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昔から細かった私が「メタボ」? 更年期に急激に増える【内臓脂肪】の怖さ

OTONA SALONE / 2024年3月29日 21時0分

「最近、おなかがぽっこり出てきた」などの悩みはありませんか?

日本の女性は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれてきましたが、昨今の研究では平均値は52歳であるとされ、閉経前後の5年間が更年期と定義されています。

更年期にはからだや心のさまざまな不調に悩む女性が多いようです。

更年期女性のお悩みのひとつに「内臓脂肪の増加」があります。

今回は、更年期に増えやすい内臓脂肪への対策法について「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

どんなに食べても太らない体質だから……

イラスト/lely

加奈子さん(49歳)の体験談です。

「もともと童顔で年齢より若くみられるタイプでした。しかも、昔から細身でいくら食べても太らなくて、ダイエットとは無縁だったんです」

かわいらしい顔立ちでスタイルがよい加奈子さんは、周囲からチヤホヤされる人生だったそう。

「正直いうと、自分より太った人を見て優越感に浸ることも多かったですね。ママ友が流行りのダイエットの話や痩せたい談義をしているのを横目に、心の中ではこっそり笑っているタイプでした」

 

 

ウソでしょ?卒業式のスーツが入らない

イラスト/lely

お子さんが無事に第一志望の高校に合格し、喜びのなか、卒業式の準備をしていたときのことです。

「お気に入りのフォーマルワンピースを着るつもりだったのですが、おなかがつかえて着ることができなかったんです。たった数年の間に、太っていたなんて……」

顔まわりや太ももはほとんど変わっていないので、体形の変化に気づかなかったという加奈子さん。

「胸よりもおなかのサイズが大きくなって、おなかもぽっこり……まさか自分が『服がキツイ』というときがくるなんて屈辱です」

姿見鏡にうつる、まるでりんごのようなまんまる体形に、加奈子さんはすっかり落ち込んでしまいました。

 

 

りんご型体形の正体は内臓脂肪?

Photo:O-DAN

内臓脂肪とは、腹部の内臓周りに蓄積される脂肪のことです。

皮膚のすぐ下についている皮下脂肪と比べて、つきやすく落ちやすいのが特徴です。

腹部に脂肪が集中している体形は「りんご型」と呼ばれます。

内臓脂肪型肥満の目安となる腹囲が、男性は85cm以上、女性は90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質のうち2つ以上が基準値から外れると、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と診断されます。

内臓脂肪型肥満の原因は、運動不足や高カロリーな食生活、ストレスなどです。

内臓脂肪がたまると、心臓病や糖尿病、脂質異常症などのリスクが高まるとされています。とくに、内臓脂肪は血管に悪影響を及ぼしやすく、動脈硬化を進行させて、心筋梗塞や脳卒中の原因となる可能性があるため注意が必要です。

 

 

【前編】では、若いときにスリムな人も年齢を重ねるとなりやすい「りんご型体形」の正体についてお伝えしました。

▶つづきの【後編】では、更年期と内臓脂肪の関係、若いときの体型によっては更年期に気を配っておいてほしいこと、内臓脂肪対策におすすめの漢方薬についてお伺いします__▶▶▶▶▶

 

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師 清水みゆき

漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

≪あんしん漢方 薬剤師  清水 みゆきさんの他の記事をチェック!≫

 

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