメンタリー | K.U.RESEARCH 京都大学研究情報ポータル

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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