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東大合格!東大生が社会から優遇される現実と、代わりに差し出している「あるもの」とは?

OTONA SALONE / 2024年3月15日 11時0分

東京大学に通い始めてはや1年。3月10日の合格発表を昨日のことのように覚えています。さんきゅう倉田です。

1年通うと東大の様子や事務的なスケジュールが把握でき、今後の学生生活も予想できます。20年前に通っていた日本大学との違いにも気付きます(一言で言うと、カレーとサッカーくらい違う)。

4~9月、東大の半年間スケジュール

東大は3月10日12時に合格発表があって、2日程度で入学金を振り込みます。その後、語学の選択があり、3月末には駒場キャンパスに出向いて、資料をもらいます。正門の正面にある1号館の教室をひとつずつ回り、学生アルバイトから書類を受け取って、上クラ(自分の所属クラスの一学年上の人たち)と連絡先を交換して、1号館を出ます。

去年は、1号館を出てすぐに「音楽興味ない!?」と声をかけられました。「テント列」です。部活やサークルが文化祭のようにテントを立てて、勧誘活動をしています。このテント列で各団体の説明を聞き、部活やサークルを決めます。

この数日後、同クラ(同じクラス)のみんなと旅行に出かけます。旅行の仕切りは上クラのオリエンテーション長・通称「オリ長」が行います。ぼくらは1泊2日で山中湖に行きました。

その後サークルオリエンテーションがあり、授業が始まります。第一回の授業はzoomで行われ、すべての東大生がzoomアカウントを付与されます。いわゆる有料プランが使用できるので、サークルなどで使う際にも便利です。これ以外にも日経テレコンやMicrosoft365が使用できます。

 

4月中に履修科目を決めなければいけませんが、同じ曜限に行われる授業2つを同時に受けることができません。そのため、試しに1回ずつ授業の様子を見てから決めるようなことはできず、シラバス(詳細な授業計画の資料)を読んで選択します。

5月には本郷キャンパスで行われる「5月祭」があり、「運動会」団体が主催する球技大会があり、ぼくが所属するインタークラスではOB OGが50人以上参加する「インター大コンパ」があって、次から次へと行事が催され、あっという間に時が過ぎていきます。

6月の終わりくらいから期末試験の勉強を始め、7月中旬くらいから試験期間が始まり、8月の頭に試験が終わって、8月の中旬ごろまでにレポートの提出があって、9月末までが夏休みになります。

10月から始まるAセメスター(4-7月がSセメスター、10-1月がAセメスターと呼ばれている)もおおよそ同じです。ずっと忙しいのであっという間です。

 

 

大学生は無料でたくさんの機会を与えられる

入学金と授業料はかかりますが、大学生であるだけで様々な恩恵を受けられます。

入学当初は「大学生であることの副作用は学割くらいしかないな」と思ってて、実際に学割を使う機会が全くないことに気付いてからは、その学割すらも名目だけで何の効果もないと考えていました。

しかし、だんだんと大学生には特権があることに気づきます。

まず、若さを武器に企業や大学の先生に唐突に連絡をしても咎められません。また、取引やインターンでミスや無礼があっても「まあ大学生だし」と見逃されることがあります。

ぼくも授業のグループワークで他の1年生と企画を行った際、締切を守らない、連絡が取れなくなる、フリーライダーが現れるなど不快な事象に遭いました。でも、「大学生なんてそんなもの。責任感もない。都合が悪い時は逃げてしまう」と思っているので、怒ることはありません。注意もしない。東大生であっても他の大学の学生と変わりません。

「無責任で礼節を欠き、利己的であっても許されるのは学生に許容された正当な権利です」とどこかの経営者が言っていました(ぼくは39歳なのでこの権利を行使しません)。そうかもしれません。

 

【前編】では東大生の上半期のスケジュール、大学生ならではのメリットについて教えていただきました。

▶つづきの【後編】では、東大生だからこそ、さらに受けられる恩恵について、代わりに学生たちが提供しなければならないものについて語っていただきます。__▶▶▶▶▶

 

 

≪芸人・元国税局職員 さんきゅう倉田さんの他の記事をチェック!≫

 

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