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閉経間近な更年期で、体調は最悪!仕事にも悪影響が出てきたのに、弱音を吐けない私がとった行動とは【100人の更年期#102】前編

OTONA SALONE / 2024年3月10日 21時0分

閉経の前後5年を一般に更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は一般的には50歳といわれていますが、新しい研究での平均値は52.1歳とされています。となると、47~57歳の世代は更年期に当たる人が多くなります。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

 

【100人の更年期#102】前編

 

◆ミドリさん 56歳
元公務員。閉経前後の時期に体調不良が続いたため定年を待たず55歳で退職。

 

部署異動をきっかけに眠れない日が増えてネガティブ思考に

はじめまして。現在56歳のミドリといいます。私は45歳ごろからホットフラッシュが始まり、なんとなく「更年期に入ったかな」と意識し始めました。そのうち、朝起きたらめまいがするようになり、ついには通勤中の電車の中で倒れそうになって途中下車する日も増えました。ただ、ホットフラッシュとめまいは、自分が耐えればなんとかなり、周りに迷惑をかけるほどではなかったので、特に対策をせず過ごしていました。

 

私は、長く公務員として働いてきました。50歳でチームリーダーになり、52歳のときに、チームリーダー職のまま、それまで居た部署より忙しい部署へ異動になりました。このころはコロナ禍でしたが、私の職場はフル出勤でした。コロナ禍という特殊な環境により、緊急性が高い業務や即座の判断が必要な事案が重なり、頭がパンクしそうな日々でした。なおかつ、ここで自分がコロナに罹患して休むわけにはいかない状態のため、日々緊張感を覚えながら仕事をしていました。

 

このころは残業も多く、定時は17時半なのに、21時くらいまで仕事をすることもありました。それから帰宅して夜ごはんを食べると、疲れと満腹感で寝落ちしてしまい、目が覚めると夜12時。そこから眠れなくなるので、明日の準備などをしてからベッドに入るのですが、結局は朝4時くらいまで眠れません。なんとか寝付いたとしても起床は朝7時なので、3時間程度しか寝ないまま出勤する、そんな日が増えていきました。夜にしっかり眠っていないため日中に眠くなり、集中力が欠け、それがまたストレスになり、次第に物事をネガティブに考える、そんな負のスパイラルに陥っていったのです。

 

 

生理が半年きていない!もしかすると閉経?

忙しさと眠れない日々の中で、すっかり忘れていたことがありました。それは、生理が半年くらいきていないこと。年齢的には閉経してもおかしくないですが、念のため婦人科の定期健診のついでに医師に話してみました。私は30歳のとき子宮筋腫の手術をして、現在も悪性ではない筋腫が少しあるため、定期的に婦人科で健診をしています。

 

医師がホルモン値をみたところ、やはり閉経が近い可能性はあるとのことでした。いま思えば、眠れない原因は仕事のストレスだけではなく、更年期や閉経とも関係していたかもしれません。

この婦人科では漢方薬を処方されましたが、劇的に眠れるようになったり、ホットフラッシュやめまいがなくなったりすることはありませんでした。それでも私は、ここまでのキャリアとチームリーダーという立場上、周りに弱音を吐けない、弱い自分を見せてはいけないと思い、無理をして出勤し続けました。ところが……。

 

 

52歳のときにチームリーダーとなり、日々ストイックに仕事に向き合ってきたミドリさん。けれど、次第に睡眠の質も量も保てなくなり、仕事のパフォーマンス低下が目立つように…という【前編】をお伝えしました。

つづき▶【後編】では、さらに睡眠トラブルが悪化してしまうミドリさんの状況をお伝えします。__▶▶▶▶▶

 

 

≪ライター・薬機法管理者 力武亜矢さんの他の記事をチェック!≫

 

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