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もう うんざり!【自由すぎる夫】がバスルームでしていた「あること」とは?

OTONA SALONE / 2024年3月20日 18時0分

浮気や金銭問題などが離婚の主な原因、といわれる中で「こんなことで不満をいうなんて」と、つい我慢してしまう女性は少なくないでしょう。しかしモノには限度があり、夫の趣味や普段の習慣もあまりに自由すぎると離婚の原因となることも。

【仕事と結婚 #1 前編】

毎朝、バスルームから聞こえる夫の鼻歌

埼玉県在住の紗那絵さん(仮名・48歳/会社員)は、元夫(50歳)と結婚して最初の朝、夫の不思議な行動に、思わず二度見したといいます。
なんと夫は、紗那絵さんが準備した朝食セットをトレイに載せると、そのままバスルームに持ち込んだのです。しばらくすると気持ちよさそうな鼻歌が聞こえてきました。

コッソリ覗きに行くと、浴槽にはすでになみなみと湯が張られ、浴槽の蓋をテーブル代わりに楽しそうに食事をする夫の姿が! 不思議な生き物を見るような想いで夫を見つめる紗那絵さん、「ごちそうさま」と空の食器を手渡してくる夫に「どうしてお風呂で食べるの?」とおそるおそる尋ねました。

すると夫は「だってお風呂で食べるとおいしいじゃん?」と笑顔で返答。ああ確かに、と思わず納得してしまいそうな有無を言わせぬ言い方です。このあとも夫のこの調子に振り回されることになる紗那絵さん。

 

 

夕食時、夫はまるで小学生

shutterstock.com

夕食はバスルームに持ち込まなかったのでホッとしたのもつかの間。今度はテーブルに食事を並べてもゲームを辞めず、プレイとプレイの合間に慌ててご飯をかきこむのです。

夕食の時間には見たいテレビもあるし、夫婦で会話も楽しみたい。そんな紗那絵さんの希望にも「だって今、このゲームいいところなんだよ」と笑顔。

当時借りていたマンションのお風呂には追い炊き機能がなかったため、紗那絵さんは夜にお風呂に入ることができなくなりました。しかも夫が入ったあとはパンくずが浮いていて、とても入る気になれません。

毎日シャワーで済ませながら、それとなく夫に不満を伝えても、「朝食を作るのが大変なら、菓子パンと缶コーヒーでいいから」と笑顔でうまくはぐらかされてしまうので、ケンカにもならなかったといいます。

 

 

「え、オトナですよね?」夫、休日は幼児に変貌

その後、夫の「自由人ぶり」はエスカレートしていきます。結婚当初は連休などを使って、あちこちに旅行に出かけましたが、1~2年もすると一緒に出かけるのは「パチンコ」か「おねだり」だけになりました。

パチンコは紗那絵さんではなく夫の趣味です。彼は給料が出ると「パチンコ通帳」に定額を入れて、残高が0になるまで遊ぶ独自ルール。翌月に繰り越す(黒字)ことはほとんどありませんでした。勝ち負けは関係なく、楽しければよかったようです。たまに付き合いで打った紗那絵さんのほうが勝っても、気にしていなかったとか。

「おねだり」とは、お店で気にいったものを見つけると、何度も紗那絵さんを連れて行き、「買っていいよ」というまで「ねぇねぇ?これいいでしょ?」「ね?いいよね~~??」といい続けるというもの。

親が買うというまで駄々をこね続ける幼児のようでした。紗那絵さんいわく「彼は自由人だけど気は小さいので、勝手に買うことはできなかった」のだそう。

おねだりするのは、夫がコレクションしている食器やアンティークの家具など、安いものではありません。物欲のない紗那絵さんは夫の物欲を理解できませんでしたが、「買いたければ勝手にすれば?」と考えていました。

 

 

夫を酒の席のネタに笑う余裕があったけど……

お酒も食べることも大好きな紗那絵さんは、飲食にお金をかけたいタイプ。家での食事にもこだわりがあります。一方、食器好きで酒器を集めていても酒は飲まず、飲食そのものへの興味が薄い夫。

そもそも価値観が合わず、なぜ結婚したのかも不思議です。紗那絵さんによれば「あまり干渉し合わないので、ケンカにもならず、不満はなかった」といいます。有能な彼は同世代の男性より給料も高く、パチンコや買い物も収入の範囲内でのことだったため、彼の好きにすればいいと考えていました。

むしろ自分とはまったく違う夫をおもしろがる余裕もあったのだとか。「飲み仲間に『ちょっと聞いてよ!』と話すネタには困りませんでした」と紗那絵さん。

 

2人の共通の趣味は旅行ですが、趣味が違うので旅先では別行動。新婚旅行で訪れたヨーロッパでも、夫は買い物に精を出し、紗那絵さんはミュージカルや美術館をはしごしました。休日もたまのパチンコとおねだり以外は、ほとんど別行動だったといいます。

しかし、そうした「自立した夫婦関係」(紗那絵さん談)には、どこかにひずみがあったのでしょう。あるできごとをきっかけに、もろくも崩れ去ることとなります。

 

 

【前編】では、にわかに信じがたい生活習慣をかたくなに守りつつ、自由すぎる子どものような夫の生態についてお伺いしました。

▶つづきの【後編】では、お互い干渉しすぎず平穏だと思っていた夫婦関係に亀裂が入っていく事態になったというお話を聞かせていただきます。__▶▶▶▶▶

 

 

【編集部より】
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≪イラストレーター・コラムニスト・漫画家 陽菜ひよ子さんの他の記事をチェック!≫

 

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