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「ここで脱ぐの?」イケメン部下への欲に負けた勝ち組女性。1部屋8万円の高級サロンで、なんと…【エリート銀行員たちの不倫事情】前編

OTONA SALONE / 2024年2月24日 19時0分

メガバンクの営業店で課長として働く、桜さん(仮名・40歳)は、東京で息子と二人暮らし。「東京での生活に疲れたと」いう夫は単身赴任で地方を転々としています。

 

「東京での生活に疲れたというのも分かるんです。質の高いサービスを提供してくれるお店はたくさんあるのに、自分は享受することができない。人生の敗者になったような気がするんですよ。良い大学を出て良い会社に入るまでは、おいしい思いをしていたから、余計にそう思うんでしょうね」

 

ワンオペで育てた息子は小学四年生になり、大なり小なりの悩みはあれど、やっとのことで生活が落ち着いてきた。そんな時期に彼女さんは同じ銀行内の部下から、ある誘いを受けました。

「あの時はまさか、20歳近くも年下の男の子と関係を持つとは思いもしませんでした」

 

不倫の幕開け。年下の部下と……

桜さんの部下である海斗さん(仮名・23歳)。慶應のテニスサークル出身の、爽やかイケメンの彼は、新規営業先を開拓していました。

「銀行の新人は営業成績を上げることが難しいんです。良い取引先は、先輩たちが担当してしまうので」

結局、銀行員で数字を稼げることができるのは運でも実力でもない。「数字をあげてくれる取引先を持っているかどうか」それだけとのことなのです。今の若い子には珍しいほどのガッツがある海斗さんはそんな状況に納得がいかず、新しい取引先を見つけてきました。

「ただし、それはスパホテル業界。銀行的には、融資を渋る先なんです」

 

銀行では反社会的勢力と少しでも関わりがありそうな業界とは、積極的に取引をしたがりません。しかし、彼の熱意に押されて、桜さんは一度検討してみることにしました。そこには彼の熱意以外にも、理由がありました。

「海斗さんが持ってきた新規先は、都内でも有名な高級マッサージサロンだったんです」

 

他の店舗でも1時間2万円を超えるコースがメインの、高級マッサージサロン。その中でも彼は、1部屋チャージするのに8万円を超えるという都内一等地の店舗に、無料で招待してもらえるとのことでした。

「『課長!一緒に行きませんか?』って提示された日は、ちょうど息子が部活の合宿だったんです」

 

これは仕事なんだ、彼と夜を過ごすからうきうきしている訳じゃない。そう言い聞かせながら、週末の夜に、高級住宅街にそびえる店舗へ向かいました。

アジアンリゾートのような豪華な外見に、桜さんの胸は高まります。スタッフによれば「お連れ様」は、先に中に入っているとのこと。

 

しかし個室の扉を開けた瞬間、彼女は開いた口がふさがりませんでした。

 

▶高級マッサージサロンの店内は?

高級マッサージサロンの店内は?

「そこはまるでラブホテルでした」
ベッドが2台、テーブルとソファには豊富なアメニティを揃えた洗面台。浴室とシャワーブースの横には、サウナ室までついていました。

 

『まるでホテルの個室じゃない……』と驚く桜さんに、ソファでくつろいでいた海斗さんは説明します。

『元々、カプセルホテルを経営しようとしていたらしです。でもホテル業界って規制が厳しいから、認可がおりなくて。大衆浴場はインバウンドの客が来るから、国から許可が降りやすいみたいですけど』

桜さんは慌ててメモを取ります。彼にそそられているわけじゃない。仕事のために来ているんだ…と自分に言い聞かせていました。

控えめなノックの音の後で、綺麗な女性が部屋に入ってきて、まず仕組みを説明されました。60分ほど部屋でくつろいで、それから60分のマッサージ、最後に10分の着替えの時間という流れらしいです。

 

『60分くらい部屋でくつろぐってどういう意味ですか?』と桜さんは尋ねます。入ってすぐにマッサージが始まる場所と思っていたからです。

『あぁ』と、海斗さんは少し笑いました。桜さんは彼の笑い方が好きでした。目で笑うのです。

 

「部屋にはサウナ室があるから、まずそこに入るみたいです。体が温まった後の方が、マッサージの効果が高まるとのことです」
『マッサージに入る前に、一度電話させていただきます。体を温める時間を延長されたい場合は、お申し付けくださいね』とスタッフの女性は言いました。

 

どうして、わざわざそんなことを言うのだろう。桜さんの頭は疑問符でいっぱいでしたが、スタッフの有無を言わせぬ微笑みに、ただ頷くだけでした。

 

スタッフが部屋から出て行った時、海斗さんは唐突に言いました。

『シャワー、お先にどうぞ』と。

 

▶私、ここで脱ぐの? 慌てた彼女に、彼は……

ここで脱ぐの?慌てた彼女に、彼は……

『シャワー?どういうこと?』と慌てる桜さんに、海斗さんは説明します。

『シャワーを浴びて、浴槽かサウナ室に入るんですよ』

彼女は戸惑いました。広い部屋とはいえ、着替えているところが見えてしまいます。

『大丈夫ですよ』と、そんな不安を見透かしたかのように、彼は言いました。

 

『課長がシャワー終えてサウナ室に入るまで、僕はあっち向いてますから』

彼女はその言葉を信じてシャワールームに入り、服を脱ぎました。化粧が落ちないように気をつけながら、シャワーを浴びて、それからタオルで体を拭きます。サウナ室の横に置かれていたTシャツと短パンに着替えました。

 

サウナ室の中には、ちょうど大人が2人寝転べるほどのスペースがありました。そこに仰向けになり、さくらさんは目を閉じました。すぐ横のシャワー室では彼さんがシャワーを浴びているらしく、鼻歌が聞こえてきます。

『何、この幸運……』と、思わず彼女は独り言を言ってしまいました。

彼女はずっと海斗さんに惹かれていました。人生に絶望していないキラキラした目、無限に思える体力、そしてあの肌艶。しかし相手は部下で、しかも20歳近く年下です。

「40を過ぎて、急に性欲が戻ってきたんですよね。最後に一華咲かせたいという生命の本能なのでしょうか。このまま終わりたくない、そう思ってしまうんです。」

 

いつの間にかシャワーの水音は止まっていました。彼が湯船に入る音が聞こえます。やっぱり、サウナ室には入ってこないのか。落胆と安堵がまじりあう、次の瞬間。

 

サウナ室の扉が開きました。

 

いよいよ結ばれる二人。禁断の恋の末路は?

▶▶後編イケメン部下と、1部屋8万円の高級エステサロンに現地調査をしたら……【エリート銀行員たちの不倫事情】後編」に続く

 

 

 

≪作家・ライター 登彩さんの他の記事をチェック!≫

 

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