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産婦人科医師が教える、「あそこ」の正しい洗い方。顔と同じくらい、丁寧に保湿・マッサージを!

OTONA SALONE / 2024年4月12日 19時30分

デリケートゾーンは正しい洗浄や保湿、マッサージで顔同様にセルフケアをするのが大事だということが徐々に浸透してきています。年齢とともに顔のケアには手をかけるのに、あそこはほったらかしではいけません。
聖順会ジュノ・ヴェスタクリニックの産婦人科医・八田真理子先生に正しいセルフケアを教えてもらいました。

 

デリケートゾーン専用の石鹸を使って

shutterstock.com

これまでデリケートゾーンをセルフケアする習慣がなかった人も多いと思いますが、お顔と同じく丁寧にケアすれば、よい状態をキープすることができます。

最近はデリケートゾーン専用の石鹸や保湿ジェルも増えてきました。粘膜が近い場所なのでやはり専用の石鹸で洗浄し、保湿するのがおすすめです。

顔と体を洗う石鹸は分けている方が多いと思いますが、それと同じです。体を洗う石鹸は洗浄力が強すぎるので、デリケートゾーンに使うと乾燥の原因になることも。弱酸性のやさしい石鹸を選びましょう。

 

 

前から後ろへ向かって洗うのが基本

洗い方は、石鹸を泡立て、指の腹を使って優しくなでるように洗いましょう。洗う場所は、表面の陰毛部分と大陰唇と小陰唇の間、腟の入り口付近です。腟の中まで洗う必要はありません。腟には自浄作用があります。善玉菌である乳酸桿菌が、雑菌やカビの侵入や繁殖をしないよう腟の内部を守っているので、洗いすぎると自浄作用が薄れてしまうのです。

また肛門に付いた大腸菌などが腟に入るのを防ぐため、前から後ろへ向かって洗うのが基本です。皮膚が薄くデリケートな部分なので、ゴシゴシこすったり、爪を立てたりしないようにしましょう。

洗った後もゴシゴシと拭いたりせず、清潔なタオルで軽く押さえて水分を拭き取りましょう。洗浄後は保湿ジェルを塗ってあげれば、乾燥やかゆみを予防することができます。

 

 

腟マッサージで血行を促進

 

「anowa41」。医療機関限定の女性のデリケートゾーンケアジェル。

閉経後は、腟はやせて縮んで萎縮し、水分量もなくなってきます。生物学的には妊娠・出産ができなくなれば、必要がない場所と思われがちですが、人生100年時代がやってきました。

とくに私たち人間は、生殖以外の目的でも一生セックスができます。そのため、パートナーと良い関係を保つ上でセックスに対して積極的で前向きな方はしっかりケアをされていますし、女性として自信に満ち溢れています。

顔や髪の毛もそうですが、手をかければ私たちの体はいくつになっても反応します。顔をマッサージすれば引き上がったり、顔色がよくなるように、腟周りもマッサージすれば、血流の流れがよくなって活性化し、潤いがでてきます。

乾燥しているところは、お顔同様、保湿剤をつけてやさしくマッサージしてあげるとよいでしょう。ジェルやローションはすぐに浸透してしまうので、オイルやクリームのほうがマッサージ向きです。

 

 

【前編】では、八田先生にデリケートゾーンの洗浄方法や保湿の仕方など、知っているようで知らないセルフケアの方法を教えていただきました。

▶つづきの【後編】では、膣マッサージの方法についてイラストつきで解説していきます。また、VIO脱毛や下着選び、生理用品選びなどで気をつけたい点についてもお話をしていただきます。__▶▶▶▶▶

 

 

教えてくれたのは、

聖順会ジュノ・ヴェスタクリニック

理事長・院長

八田真理子先生

1990年聖マリアンナ医科大学医学部卒業。 順天堂大学、千葉大学産婦人科、松戸市立病院産婦人科医長などを経て、98年より父の医院を継承し、聖順会ジュノ・ヴェスタクリニック八田理事長・院長に。 2018年恩賜財団母子愛育会会長賞、19年健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)において厚生労働大臣表彰を受賞。

 

 

 

≪ライター・エディター 垣内栄さんの他の記事をチェック!≫

 

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