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仕事も婚活もうまくいかない!職場でも家でも疎まれる「不幸気質」の47歳を変えた、たった一つの習慣

OTONA SALONE / 2024年2月29日 21時0分

25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。

アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。

今回は、ネガティブな思考が幸せを遠ざけている女性の「婚活ストーリー」を紹介してもらいます。

 

※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。

働く女性の婚活百景 ♯9

東京から地元に戻り、婚活をスタート

Y子さんは、地元の大学を卒業後、東京でひとり暮らしをしながらシステムエンジニアとして勤務。ところが、30代後半にさしかかった頃、ハードワークがたたって体調を崩してしまいます。何度か休職しながら仕事を続けていましたが、40歳のときに会社を辞めて、地方にある実家に戻ってきました。

現在は47歳。体調も落ち着き、地元の印刷会社に一般事務として採用され、システム関係の業務を任されています。70代の両親と3人暮らし。家に帰れば、母親が用意してくれた夕食が待っています。

そんなY子さんから、「アラフィフでも結婚できる方法はあるんですか」とセッションの申し込みがあり、オンラインで話をしました。Y子さんと話していて気になったのが、ネガティブな発言がとても多いこと。「親と暮らしているとストレスがたまるからひとり暮らしをしたいけれど、給料が安くて家賃が払えないから、しかたないんです」とか、「地元にはろくな人がいないから東京で婚活をしたいけれど、交通費がかかるから無理ですよね」とか、自分が今幸せな状況にないのは、自分以外の原因のせいだといわんばかりの発言が気になりました。

ちなみに、職場での様子を聞いてみると、「効率が悪い人ばかりだから、結局私ひとりが仕事をする羽目になるんです」とやはりネガティブな発言が返ってきました。

 

 

実家に住みながら、親の「生活音がうるさい」と不満

shutterstock.com

実家に戻った当初は、両親はなんとかY子さんに結婚をしてほしいと願っていたそうです。「お金を出してあげるから」と両親に勧められて、地元の結婚相談所に登録したこともありました。ところが、Y子さんいわく「この歳で婚活をしても、ろくな相手には出会えない」とのこと。いつしかお見合いの申し込みもほとんどなくなり、3年ほどで結婚相談所は退会しました。

最近は両親もあきらめたのか、結婚の話はしなくなりました。代わりに、休みの日にY子さんが家にいると「どこかへ出かけてきたら」と促すようになったそうです。

よく話を聞くと、Y子さんは、家にいると両親に対して「テレビの音が大きすぎる」「戸の開け閉めがうるさい」などと、つい小言を投げつけてしまうのだそうです。両親が「出かけてきたら」と勧めるのはそのせいではないかと問うと、「だって、父は生活音が大きくて気になるし、母は耳が遠くて話が通じないのがストレスなんです」とY子さん。

そもそも、いい大人の女性が親の家に住まわせてもらっていながら、親に文句を言うのは恥ずかしいことです。Y子さんは食費として月に2万円を入れているそうですが、家賃や光熱費を考えれば、まったく足りていません。しかも、仕事を理由に家のことはお母さんに任せきり。そのことをお伝えすると、Y子さんは「たしかにそうですね」とうつむきました。

 

 

ネガティブな発言をしている自分の顔を鏡で見ると

shutterstock.com

Y子さんがネガティブな思考に陥ってしまった背景には、いろいろなつらい経験があったのだと思います。仕事も婚活も、がんばってもうまくいかなくて、期待してもがっかりすることばかり。そのせいで、期待しないクセがついてしまったのかもしれません。自分を責めるよりは自分以外のせいにしたほうが、生きることが少しでもラクになるのかもしれません。

けれど、ネガティブな発言ばかりしていると、ポジティブな人は潮が引くように周りからいなくなり、周りにネガティブな人ばかりになります。よくあるパターンは、仲間うちで婚活で出会った相手の悪口を言い合ったり、グチをこぼし合ったりすること。その場は楽しいかもしれませんが、ますますネガティブな思考から抜け出せなくなり、ネガティブなできごとを呼び寄せるという悪循環に陥ってしまいます。

 

そんなY子さんに私がアドバイスしたのは、「鏡で自分の顔を見てください」ということでした。何かに不満を感じていたり、誰かに文句を言ったりしているときに、自分がどんな顔をしているかを直視するのです。

その場で鏡を見て、自分の表情を確認したY子さんは「私、こんな顔をしていたんですね」と愕然としていました。ネガティブな思考に陥っているときや、ネガティブな発言をしているときは、どんなに美しい人でも眉間にはしわが寄り、口角は下がってしまうものです。「こんな顔をしていたら、職場の人も声をかけたくなくなりますね。親も、こんな不機嫌そうな顔で家にいられたら、どこかへ出かけてほしいと思うはずです」そうY子さんはつぶやきました。

 

 

【前編】では、地元企業で働きながら婚活をしたいと思っているYさんが、ネガティブ思考から抜けられずに思うような良縁どころか人間関係もうまくいかずにいる現状についてお伝えしました。

つづき▶【後編】では、どうすれば今のうつうつとした気持ちを払拭し、前向きに婚活に臨めるのか、人間関係が上手くいくのか……。Yさんのような人に試してほしい「ある習慣」について解説します。__▶▶▶▶▶

 

 

 

『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)

 

≪アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー 伊藤友美さんの他の記事をチェック!≫

 

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