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「タダで結婚できる人もいるのに、どうしてお金をかけて婚活しないといけないの?」 不満だらけの婚活が、キャリアップのきっかけに⁉

OTONA SALONE / 2024年4月14日 19時1分

25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。

アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。

今回は、婚活に偏見を持っていた女性の婚活ストーリーを紹介します。

働く女性の婚活百景 #13 後編

 

この記事の【前編】を読む婚活を阻害するのは無意識にもっている偏見? それを払拭させることが婚活成功の秘訣!

 

※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。

偏見を捨て去る「謝罪のワーク」

自分のなかにある偏見を捨てるには、「謝罪のワーク」が有効です。

私はW子さんに、静かな場所で自分と向き合い、心のなかで謝罪をすることを勧めました。

「60代70代で婚活をする人を、介護目的だと決めつけてしまってごめんなさい」

「お金をかけて婚活をがんばろうとしている自分を見下していてごめんなさい」

何歳になっても、婚活をすることはけっして恥ずかしいことではありません。

 

 

「深刻に」ではなくて「真剣に」相手を見つけるために作るリストとは

婚活に「深刻さ」は必要ありませんが、結婚相手を見つけるには、「真剣さ」は必要です。「なんとなく」婚活を続けていても、「この人だ!」と思える相手とはなかなか出会えません。

「こういう人と出会って、こういう結婚生活を送りたい」と真剣に、かつ具体的に願うことで、理想の相手との出会いを引き寄せることができるのです。

そのためには、自分が「どんな人と結婚したいのか」を考える必要があります。

より具体的に理想の相手をイメージするには、年齢や年収ももちろん大事ですが、数字では表せない、見た目だけではわからない望みを掘り下げるのがコツです。

たとえば「一緒に映画を楽しめる人」なら、「映画の趣味が似ていて、感動を共有できる人」がいいのか、「映画が好きなことは譲れないけれど、好みは違ってもいい」のかということまで考えてみましょう。

 

 

「相手に望むリスト」だけでなく「相手にしてあげたいリスト」も

ただ考えるだけでなく、紙に書いてみるとより自分の望みが具現化されます。

「自分が相手に望むことリスト」が書けたら、次に「その人に自分が何をしてあげられるかリスト」を書き出してみましょう。

「自分が相手にしてあげる」という視点を持つことで、どんな結婚生活を送りたいのかを具体的にイメージすることができます。

W子さんの場合、この2つのリストを作った結果、生活に大きな変化が訪れました。W子さんは、結婚をしたら「パートナーに夕食を作ってあげて、一緒に食べたい」と望んでいることに気づきました。ところがいまの仕事は残業が多くて、夕食を作るどころかパートナーと一緒に食事をすることすらできそうにありません。

 

 

「相手にしてあげたいリスト」から見えてきたもの

やりがいはあるものの、いまの仕事は勤務時間が長い割に給料が低く、このままではW子さんが望む結婚生活を送ることは難しそうです。

そこで、転職エージェントに登録したところ、とんとん拍子に次の会社が決まりました。語学と職務経験をかわれて外資系コンサルティング会社からオファーがあり、これまでの倍くらいの年収で、拘束時間の短い仕事に就くことができたのです。

理想の結婚生活をイメージすることで、いまの生活をブラッシュアップしたW子さん。理想の相手と出会うために、いまも真剣に、かつ楽しみながら婚活を続けています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

次回の働く女性の「婚活ストーリー」もどうぞお楽しみに。

 

 

『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)

 

 

≪ライター・エディター 佐藤友美さんの他の記事をチェック!≫

 

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