「私、とんでもなく疲れているかもしれない…」51歳働く女性が思い切って挑んだ「超意外なこと」とその顛末
OTONA SALONE / 2024年3月4日 20時30分
日々が飛ぶように過ぎていく中、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんな中「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。
タマミさん
神奈川県在住、51歳、プライム企業IR部長。10年前に前夫と離婚、大学生の娘と2人暮らし。
【私を変える小さなトライ #1】
毎日毎日同じメイクを続けている私。「これでいいのか?」とふと思って
こんにちは、51歳になったばかりのタマミです。ちょうど更年期の渦中で、調子は悪いのだと思うけれど、あまり自覚していません。何かおかしい、おかしいと思い続けてそのまま。ホットフラッシュはずっとあって、朝起きたら汗びっしょりです。
5年前に思い切ってキャリアチェンジをしていまの会社に転職しました。以来、ずっと仕事は激務です。毎日終電、特に決算期はもう無理と思うような忙しさ。普段でも週末2日の休みのうち1日は何とか出かけますが、1日は最低限の家事だけでばったりと寝てしまいます。
さて、平日の私の朝は、出勤のために起きて顔を洗って化粧して髪を整えて……でも、化粧と言っても、短い時間で効率的に整えるだけ。毎日同じ作業をしているだけです。ふと、「こんなんでいいんだっけ? 私、ずっと同じ顔してるな、一生この顔なのかな?」と思ったんです。街には新しいコスメも新色もあるのに。
そんなとき、ポッドキャストに「産毛をきれいに剃ってもらった」という話が流れてきました。そうか、やってもらうのもいいなと。普段産毛が気になるときは自分で剃っていましたが、疲れていたこともあって、1回やってもらおうかなと思い立ちました。
はじめて顔剃りをしてもらった。「もっとやってほしい」と思う体験でした
その日は土曜日で、新宿駅に行く予定があったので、「新宿駅 顔剃り 女性」で検索、ぱっと写真だけ見て、昔ながらの英国バーバーのようなハンサムなお店を選びました。プライスは顔剃りだけで5500円、帰宅して家で使うパックをつけると6000円ちょっと。つけてもらいました。
担当者は女性でした。個室で座って髪をまとめたら、まずは蒸しタオルで顔を温めます。クレンジングで化粧を落として、シェービングフォームをすーっとかぶせていって、いよいよシェービング。目をつぶっているのでわからないのですが、1回目は温かい泡ですーっと全体をなでるように剃りました。2回目はクリームをのせて、細かいところも丁寧に。眉毛も、耳たぶも、襟足も剃ってもらいました。最後にクリームを塗って仕上げです。
私、始まっていきなり寝たんです。座って椅子がリクライニングしたら、もうその時点で寝られる心地よさで。顔に乗せられたタオルが温かくて、クレンジングも温かくて、それをふき取ってくれる蒸しタオルも温かい。シューってスチームが出てくる音がして、泡が顔に乗ったとき、泡が温かくてびっくりしました。泡に温度があるだなんて、これは初めての体験で。そして、温かいというだけでこんなに心が潤うだなんて、私やっぱり疲れてるなと再確認しました。
自分の手ではできない角度で丁寧にすみずみまで手をかけて剃ってもらうと、大事にしてもらっている感覚を味わいます。こんなに大事に大事に扱ってもらうことって、幸福だなと思いました。
でも、顔剃りって10分、15分ですぐ終わっちゃうんですね。正直もうちょっとやってほしかった。女性向けのお店ならこれにさらにエステがついて60分とかで1万弱だと思うのですが、男性向けのお店だからてきぱき、すべてがスピーディでした。
ここまでの前編では「新しいトライ」のうち「顔剃り」の概要を教えてもらいました。後編ではこのあと続けて体験した「メイクのやりなおし」をまとめてたっぷり教えていただきます。
つづき>>>『プロにメイクをしてもらったら、自分の顔がどんどん「起きていく」。みんなもやってもらうべきだと思う』
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