夫が結婚後に見せた「本当の姿」。こんなはずじゃなかった!自慢の【ハイスペック夫】がまさかの豹変!
OTONA SALONE / 2024年3月24日 11時0分
結婚相手に何を求めるか?かつては女性は男性に経済力を、男性は女性に家事育児を求めるといわれていましたが、共働き世帯がマイノリティーとなった現在では男女逆になっているともいわれます。ハイスペックな男性と結婚した妻は、なぜ幸せになれなかったのか。ハイスペックな夫は、なぜ結婚後に豹変したのか。実際にあった離婚の実例を通して考えてみます。
【仕事と結婚 ♯2 前編】
イケメン・ハイスぺ夫をゲット!
神奈川県在住の朋美さん(仮名・46歳/会社員)は、エリート銀行員で3歳年上の夫と26歳で結婚。夫が大阪に赴任中、取引先企業の受付をしていた朋美さんに一目ぼれしたことが出会いのきっかけでした。
結婚前は豪華なディナーやプレゼントで朋美さんを喜ばせてきたという夫。「一生大切にするから、安心して僕についてきてほしい」とプロポーズされたのは、最初に食事をした夜景が美しいレストランでした。もちろん朋美さんは大きくうなずいて承諾。
実は朋美さん、夫以外にもデートをする相手は何人かいたといいますが、本命は夫と決めていました。夫はハイスペックなだけでなく、妻夫木聡似の爽やかなイケメン。仕事柄転勤の多い彼は、朋美さんとの結婚と同時に東京への栄転が決まっていました。
一流ホテルでの結婚式にヨーロッパ7日間の新婚旅行。夢のように時間は過ぎました。帰国したら都内の新築マンションでの新生活が待っています。「自分は人生の勝ち組」だと万歳したい気持ちだったという朋美さん。
しかし、東京での結婚生活は、朋美さんにとって「予想とはかなり違うものだった」といいます。
東京での就職活動に奮闘
独身時代に朋美さんが勤めていた職場は、結婚後も仕事を続けることは可能でした。しかし、関東に営業拠点がなかったこともあり、朋美さんは結婚を機に仕事を辞めました。
もともと朋美さんは、大学で専攻していた研究職を希望していたのですが、おりしも就職氷河期で、希望していた企業・職種に採用されませんでした。やっと内定をもらった企業では受付に配属され、不本意ながら勤務していた経緯があったのです。
結婚して東京で再就職するなら、希望通りの職種で頑張りたい!そのために密かに研究に役立ちそうな勉強も続けて来ました。
専業主婦でいいじゃない、という夫の言葉にモヤモヤ
しかし、二度目の就職活動も甘くはありませんでした。何通送っても送り返されてくる履歴書を前に落ち込む朋美さん。夫は「無理して働かなくてもいいじゃない」と励ましてくれました。その気持ちはうれしいものの、納得はできなかったといいます。
このまま就職せず、専業主婦として生きる自分にはピンときませんでした。大学時代から一人暮らしをしていた朋美さんは、家事は得意な方です。でもだからこそ、「自分にはこの生活を続けるのは無理だ」と感じたといいます。銀行員の夫は帰りが遅いことが多く、夜になって食事を用意したあとに「食べて帰る」と連絡が来ることも少なくありません。
食べるかどうかわからない食事を作り、何時に帰ってくるかわからない夫を待つだけの日々。自分で生活をコントロールできないことに大きなストレスを感じた朋美さんは「専業主婦に向いていない」と考えるようになったといいます。
理想通りの職場までは片道2時間越え
そんな中、待望の内定通知が届きました。仕事内容、職場環境、報酬のどれをとっても朋美さんの理想通りです。ただ一つ問題は、通勤に片道2時間かかるということ。勤務先は神奈川県の海沿いにある工場に隣接された研究室でした。
今住んでいるマンションは夫の職場から近く、30分もかかりません。朋美さんは、もう少し神奈川寄りに引っ越せないかと夫に相談しました。
結婚前は、あの手この手で朋美さんを喜ばせようと頑張ってくれた夫。きっと今回も、わたしの気持ちを理解してくれるはず。そう信じていた朋美さんの気持ちは、無残に打ち砕かれました。
彼は断固として引っ越しを承諾しませんでした。「そこまでして働かなくてもいいじゃない」そういわれても働きたいという朋美さんに「どうしても働きたいなら、2時間くらいかかっても平気だろう?」という彼の顔は、やさしかった恋人時代とは、別人のようでした。
【前編】では好条件の結婚相手に恵まれて、自らを“勝ち組”だと思っていた朋美さん。しかし、夫に帯同して転勤した東京では、やさしかった夫の態度も豹変し、自分自身の再就職活動もうまくいかない現状をお伝えしました。
▶つづきの【後編】では、念願の研究職につけて、片道2時間の通勤を始めた朋美さんのその後をお伝えします。仕事は、夫婦関係はどうなってしまうのでしょうか?__▶▶▶▶▶
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