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「東大→ 海外の大学院」も一般的な進路。東大生の国際感覚を醸成する、充実の留学プログラム

OTONA SALONE / 2024年3月22日 11時0分

2024年3月。東京大学に入学して1年が経ちました。さんきゅう倉田です。

東京大学には「進振り」という制度があって、3年生から希望の学部に進学します。そのため入学から2学年の終わりまで、すべての学生が「教養学部」に在籍し、幅広い分野の授業を履修することができます。

 

東大生にとって1年生のかなり早い段階から、どの学部のどの学科に進学するかは重要なテーマとなります。進学する学科を予め決めている学生もいれば、複数の学科で迷う学生もいます。

ぼくは行動経済学と税法が学びたくて東京大学に入ったので、ほとんどが経済学部に進学する文科ニ類で入学しました。将来法曹に入りたい人は文科一類を受験するし、医者になりたい、かつ天才であれば理科三類で受験します。

個人的には工学部が東大の花形だと考えているので、とりあえず理科一類で入学して、ゆっくり学びたいことを探す学生もいるでしょう。

 

日常的に進振りや卒業後について話し合っていると(ぼくは20年前は日本大学の学生でしたが、将来について話したことはほとんどなかった)、留学も頻繁にテーマになります。

 

東大の留学プログラム

東大には把握できないくらいさまざまな留学のプログラムがあります。

提携する他国の大学と1学期〜1年の交換留学を行う「全学交換留学」では、世界各国の大学に留学することができます。ただ、ハーバードやMIT、スタンフォード、シカゴ、カリフォリニア大学バークレー校、オックスフォード、ケンブリッジなどは提携校に入っていません。これら世界の大学ランキング上位校と交換留学の制度がないことで、東大の価値が世界的に認められていないような気がして残念です。

「学期単位のプログラム」としては、UCバークレーへの派遣や北京大学のオンラインプログラムが用意されています。

また期間が短く費用が抑えられる「全学短期派遣プログラム」には、数週間程度のサマープログラムやウインタープログラムがあり、イギリスやアメリカ、タイ、インドネシア、中国などの大学で講義を受けることができます。

上記は東大独自のプログラムですが、東大が加盟する大学連合が主催するプログラムもあり、さらに奨学金制度も見るのが嫌になるくらい存在します。

大学のプログラムを利用せず、学部卒業後に海外の大学院に進学す学生も一定数存在します。「海外の大学院に行きたいんだよね」と言われても驚かないくらいには学内で一般的です。

 

ただ、こんな話を授業で聞きました。

「東大を主席で卒業した友人がハーバードの大学院に進学したんです。でも、ついていけなくてうつ病になりました。ハーバードは世界中から優秀な学生が集まるから、彼でも厳しいんですね」

世界のレベルの高さを垣間見た気がしました。

 

留学とは別に研修制度も設けられています。先日、中国語選択者の一部が台湾研修に行っていました。現地でどのような勉強をしていたのか知りませんが、参加した友人たちはInstagramに食事の様子を繰り返し載せていて、楽しいということだけは伝わってきました。

1学年上の先輩は、その研修で出会った人と恋に落ち、それまで付き合っていた彼氏と別れたそうです。世間一般の東大生のイメージは分かりませんが、恋愛は盛んなような気がします。

 

 

【前編】では、東大のさまざまな留学のプログラムやそれに参加する東大生たちの様子についてお伝えしました。

▶つづきの【後編】では、すでに留学が決まっている学生や、留学生と交流できる学内プログラムについて語っていただきます。__▶▶▶▶▶

 

 

 

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≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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