「共感からの恋」は危険? 異性にだらしない男性に振り回された、バツイチなりたて女性の後悔
OTONA SALONE / 2024年3月6日 21時31分
大きな失恋や離婚直後は、気持ちを切り替えられずに何年も引きずってしまう人も多いことでしょう。その一方で、辛い失恋話をきっかけに、恋が盛り上がって交際に発展するというケースも少なくないようです。
しかし、お互いに「失恋話」を共有し合ったカップルの場合、関係が落ち着いてきた時に別れてしまうというケースもしばしば。本記事では、お互いに「離婚したエピソード」を話し合い、共感し合ったことから関係が進んだものの、結局辛い目に遭遇した静岡県に住む美恵子さん(仮名・38歳/会社員)の体験の【後編】です。
▶この記事の【前編】を読む▶すれ違いなどを理由に、元夫と離婚。寂しさを紛らわせるために通い始めたBARで出会った2つ年下の雄一郎さん。同じくバツイチの彼と付き合うことになったものの……。
彼のカミングアウトに、開いた口が塞がらない
また、その時に雄一郎さんは初めて、離婚した理由を美恵子さんに語ってきたとのこと。どうやら雄一郎さんは性欲がかなり強く、一人の女性では満足できないタイプとのことでした。そのような理由から、結婚していた時も元妻とは別に2~3人の女性と交際していたようです。元妻は、雄一郎さんの浮気も最初は理解してくれていたようですが、子どもができたことで考えも少し変わっていったのだとか。
そもそも、小さな子どもから見て「浮気をするお父さん」と、「浮気を許容するお母さん」の関係は教育にも良いとはいえなかったのでしょう。
おそらくBAR以外のデート先でキョロキョロしていたのは、「他の女性にバレたくない」という心理があったのかもしれないと、美恵子さんは語ります。
美恵子さんが何より驚いたのは、彼が「被害者」のように身の上話を語り始めたことだったそうです。離婚したのは明らかに自分の浮気が原因なのに、「子どもができてから、急に元嫁の態度や考えが変わった」「子どもになかなか会わせてもらえない」と、涙目で語っていたようです。
そんな雄一郎さんの姿を見て、美恵子さんの気持ちはすっかり冷めたそうです。しばらくしてから「一人になりたい」と、美恵子さんのほうから別れを告げました。彼は引き留めることもなく、あっさりと「今までありがとう。君の幸せを祈っているよ」と伝えてきたそうです。あまりのあっさりした口調に、美恵子さんは思わず拍子抜けしたそうです。
この出来事をきっかけに、「子どもができることが、必ずしも夫婦の幸せとは限らない」と悟ったと、美恵子さんは語ります。美恵子さんは雄一郎さんと別れてから、そのBARに行くこともなくなりました。
お酒やBARへ行くのをやめて、スキルアップを目指すことに
今はお酒や人恋しさで「寂しさ」を紛らわすのではなく、自分のスキルアップのために「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」の勉強を始めたのだとか。勉強に集中することで、余計なことを考えなくなり、寂しい気持ちも薄れていったようです。
今では、美恵子さんは結婚、子どもといった「女性の幸せ」に捉われるのではなく、自分らしく過ごすことをモットーにすると決めたのだとか。それでも、街で幸せそうな家族を見る度に、キュッと胸が苦しくなることもあるそうです。
ただ、寂しさを理由に恋愛を始めると、心の隙をついてくるような人物しか寄ってこないので、次の恋愛をするまでは「自分を高めよう」と決めたそうです。
離婚、失恋後など、人恋しい気持ちの状態で相手を探してしまうと、心の隙間にスッと入ってくるような人物と恋がスタートしてしまうこともあるでしょう。ただそんな時に限って、性的な欲求を満たすためだけにすり寄ってくる男性は多いもの。
お互いに支え合えるようなパートナーと巡り合うには、人恋しい状態のまま相手を探すのではなく、美恵子さんのように「スキルアップのための努力」をしてからのほうが良いのかもしれませんね。
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