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新入社員に手を出した40歳女性。不倫の罠にハマった勝ち組女性の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】後編

OTONA SALONE / 2024年4月6日 19時1分

メガバンク新入行員のレンさん(仮名・22歳)の教育に手を焼いていた、営業店の課長のサクラさん(仮名・40歳)。彼と飲みに行った先で『実はママ活をしていた』と打ち明けられて……激動の後編を紹介します。

前編はこちら▶▶裏バイトの経験がある、モンスター新入行員の彼と……罠にハマった女性の末路【エリート銀行員たちの不倫事情】前編

「思考が一時停止しました。週刊誌とかネットニュースなどではよく見るけど、実際に聞くのは初めてでした」

彼は説明しました。「早慶の男子学生とランチがしたい」という需要が、一定数あるとのこと。プラス2万円で2次会、さらに4万円でホテルのオプションもあるようです。オプションをやったことがあるのか尋ねると、彼はこう答えました。

 

『んー。相手次第でしたね。良いなと思う女性には4万円のところを2万円にしていました。それでもお酒は飲みませんでした。お酒は気を許せる人としか飲みません。お酒が入って前後不覚になって、相手とイチャイチャしているとことを旦那さんに見られたりでもしたら、めんどくさいですからね』

「だからこそ早慶の子たちが選ばれるんだな、と思いました。自分を抑えることができる、ある程度の理性的な男子が」

彼はママ活ビジネスについて説明を続けました。『東大とか医学部になってくると、もっとえぐいですよ。精子を売るビジネスがあるんです。大学の先輩から誘われるみたいですね。とりあえず一人で抜いて、その精子を売る。精子がどうなるかは、一切聞かされないらしいです』

『レン君のところにもその精子バイトの話は来たの?』と尋ねると『まさか。慶応だったら医学部だけでしょうね。医学部に行っててもやりませんが……知らないところで子供が生まれるの嫌じゃないですか』と返されました。やはり賢い子だな、と思って見直しかけていたところ、彼は口にしました。

『課長にだったら、やりたいですけどね』と。

 

彼は、とまどう彼女の手を握ってきて… 次のページへ

彼女が戸惑っていると、彼はテーブルの上から手を握ってきました。『俺と寝てくれませんか?』

「ぜんぶ東京のせいだ、と思うことにしました。仕事終わりに居酒屋がある。居酒屋の近くにホテルがある。家に帰っても居場所はなくて虚しいだけ、地域のつながりなんてない。かろうじて誰かと繋がっているのは、会社があるから。私たちは月極で給料をもらっているのから、会社員としてのメリットを享受するのはいいだろう、って」

彼女は頷き、2人はホテルへ向かいました。

 

ホテルに行って……驚きの末路とは

「まず2人でシャワーに入ることになりましたが、彼は若いのにがっついていなくて好印象でした。しばらく夫の体しか見ていなかったのですが、若い男の子の身体って肌も綺麗だし、引き締まっているんですね」

シャワーでお互いの体を洗いあった後、ベッドに向かいました。手をつないできたレンさんは、サクラさんの左手の結婚指輪をするすると抜き、ベッドの脇に放り投げました。

 

サクラさんが目を丸くしていると、レンさんは『今だけは旦那さんのものじゃなくて俺のものになってほしいんです』とつぶやきました。

「もっとひねくれた子かと思っていました。ベッドでも優しい言葉なんか、かけてくれない男の子かと。でもそうじゃなかった」
手が胸に優しく触れて、徐々に下に移動していきます。そして体の中にも……。彼の巧みな愛撫で、サクラさんはあっという間に達してしまいました。

 

「夫とセックスをしている時は、いつも感じているフリをしていたんです。早く終われ!って思いながら…。でも、ときには本当に無理で濡れなくて『もう、やめようか』と言われることもありました。それはそれで、自分の女性としての魅力がないって通告された気がして……どんどん枯れていく毎日だったんです。レンさんと寝てみて、自分がこんなふうに感じることができるということに驚きました。」

 

レンさんが欲を吐き出してくれたことも、彼女は嬉しく思いました。行為が終わった後も、空を漂っているようなふわふわとした感じに包まれていました。

ヨガをやった後よりも調子がいい。そう言うと彼は快活そうに笑いました。

 

彼に抱かれて髪の毛を撫でられているうちに、彼女は眠くなってきてしまいました。1週間の疲れが出たのでしょう。『おやすみなさい、課長。良い夢を』という彼の言葉を最後に、彼女は目を閉じました。

 

彼女を起こしたのは、内線のコール音でした。電話口からは受付の女性の、ぶっきらぼうの声が聞こえてきます。『お客様。時間ですが、延長なさいますか?宿泊なさいますか?』

サクラさんはベッドから起きて辺りを見渡しました。レンさんの姿がありません。『か、帰ります』と慌てて受付の女性に言い、部屋を飛び出しました。

 

フロントで受付の女性からは『お会計は2万円になります』と言われました。『どうしてですか?休憩なら8,000円じゃないんですか?』と彼女が尋ねると『一度目に電話した時に、お客様は出なかったので、自動延長になりました』とフロントの女性は澄ました声で答えました。

「腹が立ちましたが、後ろから別のお客さんも入ってきたこともあり、お金を払おうと財布を広げました。そこで気づいたんです」
彼女のお財布からは、2万円が抜かれていました。

彼女がハマった沼とは 次ページ

そんな彼女がハマった沼とは

「クレジットカードで払いましたよ。足がつくと夫にバレるから、なるべく現金で払いたかったんですけど……」

彼女は他にも、もう一つ失敗を犯しました。ホテルに結婚指輪を忘れてきたのです。

 

「ホテル業界って、忘れ物しても絶対にお客様に電話しちゃいけない決まりになってるんです。郵送もダメ。だから、もう1回ホテルに取りに行かなきゃいけないでしょうね……」

 

幸いクレジットカードの利用通知には「株式会社エクレア」とも記載があり、ラブホテルとは分からないようになっていたとのこと。しかし結婚指輪は取りに行かなくてはなりません。

 

「誰とホテルに行くかって?夫ではないことは確かです。またレンくんですかね。2万円であれだけいい思いをさせてくれるなら、正直安いです。彼が無理だったら、ママ活アプリも試してみようかな。また諭吉をお財布に入れておかなきゃ」と彼女は笑いました。

 

春は出会いの季節。レンくんを超える男の子と、彼女は出会うことができるのでしょうか。

 

<文/綾部まと>

 

≪作家・ライター 綾部まとさんの他の記事をチェック!≫

 

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